当研究所に遠赤外線輻射式セラミックヒーター「サンラメラ」を設置

まだまだ寒い日々が続く。これからが冬本番といったところだが、空気が乾燥し埃なども対流するエアコン暖房は好きでなくほとんど使っていない…。そこで今般思い切って新しい暖房器具を購入した。それが遠赤外線輻射式セラミックヒーター「サンラメラ」だ。


暖房器具も様々な方式の製品がある。エアコンは別にしてもすでにいくつかの暖房器具を持っているが、どれもこれも「帯に短し襷に長し」といったところで100%活用できていない感じだ。
その理由のひとつは我が家にはペットがいることだ。愛犬はストーブの前に座り込むということはほとんどないが、例えば電気ストーブの前面ガードは植毛されたタイプで触れても即火傷はしないにしても、長毛だし尻尾などがパネル内に入り込めば…燃えるし大やけどになるだろうから常々用心しながら使っている。

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※遠赤外線輻射式セラミックヒーター「サンラメラ」600W型


また熱源は見えないから安全と温風ヒーターも買ったが、暖房効果に問題はないものの、日中ペットが謳歌している部屋ではいくら掃除機をかけても抜け毛や埃が巻き上がるので気になって十分な活用ができていない。
特に仕事部屋は大小の複雑な機器類が鎮座し、自慢ではないがなかなか掃除が行き届かないこともあり、こんなところで温風ヒーターなど点けたら埃や愛犬の抜け毛などが舞い上がるのは必定だ。まあ掃除が行き届かないことが問題なのは分かっているが…。

さらに、なるべく空気の乾燥は避けたいということだ。風邪を引きやすくなるし肌が乾燥し、顔はともかく手指が割れやすくなるからだ。
その点「サンラメラ」の特長だが「部屋の空気を汚さず、必要以上に乾燥させない」「冷暖分離を起さず、足元ポカポカ頭スッキリ」 だけでなく「温風を出さない」から「埃も舞い上がらない」し、そして「パネルが赤くならず」ペットにも安全度が高いというわけだ。その上にモーター類がないので「音も出ない」。

パネルが赤くならない理屈だが、「サンラメラ」が出す遠赤外線は人体などの有機物が吸収しやすい3ミクロンから20ミクロンの波長の遠赤外線とのこと。したがって目に見える可視光線は含まれないので発熱体は全く赤くならないということらしい。
しかしそうした仕様ではたして暖房効果はあるのだろうか...という点が重要だ。

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※電源を入れて数時間経ってもパネルは赤くならない。温風も出ないがポカポカだ!


「サンラメラ」には1200W型の大きな製品と今回私が購入した600W型という2種がある。その600W型でもスペック上は4畳半~8畳をカバーするとされているが、この方式の機具は部屋全体を温めるというより輻射式であるからしてパネル前にいる(ある)対象に向けて質の良い暖房効果を与えてくれる製品なのだ。ただし遠赤外線輻射式の「サンラメラ」は連続使用していると室内の壁や床、天井などが暖まり、その後は輻射熱により底冷えも軽減され、少ない出力で経済的に暖房ができる…と取扱説明書には記されている。

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※スタンドにはキャスターが付いているので平面な場所なら気軽に移動可能


ところでこの600W型は、600Wと400Wとの2段階切替ができるが、この類の製品としてはなかなかコンパクトだ。本体のサイズは幅560mm × 奥行220mm × 高さ413mm で重量は5.7 Kgだというがキャスターが付いており、置き場所を手軽に変えられる点も実用的だ。

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※スイッチ類はこの2つだけ。電源のON・OFFスイッチと600W/400Wの切替スイッチだ


さて、安全性と快適性はわかったが、次に確認したいのがやはり電気代だ。「サンラメラ」の1時間当たりの電気料金だが、取扱説明書に記述はないもののメーカーのホームページによれば、600Wの場合なら約9円~13円(1kw23 円で算出)ということらしい。
これをエアコン暖房費と比較してみたが、一昔前はエアコン暖房は高いというイメージがあったものの最近のエアコンの電気代は省エネモードが浸透しかなり消費電力は少なくなっている。したがってエアコンの仕様にもよるがここ数年の新型ならエアコン暖房の方が割安に違いない。

それにエアコンは設定温度になれば自動的にパワー減となるが、電気ストーブ系の暖房機は電源0Nしたらタイマーや手動でOFFするまでの間、電気はそのまま消費する。したがって残念ながら電気代のみを考えるとエアコンには勝てないようだが、これまで記した「サンラメラ」独特な長所…安全性や快適さをいかに評価するかにかかっているだろう。

無論「サンラメラ」は過熱防止サーモスタット機能が装備され、さらに転倒安全装置も付いている。日本製で5年間のメーカー保証がある「サンラメラ」は換気も不要で音もしないから我が仕事部屋はもとより、受験生や病人あるいは子供さんのいる家庭にも最適ではないだろうか。

ということで数日「サンラメラ」を実際に使ってみた感想だが、温風ヒーターや赤外線ヒーターのように即熱くはならないものの、宣伝文句のままで恐縮だが「陽だまりの中にいる心地よさ」で足元から温々としてくる。「サンラメラ」の長所短所をしっかりと認識して活用したいものだ。

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※本来は別売品だが今回の販売先では同梱されていた「プログラムタイマー」。「サンラメラ」の電源0N・0FFを24時間コントロール可能


なお、私が「サンラメラ」を購入した販売店は「サンラメラ」本体の他に外付けの「プログラムタイマー」が同梱されている。したがって暖かくなったら、部屋を外すときなどこまめに電源を切るのは勿論、このタイマーも効果的に活用するつもりだ。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員