マイクロソフト 二つ折りBluetoothキーボード、Universal Foldable Keyboard 緊急報告
長い間パソコンを使い続けているが、マイクロソフト製品はこれまでOS以外購入した記憶がない。今回ご紹介する折り畳み式のBluetoothキーボード「Universal Foldable Keyboard (GU5-00014)」が最初の製品だ…。さて冒頭から恐縮だが、本製品をiPhoneあるいはiPadで、さらに仮名漢字変換で使いたいと考える人は最後までお読みいただいた上でご判断願いたい…。
「世の中に小型のキーボードなど他にも色々とあるだろう。なぜマイクロソフトなの?」という声が聞こえるようだが(笑)、私にはひとつの壁がある...。それが仮名漢字入力ユーザーという点だ。
もともと英文タイプライターを仕事で使ってきたから、いわゆるローマ字入力も可能だが入力スピードが格段に仮名漢字入力に分があるから是非にもそれをサポートしたキーボードが欲しいわけだ。

※マイクロソフトBluetooth4.0対応Universal Foldable Keyboardパッケージ
しかし昨今、海外製品は仕方がないものの、国内で企画されたちょっとお洒落なキーボードのキートップにカナ表示がないものが多くなった。さらにローマ字入力ユーザーからはキートップのカナ表記は美的ではないという意見まであるという…。だから選択肢はかなり狭くなっている。
マイクロソフトのビジネスに詳しい訳ではないが、近年同社はOSだけでなくマウスやキーボードのメーカーとしても知られている。ただし個人的には人間工学に基づいた...といわれる一連の製品も1度なりとも欲しいと思ったことは無かった(笑)。
ところで日々大量の文章を書く(入力)1人としてキーボードは重要なアイテムである。一時はサードパーティ製の様々な製品も使ってみたが、結局現在はアップル純正品の愛用者だ。べた褒めするほどの特徴はないものの逆に欠点も少なく使い勝手もよいと考えている。
ただしそれはデスクトップ機での話しで、このBluetoothの純正キーボードをバッグに入れて持ち出そうとは思わない。しかしすでになくてはならないアイテムとなったiPhoneだが、簡単なメッセージならソフトキーボードでなんとかなるが、電車の中などで親指だけで超スピード入力している若い方たちを見ると感心するもののどうにも真似はできない。要は正直長い文章...というか、ビジネス文書といった内容をソフトキーボードで入力することは私には向いていないのだ。
これが自宅や他人がいない空間なら音声認識である程度ストレスなくテキスト入力ができるが人前ではそうもいかない。やはり何らかの小型外付けキーボードが欲しいと試行錯誤してきた。
ということで今回初めてマイクロソフト新製品のキーボード「Universal Foldable Keyboard (GU5-00014)」を手に入れたが、その購入動機の第一は繰り返すが仮名入力もサポートしていること、第二に折り畳み式でコンパクトなこと、第三に防滴仕様なので万一使用中に飲み物などをこぼした際にもトラブルを最小限に抑えてくれる…といった点が気に入った。
さて、本題だが…製品はキーボードを真ん中で二つ折りにするとCDケース並の大きさになる大変コンパクトな製品だ。二つ折りに格納時のサイズは約 125 × 146 × 10.5 mm だから厚みはともかく縦横サイズはCDケースとほぼ同じである。そして重量は約180gだ。

※二つ折りにするとCDケース並の大きさになる
これを開いて広げると電源が入り、閉じれば電源はOFFになる。開いたサイズは約 125.3 × 295.1 × 5.3 mmとなるが、折り畳み接点はマグネット式でありバッグの中などで不用意に開いてキーボードの破損を防ぐのに役立っている。

※キーボードを広げると電源が入る【クリックで拡大】
私は常時持ち歩くiPhone 6s PlusとiPad miniで使おうと考えていたが、マルチOSに対応しており、Windowsタブレット、Windows Phone、iPad/iPhone、Android デバイスにも対応し、さらに最大2台まで、且つ同じOSのデバイスの複数ペアリングも可能という優れものだ。その使用デバイスの切替も、キーボード左上部にあるBluetoothスイッチで簡単に切り替えられる。

※最大2台まで、且つ同じOSのデバイスの複数ペアリングも可能
接続はBluetooth 4.0仕様で充電式リチウムイオンバッテリーが内臓され、フル充電すると約3ヶ月ほどバッテリーは持つというから大変実用的だ。
ペアリングも簡単だった。まずUniversal Foldable Keyboard右上にあるOS選択キーを押して「iPad/iPhone」にする。そして例えばiPhone 6 Plus (iOS9)なら設定/BluetoothをONにしてUniversal Foldable Keyboardの左上にあるBluetoothペアリングキーのひとつを3秒以上長押しする。続いてiPhoneに表示するペアリングのための数字をキーボードで入力しリターンキーを押す。

※OS切替キー
次にiPhone側だが、設定/一般/キーボード/ハードウェアキーボードの順に移動しキーボードの入力設定を「かな入力」か「U.S.」を選択する。また正しくペアリングができていればUniversal Foldable Keyboardの音量調節キーや検索キー、あるいは下段左にあるホームキーなどはきちんと動作する。
さらにこの種のキーボードは本来、整理整頓された机上というより外出先に立ち寄ったカフェのテーブルで使う…といったシチュエーションが多く、飲み物をこぼすといったトラブルにも遭遇しやすいが、本製品は防滴設計なので安心だ。

※Apple純正Bluetoothキーボードと並べてみた
少々馴れが必要なのはキーボードを開いたときのキートップの位置だろうか...。何故ならキーボードを真っ二つに折り畳みするため中央部に空間があり、キートップははっきりと左右に別れているからだ。ただし実際に使ってみるとすぐに慣れてほとんど苦にならなかった。
そしてフルサイズのキーセットは打鍵の感触もまずまずで使い勝手は悪くない。残念ながらシャツのポケットには入らないがバッグやポーチといった類であれば端っこに放り込んでおけば文章入力は百人力だ。

※ iPad miniで使ってみたが...
【ご注意】
ということでハードウェアの出来はなかなか実用的で携帯性に優れたよい製品だと思う。ただし後述するように iOSの仮名漢字入力問題を除けば…である。したがってローマ字入力ユーザーには何の問題もないと思うが、私同様 iOSの仮名漢字入力で使おうとお考えの方がいらしたら購入は控えた方がよい…。
なぜならペアリングも簡単に済み、早速仮名漢字入力モードにしてからキーひとつひとつを確認したところ、「へ」「ろ」など数個のキー入力が正しくできないことがわかった。念のためにとマイクロソフトのサポートに電話して確認したが、その返事が酷すぎた…。
ちなみに少し詳しくご報告すると、キーの「へ」や「ろ」を押しても入力されない。また「む」を押すと「へ」が入力されるといった感じでキーボード右端の5個のキーが正しく使えないのである。ただし直接の原因は iOS側にあることは知っていた。だから何か手立てがあるやなしやを問い合わせたのだが...。
「世の中に小型のキーボードなど他にも色々とあるだろう。なぜマイクロソフトなの?」という声が聞こえるようだが(笑)、私にはひとつの壁がある...。それが仮名漢字入力ユーザーという点だ。
もともと英文タイプライターを仕事で使ってきたから、いわゆるローマ字入力も可能だが入力スピードが格段に仮名漢字入力に分があるから是非にもそれをサポートしたキーボードが欲しいわけだ。

※マイクロソフトBluetooth4.0対応Universal Foldable Keyboardパッケージ
しかし昨今、海外製品は仕方がないものの、国内で企画されたちょっとお洒落なキーボードのキートップにカナ表示がないものが多くなった。さらにローマ字入力ユーザーからはキートップのカナ表記は美的ではないという意見まであるという…。だから選択肢はかなり狭くなっている。
マイクロソフトのビジネスに詳しい訳ではないが、近年同社はOSだけでなくマウスやキーボードのメーカーとしても知られている。ただし個人的には人間工学に基づいた...といわれる一連の製品も1度なりとも欲しいと思ったことは無かった(笑)。
ところで日々大量の文章を書く(入力)1人としてキーボードは重要なアイテムである。一時はサードパーティ製の様々な製品も使ってみたが、結局現在はアップル純正品の愛用者だ。べた褒めするほどの特徴はないものの逆に欠点も少なく使い勝手もよいと考えている。
ただしそれはデスクトップ機での話しで、このBluetoothの純正キーボードをバッグに入れて持ち出そうとは思わない。しかしすでになくてはならないアイテムとなったiPhoneだが、簡単なメッセージならソフトキーボードでなんとかなるが、電車の中などで親指だけで超スピード入力している若い方たちを見ると感心するもののどうにも真似はできない。要は正直長い文章...というか、ビジネス文書といった内容をソフトキーボードで入力することは私には向いていないのだ。
これが自宅や他人がいない空間なら音声認識である程度ストレスなくテキスト入力ができるが人前ではそうもいかない。やはり何らかの小型外付けキーボードが欲しいと試行錯誤してきた。
ということで今回初めてマイクロソフト新製品のキーボード「Universal Foldable Keyboard (GU5-00014)」を手に入れたが、その購入動機の第一は繰り返すが仮名入力もサポートしていること、第二に折り畳み式でコンパクトなこと、第三に防滴仕様なので万一使用中に飲み物などをこぼした際にもトラブルを最小限に抑えてくれる…といった点が気に入った。
さて、本題だが…製品はキーボードを真ん中で二つ折りにするとCDケース並の大きさになる大変コンパクトな製品だ。二つ折りに格納時のサイズは約 125 × 146 × 10.5 mm だから厚みはともかく縦横サイズはCDケースとほぼ同じである。そして重量は約180gだ。

※二つ折りにするとCDケース並の大きさになる
これを開いて広げると電源が入り、閉じれば電源はOFFになる。開いたサイズは約 125.3 × 295.1 × 5.3 mmとなるが、折り畳み接点はマグネット式でありバッグの中などで不用意に開いてキーボードの破損を防ぐのに役立っている。

※キーボードを広げると電源が入る【クリックで拡大】
私は常時持ち歩くiPhone 6s PlusとiPad miniで使おうと考えていたが、マルチOSに対応しており、Windowsタブレット、Windows Phone、iPad/iPhone、Android デバイスにも対応し、さらに最大2台まで、且つ同じOSのデバイスの複数ペアリングも可能という優れものだ。その使用デバイスの切替も、キーボード左上部にあるBluetoothスイッチで簡単に切り替えられる。

※最大2台まで、且つ同じOSのデバイスの複数ペアリングも可能
接続はBluetooth 4.0仕様で充電式リチウムイオンバッテリーが内臓され、フル充電すると約3ヶ月ほどバッテリーは持つというから大変実用的だ。
ペアリングも簡単だった。まずUniversal Foldable Keyboard右上にあるOS選択キーを押して「iPad/iPhone」にする。そして例えばiPhone 6 Plus (iOS9)なら設定/BluetoothをONにしてUniversal Foldable Keyboardの左上にあるBluetoothペアリングキーのひとつを3秒以上長押しする。続いてiPhoneに表示するペアリングのための数字をキーボードで入力しリターンキーを押す。

※OS切替キー
次にiPhone側だが、設定/一般/キーボード/ハードウェアキーボードの順に移動しキーボードの入力設定を「かな入力」か「U.S.」を選択する。また正しくペアリングができていればUniversal Foldable Keyboardの音量調節キーや検索キー、あるいは下段左にあるホームキーなどはきちんと動作する。
さらにこの種のキーボードは本来、整理整頓された机上というより外出先に立ち寄ったカフェのテーブルで使う…といったシチュエーションが多く、飲み物をこぼすといったトラブルにも遭遇しやすいが、本製品は防滴設計なので安心だ。

※Apple純正Bluetoothキーボードと並べてみた
少々馴れが必要なのはキーボードを開いたときのキートップの位置だろうか...。何故ならキーボードを真っ二つに折り畳みするため中央部に空間があり、キートップははっきりと左右に別れているからだ。ただし実際に使ってみるとすぐに慣れてほとんど苦にならなかった。
そしてフルサイズのキーセットは打鍵の感触もまずまずで使い勝手は悪くない。残念ながらシャツのポケットには入らないがバッグやポーチといった類であれば端っこに放り込んでおけば文章入力は百人力だ。

※ iPad miniで使ってみたが...
【ご注意】
ということでハードウェアの出来はなかなか実用的で携帯性に優れたよい製品だと思う。ただし後述するように iOSの仮名漢字入力問題を除けば…である。したがってローマ字入力ユーザーには何の問題もないと思うが、私同様 iOSの仮名漢字入力で使おうとお考えの方がいらしたら購入は控えた方がよい…。
なぜならペアリングも簡単に済み、早速仮名漢字入力モードにしてからキーひとつひとつを確認したところ、「へ」「ろ」など数個のキー入力が正しくできないことがわかった。念のためにとマイクロソフトのサポートに電話して確認したが、その返事が酷すぎた…。
ちなみに少し詳しくご報告すると、キーの「へ」や「ろ」を押しても入力されない。また「む」を押すと「へ」が入力されるといった感じでキーボード右端の5個のキーが正しく使えないのである。ただし直接の原因は iOS側にあることは知っていた。だから何か手立てがあるやなしやを問い合わせたのだが...。
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