ラテ飼育格闘日記(287)
ラテはこの6月10日で6歳の誕生日を迎える。幼犬時代と比べると当然のことながらその行動に大きな変化があるし、顔つきも随分と変わってきたように思える。ワンコにも個性があるのだろうが、ラテはいわゆるネオテニーというかいつまでも子供のような行動をする反面、知能的にはかなり高度な学習能力と先を予測する能力を備えているようだ。
このところ、オトーサンはつくづく感じる。毎日はラテとの知恵比べ、根比べだと(笑)。
6歳近くになり確かにその行動には落ち着きが感じられる。
幼犬時代は散歩中、落ちてくる葉っぱに飛び退き、風で飛んでくるビニール袋に怯え、鳩や野鳥類を追いかけ、口に入りそうなものは何でも咥えていたから本当に目が離せないでいた。
また甘噛みはかなりのものだったし、ペットボトル、靴ベら、スリッパ、木製家具などはもとより、寝起きしていた樹脂製のハウスまで囓ってボロボロにしたラテだった。
オトーサンの手もラテが遊びの時に歯を当てたり、甘噛みされたりで生傷が絶えなかったものだ。無論本気で噛むことはなかったがお尻を触ったりすれば「ウ〜」といううなり声と共にむき出した歯を当てにきたものだ。

※「ワンコ稼業も楽ではないのよ...」と?大あくび
正直最初は痛いのは無論、ラテがどの程度まで本気で怒るのかが分からなかったこともありこのまま甘噛みが本噛みになるのかと気が気ではなかった。しかし次第に要領が分かってきたこともあり、歯を当てられながらも身体を触るのを続けたし、意識的にオヤツはオトーサンの指先から食べさせ、食事の時にもわざとオトーサンが多々手を出して餌を取ったり増やしたりしたが攻撃されることはなかった。
また面白いものでオトーサンやオカーサンに歯を当てた後は明らかに「しまった!」と思っているフシがあることだ。なぜならその後、慌てるように舐めに近づいたり、そこにオヤツがあっても食べないといったいつもとは違う行動をとる…。
そんなことを繰り返してここまで来たが、最近は歩き方もかなりゆっくりしてきた感じがするし、無論オトーサンたちに歯を当てることはない。散歩から帰り、足を洗うときに肉球が滲みて痛いときには「ウ〜」と唸り、オトーサンの洗っている手に歯をむいたラテだったが、最近は痛いことを意思表示するためか唸るには唸るが歯をむくことはなくなった。
散歩ひとつにしてもオトーサンはラテが何を考えているかを考えながら次の行動を起こそうといつも考えている。
なぜいつもの道を行かずにこちらに行きたがるのか、そこで何故Uターンして戻ろうとするのか、他にワンコの姿も見えないので遠吠えのような声を上げるのか。またなぜある日の帰り道の歩き方は見るからにつまらなそうにノタノタと歩くのか…などを観察しつつなるべくラテを楽しませようとしながら、限られた時間とオトーサンの体力を考え散歩を楽しむようにしている。

※「ねぇねぇ、ボビーのオトーサン、アタシの話し聞いてくれる?」とでも言いたいのか、大好きな飼い主さんに甘える
とはいえラテの方はオトーサンが夕刻に宅急便が届くのでそれまでに帰りたいと思っている…などは分かるはずもない。そして風邪をこじらせようが、ぎっくり腰だろうが、あるいは腕が肩より上がらないほど痛いといった場合でも容赦はしてくれない(笑)。というか、オトーサンの機嫌が良いか悪いかは分かっているようでもあるがこちらの都合などには無頓着である。したがってラテにしてみれば「なぜいつもはこっちに行ってくれるのに今日はダメなの?」が理解できないに違いない。
そのせめぎ合いの毎日なわけだし、オトーサンなりにラテの思考回路の一端は分かったと言うより理解できつつあると思っているが、ラテはオトーサンの都合など何処吹く風だから、そこで多少の摩擦も起こる。
何しろ室内でウンチはもとよりオシッコもしなくなったからと毎日朝夕の散歩を優先して実行してきたが、ラテはその日の気分で態度はがらりと違う。
「早く散歩に行こうよ、オトーサン!」とでも行っているのだろうか、いつもの時間が近づくと口を開け笑顔で催促する日があるかと思えばオトーサンがリードを持ち「ラテ!散歩に行くぞ」と呼んでも出窓のタタキから下りてこない日もある。
またリードを付けて玄関の外に出た途端に締めたドアの隙間に鼻面を押し当てて「戻りたい、行きたくない」という態度に出るときもある。
オトーサンだって足にサポーターを、腰にコルセットをはめて喜び勇んで散歩に行きたいわけではない(笑)。ラテの健康のためだと思っているから無理しているのに我が娘は時に非協力的な態度に出るときもある。

※小さな公園の入り口で何を考えているのかしばし動かないラテ(笑)
仕方がないのでオトーサンが両腕を出すと我が娘は待ってましたとばかりオトーサンに抱っことなる。これから散歩に行こうとする玄関から抱っこなのだ。
オトーサンは19Kgもある太めの我が娘を胸に抱き、道路まで出る。これでは足腰が治るはずもない…。
それから時に散歩自体がスムーズに運ばないこともある。
ワンコだからして地面や草木をクンクンと嗅ぎ回ることには理解を示すオトーサンだが、度が過ぎるとさすがにイライラする。
さきほどから10数分経ってているのに2,3メートルも進んでいないとなれば強制撤去するしかない(笑)。また向こうにワンコの姿を見つけると無視を装う場合や吠え始めるのは分かりやすいが、なにを考えているのか…そこに座り込み、向こうのワンコがこちらに来るまで待つ姿勢をとることもある。
待つほどなのだからお気に入りのワンコで新しい友達になれるのかと思えば、涼しい顔で待っていたにもかかわらず、いざ間近に迫ると鼻にシワを寄せて猛烈に吠え始める(笑)。

※身体を綺麗にした後、安心したのか軽い寝息を立て始める...
これではなかなか前に進まないのである。それに季節はラテの大嫌いな梅雨時を迎え、気温が高くなってくるとますます歩かなくなってくるのは明白だ。
オトーサンとラテの腹の読み合いはこれからが本番なのである。
このところ、オトーサンはつくづく感じる。毎日はラテとの知恵比べ、根比べだと(笑)。
6歳近くになり確かにその行動には落ち着きが感じられる。
幼犬時代は散歩中、落ちてくる葉っぱに飛び退き、風で飛んでくるビニール袋に怯え、鳩や野鳥類を追いかけ、口に入りそうなものは何でも咥えていたから本当に目が離せないでいた。
また甘噛みはかなりのものだったし、ペットボトル、靴ベら、スリッパ、木製家具などはもとより、寝起きしていた樹脂製のハウスまで囓ってボロボロにしたラテだった。
オトーサンの手もラテが遊びの時に歯を当てたり、甘噛みされたりで生傷が絶えなかったものだ。無論本気で噛むことはなかったがお尻を触ったりすれば「ウ〜」といううなり声と共にむき出した歯を当てにきたものだ。

※「ワンコ稼業も楽ではないのよ...」と?大あくび
正直最初は痛いのは無論、ラテがどの程度まで本気で怒るのかが分からなかったこともありこのまま甘噛みが本噛みになるのかと気が気ではなかった。しかし次第に要領が分かってきたこともあり、歯を当てられながらも身体を触るのを続けたし、意識的にオヤツはオトーサンの指先から食べさせ、食事の時にもわざとオトーサンが多々手を出して餌を取ったり増やしたりしたが攻撃されることはなかった。
また面白いものでオトーサンやオカーサンに歯を当てた後は明らかに「しまった!」と思っているフシがあることだ。なぜならその後、慌てるように舐めに近づいたり、そこにオヤツがあっても食べないといったいつもとは違う行動をとる…。
そんなことを繰り返してここまで来たが、最近は歩き方もかなりゆっくりしてきた感じがするし、無論オトーサンたちに歯を当てることはない。散歩から帰り、足を洗うときに肉球が滲みて痛いときには「ウ〜」と唸り、オトーサンの洗っている手に歯をむいたラテだったが、最近は痛いことを意思表示するためか唸るには唸るが歯をむくことはなくなった。
散歩ひとつにしてもオトーサンはラテが何を考えているかを考えながら次の行動を起こそうといつも考えている。
なぜいつもの道を行かずにこちらに行きたがるのか、そこで何故Uターンして戻ろうとするのか、他にワンコの姿も見えないので遠吠えのような声を上げるのか。またなぜある日の帰り道の歩き方は見るからにつまらなそうにノタノタと歩くのか…などを観察しつつなるべくラテを楽しませようとしながら、限られた時間とオトーサンの体力を考え散歩を楽しむようにしている。

※「ねぇねぇ、ボビーのオトーサン、アタシの話し聞いてくれる?」とでも言いたいのか、大好きな飼い主さんに甘える
とはいえラテの方はオトーサンが夕刻に宅急便が届くのでそれまでに帰りたいと思っている…などは分かるはずもない。そして風邪をこじらせようが、ぎっくり腰だろうが、あるいは腕が肩より上がらないほど痛いといった場合でも容赦はしてくれない(笑)。というか、オトーサンの機嫌が良いか悪いかは分かっているようでもあるがこちらの都合などには無頓着である。したがってラテにしてみれば「なぜいつもはこっちに行ってくれるのに今日はダメなの?」が理解できないに違いない。
そのせめぎ合いの毎日なわけだし、オトーサンなりにラテの思考回路の一端は分かったと言うより理解できつつあると思っているが、ラテはオトーサンの都合など何処吹く風だから、そこで多少の摩擦も起こる。
何しろ室内でウンチはもとよりオシッコもしなくなったからと毎日朝夕の散歩を優先して実行してきたが、ラテはその日の気分で態度はがらりと違う。
「早く散歩に行こうよ、オトーサン!」とでも行っているのだろうか、いつもの時間が近づくと口を開け笑顔で催促する日があるかと思えばオトーサンがリードを持ち「ラテ!散歩に行くぞ」と呼んでも出窓のタタキから下りてこない日もある。
またリードを付けて玄関の外に出た途端に締めたドアの隙間に鼻面を押し当てて「戻りたい、行きたくない」という態度に出るときもある。
オトーサンだって足にサポーターを、腰にコルセットをはめて喜び勇んで散歩に行きたいわけではない(笑)。ラテの健康のためだと思っているから無理しているのに我が娘は時に非協力的な態度に出るときもある。

※小さな公園の入り口で何を考えているのかしばし動かないラテ(笑)
仕方がないのでオトーサンが両腕を出すと我が娘は待ってましたとばかりオトーサンに抱っことなる。これから散歩に行こうとする玄関から抱っこなのだ。
オトーサンは19Kgもある太めの我が娘を胸に抱き、道路まで出る。これでは足腰が治るはずもない…。
それから時に散歩自体がスムーズに運ばないこともある。
ワンコだからして地面や草木をクンクンと嗅ぎ回ることには理解を示すオトーサンだが、度が過ぎるとさすがにイライラする。
さきほどから10数分経ってているのに2,3メートルも進んでいないとなれば強制撤去するしかない(笑)。また向こうにワンコの姿を見つけると無視を装う場合や吠え始めるのは分かりやすいが、なにを考えているのか…そこに座り込み、向こうのワンコがこちらに来るまで待つ姿勢をとることもある。
待つほどなのだからお気に入りのワンコで新しい友達になれるのかと思えば、涼しい顔で待っていたにもかかわらず、いざ間近に迫ると鼻にシワを寄せて猛烈に吠え始める(笑)。

※身体を綺麗にした後、安心したのか軽い寝息を立て始める...
これではなかなか前に進まないのである。それに季節はラテの大嫌いな梅雨時を迎え、気温が高くなってくるとますます歩かなくなってくるのは明白だ。
オトーサンとラテの腹の読み合いはこれからが本番なのである。
- 関連記事