ラテ飼育格闘日記(283)

少し前にはダウンを着込んでも寒い日が続いていたが、ここの所は夏日だったりして暖かいどころか暑い日になったかと思うと雨が続くといった定まらない天気が多い。雨と暑さが嫌いなラテはすでに夏場のグウタラモードを彷彿とさせる行動を示し始めたりしてオトーサンを手こずらさせている。                                                                                                                               
雨の日にはレインコートを着せる。ラテが嫌がるのはよく承知しているものの、毛足が長目のラテはレインコートがなければ散歩の後始末が非常に大変だから仕方がないのだ。
レインコートを着せても頭と首回り、四つ足ならびにお尻と尻尾はびしょ濡れだし、泥濘などを歩くからして肉球や四つ足の体毛などに塵芥が絡まって簡単に落ちないこともある…。
帰ってから玄関のたたきの縁に汚れても良いマットを引いてまずはそこに座らせ、レインコートと首輪を外した後に乾いたタオルを使い雨で濡れた全身を空拭きしてあげる。
特に強い雨の中を歩いた時は頭や顔から水滴が滴り落ちるわけで、オトーサンが差し出すタオルにラテは自分から頭を突っ込んでくる(笑)。

Latte283_01.jpg

※レインコートを着せるとこんな感じでフリーズしたように動かなくなる(笑)


タオルで空拭きした後はまず四つ足をぬるま湯で洗い拭く。その時の汚れ具合で身体の方の汚れもある程度想像できるわけだが、ボディの方は市販の犬用ウエットペーパーで雨の臭いを消し、汚れを丁寧に落とす。したがってウエットぺーパーはかなり使うし、汚れの多いときには大判のシャンプータオルという簡易シャンプーといったほどにボディに湿り気をもたらすものを使うが、とにかく全身を拭き掃除だ。
ラテもいつもの手順は分かっているから特に抵抗することもなく、オトーサンのなすがままにしているが、やはり雨の後は嫌なのかいつもよりは心なしかオトーサンに協力的でもある。

Latte283_02.jpg

※「あたし、雨って嫌いなんだってばぁ」とカフェに避難(笑)。先週の写真と同じみたいだがこれは別の日に撮影!


一端雨で濡れた身体を空拭きしてから再度シャンプータオルでびしょ濡れにし、水分吸収が優れているタオルでまたまた丁寧に拭いていく。頭や顔は勿論だが四つ足の肉球の間、いわゆる脇の下、お腹そして股とお尻、最後に尻尾といった具合だ。しかし小雨の場合ならこうした対処で済むが強い雨の中を帰ってきたときにはこれだけでは体毛が乾かないので最後にはドライヤーのお出ましとなる。
幸いラテはドライヤーの熱さえ気を付ければ嫌がったり怖がったりしないので熱くしないように注意をしながら乾きが悪い部位を中心にドライヤーを使い回す。

Latte283_06.jpg

※天気雨の空には綺麗な虹がかかっていた!


完全に乾いた後は仕上げのブラッシングだ。オトーサンはラテのために3種類のブラシを用意しているが、汚れが目立ち前記したようにシャンプータオルを使った場合には地肌まで届く金属ブラシで丁寧に毛並みをほぐして整えていく。
ラテの体毛は首回りから腰に至る背中部分に巻き毛となっている箇所があるからブラッシングを丁寧にしないといわゆる絡まって見苦しいことになるのだ。
ブラシが通りにくい場合は専用の微香性スプレーを噴射し、体毛保護とブラシの通りを良くしてやるが、これはタオルやシャンプータオルでは取れなかったゴミなどを取り除くと同時に嫌な臭いを断つことにも役立つ。

終盤になるとラテの表情にも安堵が伺えリラックスしてくるのがわかる。
ブラッシングが終えた最後にオトーサンはタオルを指に巻いて、両耳の掃除を行う。片方の耳は垂れているため比較の問題ではあるが若干湿り気が目立つから耳の穴に指を突っ込んで痛くしないよう注意をしつつ拭き、同時に耳全体をタオルで拭いてやるとラテはうっとりとして大人しい。
ドライヤーを使った場合にかかる掃除の時間は手際よくやっても30分ほどかかるから、そんな時にはオトーサン自身が濡れているシャツなどその間に自然乾燥してしまう(笑)。
オトーサンの仕事はこれで終わるわけではなく、ラテを解放した後に後始末やウンチの処理などをやらねばならない。ワンコを室内で飼うということは至極手間のかかることなのである。

Latte283_03.jpg

※この日は友達ワンコのハリーちゃんと途中まで一緒に帰ってきたのでご機嫌である


程度問題はあるが、こうしたことを毎日、365日、それも一日2回やっているわけでいやはや大変といえば大変な作業だ。それでもラテと身体を触れながらのコミュニケーションができわけだから疎かにできない。ある意味、散歩以上に大切なセレモニーなのだ。
事実散歩から帰った後のそうしたあれこれでラテはどこを触られても怒らなくなったのだから努力した甲斐はあったわけだ…。

Latte283_05.jpg

※玄関を出た途端に「そっちには行きたくないの!」と我が儘モードのラテ


ともかく雨の日はこうした後始末が頭の中にあるから憂鬱ではあるが、ピーカンの天気のときは別途それなりに苦労する。夏日になった日などは気温が高いのが嫌なのか、玄関を出るときから「嫌だ!」の我が儘が出始めている。
何とかなだめながらもいつもの広い公園に行ったのにラテはベンチに腹ばいになったまま動かないのだ(笑)。これからの季節が思いやられるが、早くもラテとの葛藤に苦慮する季節がやってきたようだ。
関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員