ラテ飼育格闘日記(282)
ラテとの散歩は毎日ほぼ同じ時間に自宅を出ているが、昨日会った友達ワンコにまた会えるとは限らないし、ましてや雨の日にはいつもの公園に行こうともしないラテである。嫌がるレインコートを着せて玄関を出たところで早速「行きたくないもん!」と抵抗が始まったりするし、雨の日はおおよそが公園に向かわず、駅ビル上にあるカフェに向かうラテなのだ(笑)。
オトーサンとしても土砂降りの中をいたずらに歩き回りたくはないから、雨の日にラテがカフェを目標に歩き出すのをまあまあ仕方がないと諦めている。オトーサンの足で普通に歩けば10分もかからない距離だが、そこはワンコ連れだからしてあっちにクンクン、こっちでクンクンしながらだ。第1最短距離を歩こうといういう合理性はラテにはまったくない(笑)。したがって場合によっては駅に隣接している公園を通って遠回りする場合もあるから、散歩としてはまずまずの距離になるし時間を潰すにはそれなりに有効なのだ。
ただしそのカフェで10数分くつろいで戻るにしてもその過程で知り合いのワンコに出会うことはまずない…。まあ、友達ワンコには出会わないもののその付近には大会社の研修施設などがあるからスーツ姿のOLらが忙しげに行き来するし、途中に小学校があるので場合によっては下校の子供たちとすれ違うこともある。


※雨の日のカフェでの一コマ。レインコートを着たまま行き交う人たちを飽きることもなく眺めている(上)。そして「オトーサン、呼んだ?」と振り向くラテ(下)
オトーサンは子供にしろ大人にしろすれ違う場合はリードを極力短くして万一にもラテが悪さをしないように注意をしている。それでもすれ違い様に子供たちに囃し立てられたり、犬好きだというお婆さんに声をかけられたりして吠えたてることもある。ただラテも現金なもので、若い女性たちだとフレンドリーなのだが年寄りは一般的に嫌いなようで、視線を合わしたり声をかけてくれる人たちには容赦なく吠える。
「こりゃあ、いい番犬だねぇ」と言ってくれる人はまだいいが、頭のひとつも撫でようと近づいた人は驚いて飛び退く…。
仕方がないからオトーサンは「愛想が無くてスミマセン」と頭を下げるしかない。
先日なども近づいてきて「いい犬だねぇ」と声をかけてきたお婆さんに吠えるだけ吠えた後、駅から研修所に向かうスーツ姿の三人のOLとすれ違ったら態度ががらり違うのだ。
OLさんたちが「あら、可愛いわねぇ」と言ってくれた途端に鼻面を彼女たちのスカートに擦りつけんばかりに近づき、喜びを表している。
たぶんにワンコ好きの女性なのだろう、右手をラテの鼻面に差しだして「こんにちは」といってくれる。オトーサンがリードを引いてなければ喜びの余りスカートに飛びつきそうな勢いである。
すれ違い様だからものの数秒間だが、ラテにとっては嬉しい一時だろうし、オトーサンにとっても「ありがとうございます」とお礼を言って別れるだけにしても若い女性との会話は貴重である(笑)。
別の日のこと、いつもの公園で誰にも会えずに帰ろうとしたとき「ラテちゃん…」と女の子が小さなワンコを連れて近づいてきた。オトーサンは反射的にラテのリードを引き、制御するがラテは尻尾をブルンブルンと振っている。
最近はめったに公園で会う機会が少なくなったが、ランドセルを背負い、学校帰りにその公園を通るとき、わざわざラテの近くに立ち寄ってくれる女の子なのだ。それが今日は珍しく飼っているワンコと散歩するため公園に来たという。たぶん近隣に住んでいる子供なのだろう…。
その女の子は3年前くらいからラテと仲良くしてくれるようになったが、最初は無口で「今日は帰りが遅いねぇ」とオトーサンが声をかけても「はい」とだけしか答えないという女の子だった。もしかしたら知らない大人と話してはいけないと言われていたのかも知れないが…。それが六年生になったこともあるのだろうし、最近は多少心を許してくれるようになったのか、向こうから話しかけてくれるようになった。ラテならずともオトーサンにとってもそれは実に嬉しい。


※久しぶりに出会った大好きなマキちゃんと共に走り、身体をぶつけ合う
それこそオトーサンが一人で散歩といった場合なら行きずりのOLさんはもとより、女の子と話をするなどという機会は絶無だろう。オトーサンから声をかけたのでは危ないおっさんだとすぐに通報されるに違いない(笑)。
オトーサンは女の子に「オカーサンに、散歩に連れて行ってねと言われたの?」と聞くと「違うの。私が連れてきたくて散歩にきたの」と嬉しそうに話してくれる。その間ラテは相手の腕にワンコがいるのでいつものように顔を舐めることができずにモゾモゾするだけだったが、それを察した女の子はワンコを降ろしてラテを撫でてくれる…。
気がつくとあたりはさすがに薄暗くなってきた。オトーサンは「明るいうちに帰った方がいいよ」と声をかけると「はい。そうします。さようなら!」といいながらワンコと公園の向こうに走っていった。
まあ、なかなかラテにとって充実した散歩の日は少ないわけだが、土日の朝の散歩だと時々ハリーちゃんとオカーサン、マキちゃんとオカーサンに会える場合がある。そうしたとき本来ラテは友達ワンコのマキちゃんとかハリーちゃんが大好きなのだが、それ以上に飼い主のオカーサンたちが好きなのは面白い。しゃがみ込んでくれたオカーサンたちの膝や背中によじ登り、顔を舐めまわしたり足元でお腹を出して甘え、至福のひとときを過ごす。

※ハリーちゃんのオカーサンにチューを迫るラテ(笑)
先日の日曜日の朝は約2ヶ月ぶりくらいになるだろうか、オカーサンに連れられたマキちゃんと出会えた!
一緒に近隣の公園までいき、そこで他のワンコたちと合流して楽しい一時を過ごしたラテだが、そのときの顔を眺めていると、ワンコがこれほど豊かで多様な表情をするのかと今更ながら関心するほど、普段は滅多に見せない歓喜の表情をするが、喜びでその目が輝いている。
マキのオカーサンの膝元にうずくまりお腹を出しているその横でボーダーコリーのボーちゃんが遊びのポーズをしながらラテに向かって吠えている。まさしく「おい、ラテ!いつまでもオカーサンに甘えてないで僕と遊ぼうよ!」と言っているに違いない(笑)。

※マキちゃんのオカーサンの膝元にうずくまり甘えるラテ
しかしラテはマキちゃんのオカーサンとの接触が一秒でも長くありたいと…そしてボーちゃんの誘いが熱烈であればあるほど、見せびらかすようにさらにオカーサンにしがみつく…。
至福は独り占めにするまったく意地の悪いラテなのでした(笑)。
オトーサンとしても土砂降りの中をいたずらに歩き回りたくはないから、雨の日にラテがカフェを目標に歩き出すのをまあまあ仕方がないと諦めている。オトーサンの足で普通に歩けば10分もかからない距離だが、そこはワンコ連れだからしてあっちにクンクン、こっちでクンクンしながらだ。第1最短距離を歩こうといういう合理性はラテにはまったくない(笑)。したがって場合によっては駅に隣接している公園を通って遠回りする場合もあるから、散歩としてはまずまずの距離になるし時間を潰すにはそれなりに有効なのだ。
ただしそのカフェで10数分くつろいで戻るにしてもその過程で知り合いのワンコに出会うことはまずない…。まあ、友達ワンコには出会わないもののその付近には大会社の研修施設などがあるからスーツ姿のOLらが忙しげに行き来するし、途中に小学校があるので場合によっては下校の子供たちとすれ違うこともある。


※雨の日のカフェでの一コマ。レインコートを着たまま行き交う人たちを飽きることもなく眺めている(上)。そして「オトーサン、呼んだ?」と振り向くラテ(下)
オトーサンは子供にしろ大人にしろすれ違う場合はリードを極力短くして万一にもラテが悪さをしないように注意をしている。それでもすれ違い様に子供たちに囃し立てられたり、犬好きだというお婆さんに声をかけられたりして吠えたてることもある。ただラテも現金なもので、若い女性たちだとフレンドリーなのだが年寄りは一般的に嫌いなようで、視線を合わしたり声をかけてくれる人たちには容赦なく吠える。
「こりゃあ、いい番犬だねぇ」と言ってくれる人はまだいいが、頭のひとつも撫でようと近づいた人は驚いて飛び退く…。
仕方がないからオトーサンは「愛想が無くてスミマセン」と頭を下げるしかない。
先日なども近づいてきて「いい犬だねぇ」と声をかけてきたお婆さんに吠えるだけ吠えた後、駅から研修所に向かうスーツ姿の三人のOLとすれ違ったら態度ががらり違うのだ。
OLさんたちが「あら、可愛いわねぇ」と言ってくれた途端に鼻面を彼女たちのスカートに擦りつけんばかりに近づき、喜びを表している。
たぶんにワンコ好きの女性なのだろう、右手をラテの鼻面に差しだして「こんにちは」といってくれる。オトーサンがリードを引いてなければ喜びの余りスカートに飛びつきそうな勢いである。
すれ違い様だからものの数秒間だが、ラテにとっては嬉しい一時だろうし、オトーサンにとっても「ありがとうございます」とお礼を言って別れるだけにしても若い女性との会話は貴重である(笑)。
別の日のこと、いつもの公園で誰にも会えずに帰ろうとしたとき「ラテちゃん…」と女の子が小さなワンコを連れて近づいてきた。オトーサンは反射的にラテのリードを引き、制御するがラテは尻尾をブルンブルンと振っている。
最近はめったに公園で会う機会が少なくなったが、ランドセルを背負い、学校帰りにその公園を通るとき、わざわざラテの近くに立ち寄ってくれる女の子なのだ。それが今日は珍しく飼っているワンコと散歩するため公園に来たという。たぶん近隣に住んでいる子供なのだろう…。
その女の子は3年前くらいからラテと仲良くしてくれるようになったが、最初は無口で「今日は帰りが遅いねぇ」とオトーサンが声をかけても「はい」とだけしか答えないという女の子だった。もしかしたら知らない大人と話してはいけないと言われていたのかも知れないが…。それが六年生になったこともあるのだろうし、最近は多少心を許してくれるようになったのか、向こうから話しかけてくれるようになった。ラテならずともオトーサンにとってもそれは実に嬉しい。


※久しぶりに出会った大好きなマキちゃんと共に走り、身体をぶつけ合う
それこそオトーサンが一人で散歩といった場合なら行きずりのOLさんはもとより、女の子と話をするなどという機会は絶無だろう。オトーサンから声をかけたのでは危ないおっさんだとすぐに通報されるに違いない(笑)。
オトーサンは女の子に「オカーサンに、散歩に連れて行ってねと言われたの?」と聞くと「違うの。私が連れてきたくて散歩にきたの」と嬉しそうに話してくれる。その間ラテは相手の腕にワンコがいるのでいつものように顔を舐めることができずにモゾモゾするだけだったが、それを察した女の子はワンコを降ろしてラテを撫でてくれる…。
気がつくとあたりはさすがに薄暗くなってきた。オトーサンは「明るいうちに帰った方がいいよ」と声をかけると「はい。そうします。さようなら!」といいながらワンコと公園の向こうに走っていった。
まあ、なかなかラテにとって充実した散歩の日は少ないわけだが、土日の朝の散歩だと時々ハリーちゃんとオカーサン、マキちゃんとオカーサンに会える場合がある。そうしたとき本来ラテは友達ワンコのマキちゃんとかハリーちゃんが大好きなのだが、それ以上に飼い主のオカーサンたちが好きなのは面白い。しゃがみ込んでくれたオカーサンたちの膝や背中によじ登り、顔を舐めまわしたり足元でお腹を出して甘え、至福のひとときを過ごす。

※ハリーちゃんのオカーサンにチューを迫るラテ(笑)
先日の日曜日の朝は約2ヶ月ぶりくらいになるだろうか、オカーサンに連れられたマキちゃんと出会えた!
一緒に近隣の公園までいき、そこで他のワンコたちと合流して楽しい一時を過ごしたラテだが、そのときの顔を眺めていると、ワンコがこれほど豊かで多様な表情をするのかと今更ながら関心するほど、普段は滅多に見せない歓喜の表情をするが、喜びでその目が輝いている。
マキのオカーサンの膝元にうずくまりお腹を出しているその横でボーダーコリーのボーちゃんが遊びのポーズをしながらラテに向かって吠えている。まさしく「おい、ラテ!いつまでもオカーサンに甘えてないで僕と遊ぼうよ!」と言っているに違いない(笑)。

※マキちゃんのオカーサンの膝元にうずくまり甘えるラテ
しかしラテはマキちゃんのオカーサンとの接触が一秒でも長くありたいと…そしてボーちゃんの誘いが熱烈であればあるほど、見せびらかすようにさらにオカーサンにしがみつく…。
至福は独り占めにするまったく意地の悪いラテなのでした(笑)。
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