ラテ飼育格闘日記(290)
そろそろ蒸し暑く、雨が続く時期となってきた。雨と暑さが苦手なラテにとって秋が訪れるまで嫌な時期なのだが、その面倒を見るオトーサンにとってもこれからの数ヶ月はとても気疲れする時期でもある。まったく朝夕の散歩はオトーサンとラテの知恵比べ、根気比べの様を呈してきた感じもするこの頃なのだ。
雨の日の朝、オトーサンは嫌がるラテにレインコートを着せて出かける準備をする。レインコートも両前足がすっぽりと入り込むタイプだとラテの落ち込みが激しいのでいま使っているタイプはかなり簡易的なものだ。
頭というか顔を穴に通し、そこに続く布をお腹に回して背中にかけた部位の両側からをベルクロで止めるだけである。そして最後に尻尾をゴム紐的な部分に通せば完了なのだが、ラテは抵抗こそしなくなったがそれでも嫌だという意志を示そうとするかのようにオトーサンが尻尾を持ってゴム紐部位に通そうとすると「ウ~」と唸る。
昔はこのとき、オトーサンの腕に歯を当てにきたこともあったが、最近はポーズだけで実力行使はしない。その代わりにまるでフリーズしたようにその場に固まってしまうのがいかにも可笑しいが、ラテはそれほどレインコートが嫌なのだ。

※「ラテ、散歩に出かけるよ」と、これはいつもの光景
そんな訳だから雨の日は外に出たくはないらしい。オトーサンだって出ないで済めばありがたいが、ラテが必要以上にオシッコやウンチを我慢してしまうことが懸念されるのでともかく外に連れ出しそうと努力しているわけ…。
レインコートを着てリビングでフリーズしているラテにリードを見せながら「ラテ、散歩に行こう!」と呼びかけるオトーサンにラテは冷たい視線を浴びせる。その目は「オトーサン1人で行ってきたら?」と言っているみたいだが、オイオイそれでは本末転倒だ(笑)。
そんなラテにリードを付けて外に出るが、閉めようとするドアの隙間に鼻面を押し当てて「戻りたい」と主張するラテだ。事実リードを軽く引き「こっちだぞ!」とオトーサンが歩き始めると勇んで着いてくるのが普通だが、雨だとしゃがみ込んで動こうとしないのだ。
強くリードを引くとエントランスのタイルにラテの這いつくばった爪が「ジリリ…」と音を立てるし、首輪にもかなりの力が加わっても反抗しようとするラテを見かねてオトーサンは柔軟外交に切り替える。すなわちリードを引くのを止めてラテの顔にオトーサンの顔を押しつけるように座り込んで説得を試みるとラテは待ってましたとばかり両前足をオトーサンの肩にかけてダッコを要求するのだ(笑)。

※砂場は大好きなようで、リラックスした表情を見せる
小雨が降る中、傘を持ってオトーサンは体重19kgのラテをダッコしたまま、道路まで歩くが女房は「ばっかみたい」とあきれ顔である。
とはいえ連れ出してしまえばこっちのものだからと降ろして散歩を開始するが、寒い時期の朝は女房の通勤に合わせて駅まで喜んで一緒に歩くのにこの時期は途中で路線変更や座り込みが多くなる。ただしこのところオトーサンが注意をしているのは出来るだけ草むらに立ち入らないようにしようということなのだ。無論それはラテのアレルギーの原因、特に肉球を噛んでしまうその原因の多くが数種の草木にあるからだ。

※動物病院で貰ったアレルゲンの原因となる草木。オトーサンは一目で判別できるようにと勉強中なのだ
先般のアレルギー検査では「ギョウギシバ」「ブタクサ」「ハルガヤ」「アザミ」「シラゲガヤ」「セージ(ヨモギ)」「シロザ」といったものに陽性を示した。
それらの花期、すなわち花粉が多く飛ぶ時期は集中しておらず、例えば「ハルガヤ」が5月から7月、「ギョウギシバ」が6月から8月、「ブタクサ」が8月から10月、「セージ(ヨモギ)」が9月から10月そして「アザミ」は春から夏にかけてと秋と冬の季節を除けば連続的に要注意時期なのだから困ったことだ。
動物病院の医師曰く、これだけの草に陽性となったからには検査項目にない草の多くもアレルギーの原因と考えなければならないから散歩は花粉の飛散が多い時間帯を避け、草むらには立ち入らないようにすべき…というが厳密にはまずそれを守るのは無理な話だ。なにしろ公園などに立ち入れば「ギョウギシバ」や「セージ(ヨモギ)」あるいは「ブタクサ」ばかりといった具合だからだ。
それでも意識していたずらに草むらに入ったりするのを避け、自宅に戻ったら特に足は良く洗い、身体全体を拭き、そして丁寧にブラッシングして花粉を落とす努力をしているし、ラテが常駐する場所には強力な空気清浄機もフル回転している。
そんなオトーサンの心づもりをよそに、ラテは地面を嗅ぎ回り、同じ場所を行ったり来たりする反面、横断歩道の近くまで来ると何故か向こうに渡りたがる(笑)。
この娘の思うように歩かせたら、いつ自宅に戻れるかは分からないし第一どこまでいくのやら(笑)。
無論オトーサンはラテにいろいろな体験をさせてやることこそ絆が深まり、ラテの学習能力も増すと考えているからなるべく散歩にしても新しい道を歩くといった工夫もしようと心がけてはいる。とはいえオトーサンの体力や時間的な制約などを考えるとそうそうラテの自由にさせるわけにもいかないのだ。

※「ねぇ、オトーサン...こっちの方が面白そうだよ」と勝手な行動(笑)
雨の朝、オシッコだけして早々に自宅に戻ろうとするラテ。しかしどういうわけか自宅まで後数十メートルといったところまで来たら乾いているコンクリートがあったからか伏せて動かない。
まったく帰りたいのか、歩きたいのか…。もしかしたらラテ自身ももう分からなくなっていてオトーサンに逆らうのが興味の対象になっているのかも知れない(笑)。
オトーサンは「こいつめ…」と思いながらも傘を畳むとそれを待っていたようにラテがまたまたダッコを要求。
その日はダッコで始まり、ダッコで終わるという怠惰な散歩と相成ったが、ラテの暖かい体温とその息吹を感じてオトーサンは満更でもないのであった。
雨の日の朝、オトーサンは嫌がるラテにレインコートを着せて出かける準備をする。レインコートも両前足がすっぽりと入り込むタイプだとラテの落ち込みが激しいのでいま使っているタイプはかなり簡易的なものだ。
頭というか顔を穴に通し、そこに続く布をお腹に回して背中にかけた部位の両側からをベルクロで止めるだけである。そして最後に尻尾をゴム紐的な部分に通せば完了なのだが、ラテは抵抗こそしなくなったがそれでも嫌だという意志を示そうとするかのようにオトーサンが尻尾を持ってゴム紐部位に通そうとすると「ウ~」と唸る。
昔はこのとき、オトーサンの腕に歯を当てにきたこともあったが、最近はポーズだけで実力行使はしない。その代わりにまるでフリーズしたようにその場に固まってしまうのがいかにも可笑しいが、ラテはそれほどレインコートが嫌なのだ。

※「ラテ、散歩に出かけるよ」と、これはいつもの光景
そんな訳だから雨の日は外に出たくはないらしい。オトーサンだって出ないで済めばありがたいが、ラテが必要以上にオシッコやウンチを我慢してしまうことが懸念されるのでともかく外に連れ出しそうと努力しているわけ…。
レインコートを着てリビングでフリーズしているラテにリードを見せながら「ラテ、散歩に行こう!」と呼びかけるオトーサンにラテは冷たい視線を浴びせる。その目は「オトーサン1人で行ってきたら?」と言っているみたいだが、オイオイそれでは本末転倒だ(笑)。
そんなラテにリードを付けて外に出るが、閉めようとするドアの隙間に鼻面を押し当てて「戻りたい」と主張するラテだ。事実リードを軽く引き「こっちだぞ!」とオトーサンが歩き始めると勇んで着いてくるのが普通だが、雨だとしゃがみ込んで動こうとしないのだ。
強くリードを引くとエントランスのタイルにラテの這いつくばった爪が「ジリリ…」と音を立てるし、首輪にもかなりの力が加わっても反抗しようとするラテを見かねてオトーサンは柔軟外交に切り替える。すなわちリードを引くのを止めてラテの顔にオトーサンの顔を押しつけるように座り込んで説得を試みるとラテは待ってましたとばかり両前足をオトーサンの肩にかけてダッコを要求するのだ(笑)。

※砂場は大好きなようで、リラックスした表情を見せる
小雨が降る中、傘を持ってオトーサンは体重19kgのラテをダッコしたまま、道路まで歩くが女房は「ばっかみたい」とあきれ顔である。
とはいえ連れ出してしまえばこっちのものだからと降ろして散歩を開始するが、寒い時期の朝は女房の通勤に合わせて駅まで喜んで一緒に歩くのにこの時期は途中で路線変更や座り込みが多くなる。ただしこのところオトーサンが注意をしているのは出来るだけ草むらに立ち入らないようにしようということなのだ。無論それはラテのアレルギーの原因、特に肉球を噛んでしまうその原因の多くが数種の草木にあるからだ。

※動物病院で貰ったアレルゲンの原因となる草木。オトーサンは一目で判別できるようにと勉強中なのだ
先般のアレルギー検査では「ギョウギシバ」「ブタクサ」「ハルガヤ」「アザミ」「シラゲガヤ」「セージ(ヨモギ)」「シロザ」といったものに陽性を示した。
それらの花期、すなわち花粉が多く飛ぶ時期は集中しておらず、例えば「ハルガヤ」が5月から7月、「ギョウギシバ」が6月から8月、「ブタクサ」が8月から10月、「セージ(ヨモギ)」が9月から10月そして「アザミ」は春から夏にかけてと秋と冬の季節を除けば連続的に要注意時期なのだから困ったことだ。
動物病院の医師曰く、これだけの草に陽性となったからには検査項目にない草の多くもアレルギーの原因と考えなければならないから散歩は花粉の飛散が多い時間帯を避け、草むらには立ち入らないようにすべき…というが厳密にはまずそれを守るのは無理な話だ。なにしろ公園などに立ち入れば「ギョウギシバ」や「セージ(ヨモギ)」あるいは「ブタクサ」ばかりといった具合だからだ。
それでも意識していたずらに草むらに入ったりするのを避け、自宅に戻ったら特に足は良く洗い、身体全体を拭き、そして丁寧にブラッシングして花粉を落とす努力をしているし、ラテが常駐する場所には強力な空気清浄機もフル回転している。
そんなオトーサンの心づもりをよそに、ラテは地面を嗅ぎ回り、同じ場所を行ったり来たりする反面、横断歩道の近くまで来ると何故か向こうに渡りたがる(笑)。
この娘の思うように歩かせたら、いつ自宅に戻れるかは分からないし第一どこまでいくのやら(笑)。
無論オトーサンはラテにいろいろな体験をさせてやることこそ絆が深まり、ラテの学習能力も増すと考えているからなるべく散歩にしても新しい道を歩くといった工夫もしようと心がけてはいる。とはいえオトーサンの体力や時間的な制約などを考えるとそうそうラテの自由にさせるわけにもいかないのだ。

※「ねぇ、オトーサン...こっちの方が面白そうだよ」と勝手な行動(笑)
雨の朝、オシッコだけして早々に自宅に戻ろうとするラテ。しかしどういうわけか自宅まで後数十メートルといったところまで来たら乾いているコンクリートがあったからか伏せて動かない。
まったく帰りたいのか、歩きたいのか…。もしかしたらラテ自身ももう分からなくなっていてオトーサンに逆らうのが興味の対象になっているのかも知れない(笑)。
オトーサンは「こいつめ…」と思いながらも傘を畳むとそれを待っていたようにラテがまたまたダッコを要求。
その日はダッコで始まり、ダッコで終わるという怠惰な散歩と相成ったが、ラテの暖かい体温とその息吹を感じてオトーサンは満更でもないのであった。
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