ラテ飼育格闘日記(461)

天気が不安定なためにラテとの散歩はどうにも極端な傾向にある。気温が下がりまずまずの天気の時には1時間半も歩くが、雨が降れば5分で戻ってしまうというありさま...。とはいえこの5分10分の散歩でもラテは何らかの刺激が欲しいのか不可解な行動をする...。


ラテが外に出るときには当然リードを付けていることでもあり、他のワンコと本当の意味での喧嘩はやったことがない。1度広い公園でノーリードのコーギー犬に前足を噛まれたことはあるが、いわゆる本格的な喧嘩は経験がない...。せいぜい幼犬時代に同じ年頃のワンコたちと遊びの中でお互いに相手へ体当たりし、甘噛みし、歯を剝いて社会性を学んでいた程度だ。

Latte461_01.jpg

※機嫌はいいけど、歩きたくないようです(笑)


さて色々と観察・研究中ではあるが、いまだにオトーサンが分からないことのひとつにラテのストーカー的行動がある。
ラテは保護され一時預かりのご家庭で多くの猫たちと共に3ヶ月ほどを過ごしたという。猫たちは皆年寄りだったことでもありラテが遊びたくても相手にしてくれず、しつこいと猫パンチを食らっていたという(笑)。そんな幼児期の体験からか、ラテは猫好きだ。

そんな幼年期に猫文化の影響を受けたようで、前足を舐めながらその足で顔を撫でる(洗う)といった動作をはじめ、お座りしてもどこか猫背だ(笑)。ともあれ散歩中に猫を見かけると追いかけて近づき遊びたいのか「ピ〜ッ」と悲痛な哀願の鳴き声を立てるが残念ながら当の猫たちにはラテの思いは伝わらず、毛を逆立て攻撃態勢に入るから離れなければ危ない。

Latte461_02.jpg

※足がもつれたオトーサンに「大丈夫?」とラテ


猫を追うのは基本的に好きだから、遊びたいからだとオトーサンは判断している。しかし相手がワンコの場合だとオトーサンにはどうにも納得のいかない...分からない行動を取るラテなのだ。
一昨年にこの場所に引越し後、残念ながらワンコとして鼻面を付き合わせ、時に遊びのポーズを取る相手は柴犬のアンリちゃんしかいない。

後はワンコというよりリードを引いている飼い主さんたちにラテは興味があるようでお会いできたときには精一杯甘えたりする(笑)。
それはともかく、意外なのは散歩中にそのアンリちゃんの姿を遠目に確認したとしてもラテはリードを強く引き、追いかけようとはしない。しかし意外というか…変なのは出会うと双方共にマズルにシワを寄せて唸り、吠え合うワンコになのにその姿を追う姿勢を見せることだ。その真意がどうにも分からない。

しばらく前、近所で3匹ワンコを飼っている家の前を通ったとき、たまたまなのかも知れないがノーリードで遊んでいた3匹ワンコが庭から歩道に飛び出しラテに吠えかかったことがあった。すぐに飼い主さんが出てきたこともあって噛み合いをするといったトラブルにはならなかったが、そのときのラテは側にいた女房に抱きついた(笑)。当然だが怖かったのだろう...。

その後、そのワンコたちと出会うとこれまで以上にお互いが吠え合うようになった。その姿はどう贔屓目に見ても遊びたいとか一緒にいたいという態度ではないが、そうであればそれらのワンコに意図的に近づいたり追いかけたりせず、避けるべきだとオトーサンは思うが、ラテの行動はどうにも真逆なのだ。

Latte461_03.jpg

※相変わらず抱っこが目立つ...


ラテと散歩に出たとき、どちらの方向に向かうかは基本的にラテの意志にまかすようにと考えている。無論散歩に使える時間や天候、そしてオトーサンの体力などによって途中強制的にルートをラテの意志とは違う方向へ変えることはあるわけだが...。

ともかく自宅から出たオトーサンたちは歩道を歩くわけだが、横断歩道を渡り向こう側の歩道を進むといったバリエーションも考えられる。現実にこちら側の歩道の向こうからラテと相性が悪いワンコが歩いてくるとすれば、いたずらに吠え会うこともないからとオトーサンは向こう側に渡ってトラブルを避ける。また場合によっては相手側の飼い主さんが気を遣ってルートを変える場合もある。

Latte461_05.jpg

※ラテの体重は20Kgだが、体も大きい。抱っこ直後をラテの背中から見るとそのサイズを理解していただけると思う(笑)


さて、近所の3匹ワンコだがその家に面している歩道をラテと通るとき、室内でそれを察知するのだろう...3匹が猛烈に吠える。それに釣られてその隣の家のワンコも吠え出す...。しかし近道でもあり吠えられるくらいで遠回りをするのも面倒だからとたまたまそちらの方向に行くときはその道を通るわけだが、ラテはある種の縄張り争いのつもりなのか、あるいは「アタシはいま散歩でオトーサンと一緒なのよ。いいでしょ!」とでも言いたいのか、ワンコたちが鋭い吠え声を上げる中、悠然と進みわざわざその家の道路に面した植え込みでオシッコをする…。

吠え声を聞きながら直進しそのまま通り過ぎるのかと思いきや、3匹ワンコたちの吠え声が止んだ頃に我が娘はなんとUターンして今来た道を戻るのだ(笑)。当然のこと、3匹ワンコたちには申し訳ないがそれを知ってまたまた吠え声を上げるが、ラテは声1つ出さずにゆっくりと通り過ぎる。
オトーサンが見てもそれは嫌がらせとしか思えない行動だし、なにかこの場所で3匹に囲まれて怖い思いをした仕返しをしているようにも思えてしまう(笑)。

さらにその3匹ワンコを散歩中に発見するとラテは時に吠えつつ、リードをぐいぐい引き追いかけようとする。先の嫌がらせはともかく、実際に3匹ワンコに囲まれたら声ひとつあげず女房にすがりついた弱虫ラテなのだから結果は分かるはずだが、なぜ追うのだろうか。

Latte461_04.jpg

※ワンコはけっこう目脂が目立つので常に気にしている必要あり。散歩から戻った時は必ずチェック!


同じように行き帰りにたまたま通る団地に住んでいると思われるコーギー犬も同様だ。これまた初対面からお互いに相性が悪いのか唸り吠え合う仲だったから、遠目にそれと分かればオトーサンも立ち止まったり出来ることならルートを変えたりするようにしている。しかしラテはオトーサンがそれと認識する前にその鋭い嗅覚であのワンコがここを通ったということを知ると凄い勢いでリードを引く。事実相手との距離があることが察せられるときオトーサンも一緒に走ったことがあったが、その勢いは半端ではなく全速力で走る。それまでグタグタ歩いていたラテが…である(笑)。

お互いがもしノーリードで出会えばどちらかが大怪我するまで取っ組み合いをしかねないパワーで追いかけるラテを見ているとこれまた嫌いなら避ければよいと思うし、ましてや追いかけるのは不自然だとオトーサンは思うのだが…。強いワンコであるならある種の狩猟本能が働くということもあるかも知れないが、もともと臆病なラテだから喧嘩をするために追いかけるようにも思えないし、どう考えても冒頭の猫のように近づいて遊びたいという態度ではないのでオトーサンは悩んでしまうのである。



関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員