IIJ4U が IIJmioサービスへ統合に見る〜私的インターネット雑感
個人としてプロバイダと契約しインターネットを利用し始めたのは1996年11月27日だった。これはISPであるIIJ4Uの「お客様情報」ページに "申込み日" として記録されているから確かだ。ということはすでに丸19年にもなるわけだ。そのIIJ4Uサービスが来年3月で終了し IIJmioサービスへ統合されるという...。
まさに時代は変わりゆく...ということだが、私がインターネットに手を染めるようになった時代は現在のようにプロバイダが乱立していたわけでもなく選択肢は狭かった。それにいわゆる回線の太さ(バックボーン)といった点や安定したサービスをと考え、(株)インターネットイニシアティブのIIJ4Uを選び今日まで使い続け来た。そのIIJ4U が IIJmioに統合されるというのだから...何とも寂しい。
あらためて1996年末にインターネットイニシアティブから届いた IIJ4U 申込みに際して登録完了となったことを知らせる文書によれば、それまでにもPPPログイン名やアカウント名を所有しており、同社のダイアルアップ接続サービスの利用はもっと早い時期から使っていたようだがすでに忘却の彼方だ...。

※IIJ4U の契約内容確認ページを見るとサービス開始日は1996年11月27日と記されている
そもそもインターネットイニシアティブは外資系企業を除けば、日本で最初に(1993年11月)インターネット接続の商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダだ。企業の根幹は法人及びISP事業者に対するエンタープライズ・サービスの提供だったが、1996年に個人向けサービスとしてIIJ4Uサービスを開始した。
ではIIJ4UとIIJmioの違いはどこにあるのだろうか...。
インターネットイニシアティブのホームページの説明によれば、IIJ4Uがインターネット利用に必要と思われる機能(メール、Web など)をあらかじめセットして提供するブランドであるのに対してIIJmioは、インターネットを利用するにあたり、ほしい機能だけをユーザーの好みに合わせてセレクトできるブランドであり、両者は品質に格差はないとされる。しかしIIJ4U ユーザーの印象とすれば IIJmioは IIJ4Uの下位ブランドという認識があったことも事実だが...。
ともあれ1996年加入時に送られてきた「IIJ4U ユーザーズガイド」を見るとまさしく時代を感じる。このような製本されたガイドブックを用意する時代だったわけだ...。
さらにこのガイドブックとは別に「IIJ4Uサービス登録完了のお知らせ」というA4の印刷物が届き、そこには契約事項と共にインターネット接続に不可欠なアカウント設定データ...すなわちログイン名、パスワード、メールアドレスなどなどが明記されている。

※当時サービス加入と同時に送られてきた「IIJ4U ユーザーズガイド」表紙
そういえば足掛け20年もの間、プロバイダを変えることはなかったが、それはISPそのものに致命的なトラブルや障害がなかったことでもある。但しそれぞれのサービスは無論専用回線ではなく、いわゆるベストエフォートだとして与えられたスピード環境は甘んじて受けてきたが、これからの時代は回線品質やサービスの劣化についての自己弁護に過ぎない言い訳とも受け取れるケースもあると思うので各サービス業者も安穏とはしていられないと思う。
さて振り返れば、インターネットといっても最初はISDNだった。電話をかけながら64kbpsでインターネットに接続ができた。また2回線を束ねて128kbpsの高速通信を行うことも可能だった。その後ADSLになっても最初は1.5Mbpsの契約からスタートし、2002年19日にADSL 8Mに、2004年8月にはADSLモアIII(12M)を申し込む。当時の記録を見ると下りの最大スピードは6Mbpsほど出ていたようだ。

※最初期のインターネットサービスはISDNだった。写真は当時使っていたYAMAHA製 ISDNルーター
フレッツ光接続になったのは2007年1月からだった。引っ越しした場所ではADSLが干渉を受けて使えないことがわかり、ある意味仕方なく初めて光接続を申し込んだ。さらに2013年10月に現住所に引っ越したときBフレッツはマンション設備の関係でVDSLとなったがそのまま使ってきた...。
そして今年(2015年)5月に “フレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ” にアップデートし現在に至っている。
こうして振り返ってみるとその都度、様々な体験がありトラブルにも見舞われあたふたし、にわか勉強しつつ問題解決に奔走したことを思い出す。とはいっても白状すればネットワークおよび情報機器類への知識を系統だって学んだわけではないのでそのほとんどが試行錯誤による体験だったが、さらに友人に助けられてここまでたどり着いたというのが実感である…。
IIJ4U が IIJmioサービスへ移行されるにしても私の場合は特になにかを設定し直すということは必要ないようだ。問題はこれまでどうりにインターネットイニシアティブにお世話になるか、あるいはこの機会にプロバイダを変えることにメリットを見いだせるかが問題だ...。現行のアクセススピードに関しても100%納得しているわけではないが、ここまで付き合ってきたのだからまずは IIJmioへの統合を体験してから判断しても遅くはないと考えているのだが...。
まさに時代は変わりゆく...ということだが、私がインターネットに手を染めるようになった時代は現在のようにプロバイダが乱立していたわけでもなく選択肢は狭かった。それにいわゆる回線の太さ(バックボーン)といった点や安定したサービスをと考え、(株)インターネットイニシアティブのIIJ4Uを選び今日まで使い続け来た。そのIIJ4U が IIJmioに統合されるというのだから...何とも寂しい。
あらためて1996年末にインターネットイニシアティブから届いた IIJ4U 申込みに際して登録完了となったことを知らせる文書によれば、それまでにもPPPログイン名やアカウント名を所有しており、同社のダイアルアップ接続サービスの利用はもっと早い時期から使っていたようだがすでに忘却の彼方だ...。

※IIJ4U の契約内容確認ページを見るとサービス開始日は1996年11月27日と記されている
そもそもインターネットイニシアティブは外資系企業を除けば、日本で最初に(1993年11月)インターネット接続の商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダだ。企業の根幹は法人及びISP事業者に対するエンタープライズ・サービスの提供だったが、1996年に個人向けサービスとしてIIJ4Uサービスを開始した。
ではIIJ4UとIIJmioの違いはどこにあるのだろうか...。
インターネットイニシアティブのホームページの説明によれば、IIJ4Uがインターネット利用に必要と思われる機能(メール、Web など)をあらかじめセットして提供するブランドであるのに対してIIJmioは、インターネットを利用するにあたり、ほしい機能だけをユーザーの好みに合わせてセレクトできるブランドであり、両者は品質に格差はないとされる。しかしIIJ4U ユーザーの印象とすれば IIJmioは IIJ4Uの下位ブランドという認識があったことも事実だが...。
ともあれ1996年加入時に送られてきた「IIJ4U ユーザーズガイド」を見るとまさしく時代を感じる。このような製本されたガイドブックを用意する時代だったわけだ...。
さらにこのガイドブックとは別に「IIJ4Uサービス登録完了のお知らせ」というA4の印刷物が届き、そこには契約事項と共にインターネット接続に不可欠なアカウント設定データ...すなわちログイン名、パスワード、メールアドレスなどなどが明記されている。

※当時サービス加入と同時に送られてきた「IIJ4U ユーザーズガイド」表紙
そういえば足掛け20年もの間、プロバイダを変えることはなかったが、それはISPそのものに致命的なトラブルや障害がなかったことでもある。但しそれぞれのサービスは無論専用回線ではなく、いわゆるベストエフォートだとして与えられたスピード環境は甘んじて受けてきたが、これからの時代は回線品質やサービスの劣化についての自己弁護に過ぎない言い訳とも受け取れるケースもあると思うので各サービス業者も安穏とはしていられないと思う。
さて振り返れば、インターネットといっても最初はISDNだった。電話をかけながら64kbpsでインターネットに接続ができた。また2回線を束ねて128kbpsの高速通信を行うことも可能だった。その後ADSLになっても最初は1.5Mbpsの契約からスタートし、2002年19日にADSL 8Mに、2004年8月にはADSLモアIII(12M)を申し込む。当時の記録を見ると下りの最大スピードは6Mbpsほど出ていたようだ。

※最初期のインターネットサービスはISDNだった。写真は当時使っていたYAMAHA製 ISDNルーター
フレッツ光接続になったのは2007年1月からだった。引っ越しした場所ではADSLが干渉を受けて使えないことがわかり、ある意味仕方なく初めて光接続を申し込んだ。さらに2013年10月に現住所に引っ越したときBフレッツはマンション設備の関係でVDSLとなったがそのまま使ってきた...。
そして今年(2015年)5月に “フレッツ光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ” にアップデートし現在に至っている。
こうして振り返ってみるとその都度、様々な体験がありトラブルにも見舞われあたふたし、にわか勉強しつつ問題解決に奔走したことを思い出す。とはいっても白状すればネットワークおよび情報機器類への知識を系統だって学んだわけではないのでそのほとんどが試行錯誤による体験だったが、さらに友人に助けられてここまでたどり着いたというのが実感である…。
IIJ4U が IIJmioサービスへ移行されるにしても私の場合は特になにかを設定し直すということは必要ないようだ。問題はこれまでどうりにインターネットイニシアティブにお世話になるか、あるいはこの機会にプロバイダを変えることにメリットを見いだせるかが問題だ...。現行のアクセススピードに関しても100%納得しているわけではないが、ここまで付き合ってきたのだからまずは IIJmioへの統合を体験してから判断しても遅くはないと考えているのだが...。
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