SwitchEasyの「CoverBuddy」for iPad PRO protect caseを手にして

iPad Pro用の2つ目のケースを購入した。それがSwitchEasyの「CoverBuddy」だ。すでにSimplismフリップノートケースを愛用しているが、フリップノートケースが外出用のおしゃれ着だとすれば「CoverBuddy」は自室で使うカジュアルな普段着だ。


さて、SwitchEasy(スイッチイージー)とは...ウェブの情報に寄れば、2005年1月サンフランシスコにて、米Apple社からスピンアウトした創業者をリーダーとするデザインチームが、多くのPCユーザーに、より良いデジタルライフへと「スイッチ」させることをミッションとしてスタートしたブランドだという。詳しいことは知らないが、これだけでなんか応援したくなるではないか...。

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※CoverBuddy for iPad PRO protect caseのパッケージ(上)と同梱品一覧(下)


今回のテーマの「CoverBuddy」…何とストレートな命名だが、そのコンセプトはかさばらずにiPad Proを完全保護する為に設計された。素材は超強力ポリカーボネート製で、厚さ1.5mmの薄さだが保護には十分だという。
「CoverBuddy」の一大特長はカバー背面に脱着可能なApple Pencil 専用ペンホルダーが付けられることだ。

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※Apple Pencil 専用ペンホルダーは簡単に脱着できる


したがってApple Pencil をセパレートして持ち運ばなくてもよいし保護にもなるだけでなく、なくすこともなくなるだろう。無論ホルダーに入れたApple Pencil は適度な抵抗があり、通常の使用で抜け落ちることはない。

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※Apple Pencil を使わない時にホルダーに入れておけばなくしたり、使う際に探す必要もなくなる


この特許出願中だというペンシルホルダーの位置が絶妙なのだ。
iPad Proを横にしてペンシルホルダー側を上に机上などに置けば、ホルダーの厚み分だけiPad Proがほどよい傾斜( 3.5° )となりタイピングやApple Pencil による描写がやりやすくなるからだ。

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※約3.5°の傾斜はタイピングやApple Pencil による描写をより容易にする


さらに机上にあるiPad Proを手で持ち上げる際にもペンシルホルダーの厚みだけ片側が浮いているから掬い上げるように持ち上げることができるし指先をペンシルホルダーに引っかけることで滑って落とすのを防止することができる。この引っかかりは実に気持ちが良い...。そしてペンシルホルダーを取り外せば、背面はフラットになり、より軽快なケースとなる。

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※またホルダーによる傾斜はiPad Pro本体を机上から持ち上げやすくし(上)、かつホールドしやすくする(下)


勿論「CoverBuddy」を着けていてもApple Pencil 1の充電には差し支えない。何故なら「CoverBuddy」は、Apple Pencilの充電がしやすいよう特別なカットアウト設計がされているからだ。したがってApple Pencil の充電は当然としてもiPad Pro側の充電にも支障はない。
「CoverBuddy」はApple 純正「Apple Pencil」および「Smart Keyboard」対応のオールインワン・ケースなのだ。

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※Lightningコネクタ付近はApple Pencil 1の充電をしやすくするため特別なカットアウト設計されている


最後にSimplismフリップノートケースを愛用しながらなぜ「CoverBuddy」なのか...という点を説明しておきたい。Simplismのフリップノートケースに不満は全くないどころか、その使い勝手や質感は大いに満足している。しかしあえて申し上げるならSimplismフリップノートケースに包まれたiPad Padはまさしく余所行きの服を着ている様を想像していただきたい。

iPad Padを外に持ち出すためにこれほど完璧なiPad Proケースも他に少ないと思うし、画板式の使い勝手も抜群だ。そして友人知人や仕事で出会う人たちに見せても総じて高評価だしその質感とデザインも非の打ち所もないといってよい。
しかし私にとってiPad Proは画材であり情報発信あるいは情報を得るツールであるからして常にスタンバイの状態にしておきたいのだ。

ちなみにメインマシンのiMac 27" も同じ意味で通常は電源を切らずにいる。iPad Proはデスクトップマシンと比較すれば起動に時間がかかるわけでもないが、ふと思いついた瞬間に、Apple Pencil を手にした瞬間にアクセスしたいのだ。その時にはスマートカバーとて邪魔である。

ふと閃いたアイデアは閃きが神がかりな素晴らしいときほど、瞬時のノイズで忘れてしまうものだ(笑)。だからカバーを開けるだけではないか...と言われようと、その瞬時も惜しいのだ。そこに紙と鉛筆があるように、仕事場におけるiPad ProとApple pencilは常時スタンバイさせておく必要があると考えている。さらに「CoverBuddy」の方が頻繁にアクセスする仕事場では軽くて扱い易いのだ。

したがって仕事場では「CoverBuddy」を常用し、外出時にiPadProを持ち出す際にはSimplismフリップノートケースに変える…というスタンスで過ごしたい。なお保護フィルムはSimplismフリップノートケースと共に購入した同じくSimplismのアンチグレアフィルムを貼ったままだ。

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※iPad Proの液晶保護フィルムはSimplismフリップノートケースと共用しやすくするため、「CoverBuddy」使用時も同じくSimplismのアンチグレアフィルムを貼ったままだ


そう...「CoverBuddy」にはクリア、ブラック、ホワイトの3種あったが、私はクリアを選んでみた。
ケース類はガジェットを保護するためのものという1大命題があるわけだが、使って便利というのは勿論、楽しいということも重要だと思う。「CoverBuddy」にはそんな楽しさ面白さも感じるし安価で必要十分なiPad Proケースである。

最後に一点気になる箇所がある。それは肝心のペンシルホルダーのカバーへの取付けが簡単なのは良いものの、少し力を加えるとペンシルホルダーがたわみ、外れる心配があることだ。とはいえこのペンシルホルダーはApple Pencilの収納場所であり、ホルダー自体にあれこれ強く触れることはほとんどないとは思うが、より安全のため今ひとつの工夫をお願いしたい。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員