ラテ飼育格闘日記(482)
しばらく沈静化していたが、ここのところラテが肉球を噛みだした。過去の記録を再確認すると持病のアトピーが強く出るのはどうした原因か冬場が多いのだ。勿論…というか現在でも朝晩の2回、アトピー抑制の薬を飲み続けているがここのところは問題はなく体質も改善されたのかと期待していただけに残念…。
とはいっても今のところ、一番酷かったときのように肉球から出血したり、目の周りを引っ掻いて紫色になったりといったことにはなっていない。しかしラテのするがままにしていてはいつまたそうしたことに繋がるかも知れないとオトーサンは嫌われ役覚悟でラテが四つ脚を舐め始めると止めさせるという役割を果たしているが、これもなかなか難しい。

※どう言うわけかラテのアトピー症状は冬場から春にかけて悪くなるようだ
こうした肉球の傷はラテを観察していなければなかなか分からないことも多い。究極は散歩の時に足を引きずったり、いつもの “お手” が簡略だったりしてはじめて分かったのでは遅いのだ。
しかしワンコの治癒力はなかなか凄くかなりの傷でも丸一日舐めたり噛んだりしなければ傷は塞がるようだ。しかしやはり傷は気になるだけでなく痛いし治りかけは瘡蓋などができて我々同様痒くなるようだ。為にラテはまたまた傷口を舐めるだけでなく噛んでしまい傷を広げることになる。


※お気に入り、柴犬アンリちゃんと飼い主さんに出会えたラテは嬉しいからか遠吠えをはじめた(笑)
酷い時にはシソジンで消毒して包帯を巻いたりしたが、ラテはそのまま大人しくされるがままにしている玉ではない(笑)。まさかきつく縛るわけにもいかないその包帯をあっと言う間に取ってしまう。それを承知でオトーサンは例え一時でもラテが傷口を舐めないように…というか囓らないようにしたいとまたまた包帯を持ってラテを追いかけ回すということを続けていた。
そうした時期と比べればまだマシだが、放っておけば問題が広がることは十分に考えられる。本来ワンコでもニャンコでも毛繕いを含めて自分で汚れがついたり、痒いところをメンテナンスする能力は持っているわけだがラテはアトピーという病気持ちでもあり、想像するに痒いという症状が強くなるときがあるに違いない。
それに一番の弊害というか気の毒なのは散歩から戻った際に足をお湯で洗わなければならないときだ…。普段はどうということもない一連のステップも傷があると簡単にはいかない。足をお湯の張ったバケツに押し込むとラテは「ピ〜」と泣く。無論滲みるのだろう。しかし我々と同じ環境下で生活しているからにはまさか外から戻って土足で家に入れるわけにもいかない。
一応お湯に浸けた足を一本ずつ丁寧に洗い、肉球間の汚れもオトーサンたちの指で擦り落とすことにしているがその場所が傷付いている場合はさすがにラテも「ウゥ!」と唸ってマズルを手に当てに来る。

※向こうに子供たちが数人遊んでいるとラテは仲間に入りたいらしく近づこうとする。しかしワンコ好きの子供ばかりではないのでオトーサンはリードを緩めない
ただし昔は歯が当たって痛かったり出血することもあったが、さすがに近年はオトーサンたちの手を傷つけるような真似はほとんどしないものの痛いのだから瞬間的に手を振り払ったり唸ったり泣いたりとなかなか難しい…。騙しだましゆっくりと少しずつ洗い終えた後は吸水性のよいタオルでこれまた肉球の間まで丁寧に拭いて乾かすわけだが、ここでも痛いものは痛いに違いない(笑)。
塗り薬も舐めると毒になるものは使えない。そして包帯も極一時的にしか効果がないとすれば一番の問題は現在以上に傷を悪化させないためにラテが肉球を囓りだしたら止めることが先決となる。しかしこれまた「言うは易く行うは難し」だ。
これまで長い間の力関係でオトーサンが「ダメ!」といえばラテは即行為を止めるのが常だが、問題はオトーサンの目の届く場所にいるとは限らない。というかラテはラテでオトーサンに叱られるのが分かっているからオトーサンの目の届かない場所に移動して事をやらかそうと悪知恵を働かす(笑)。

※肉球を舐めるのはまだしも噛むようになってきた...
また肉球を激しく噛む行為は体を揺らすことにもなるしそれなりに首輪に付けた鑑札が揺れて音を出したりする。それをオトーサンが察知して止めに入る…ということも我が娘は計算ずくであり、為に音を出さないで肉球を噛む技も会得した(笑)。したがって眼を放したすきに傷はあっと言う間に大きくなってしまうことがある。
もうこれはまるで「ダルマさんが転んだ」遊びみたいになる。どうやら隣の部屋でラテが噛んでいることを察したオトーサンは抜き足差し足で隣の部屋に顔を出して「ダメ!」と声をかける。まさしく肉球を噛んでいたラテは固まったように行為を止めるがオトーサンが退室した後にはまたガシガシと噛み始めるという具合だ。
「こいつめ…」と再び覗いた瞬間に「何ですか、オトーサン」「アタシは噛んでません」とでも言いたげなとぼけた表情でこちらを見据えるのだから笑ってしまう。

※ベンチでオトーサンとお話し中
良いのか悪いのかの判断はオトーサンにとって些か難しい問題を含んでいるが、オトーサンに叱られたり注意されることは当然ながらラテにとって心地よいことではないし緊張を強いられることに違いない。強く注意をすると必ずといってよいほどアクビをする。それはワンコにとって眠いというサインではなく緊張のサインなのだ。
そしていきなりオトーサンに「ダメ!」などと大声を出されれば慌てることもあるようで、先日可笑しなことに出くわした。
それはオトーサンが五月蠅いからか、オカーサンの部屋にラテが逃げた後のことだった。たまたま玄関付近に向かったオトーサンはドアが閉まっていたものの、ラテが足を囓っているのではないかという気配を感じた。
まあオトーサンとしては冗談半分で「こらあ!」とドアを開けた瞬間、ラテの側にいたオカーサンが笑い出した…。
何事かと聞いたところ、実はそのときラテは肉球を舐めたり噛んだりしていたわけではなく、ただ前足の上に顎を乗せていたという。したがってオトーサンに叱られる謂われはないのだが、たまたまオトーサンが急に「こらあ!」という声と共にドアを開けたものだからラテは慌てたらしい。
その瞬間、どうしたことか急に前足を急いで舐め始めたのだった(笑)。
繰り返すが、オトーサンの「こらあ!」や「ダメ!」といった否定の言葉はラテにとって心地よいものではなく緊張を強いられることなのだろう。だからこそ足を舐めたり囓っているときには仕方なしに止めるラテなのだが、舐めてもいないときに「こらあ!」と言われたものだから混乱して反対に舐め始めてしまったようなのだ。
オカーサンの笑い声が続く中、ラテのキョトンとした表情がなんとも可愛かった…。
とはいっても今のところ、一番酷かったときのように肉球から出血したり、目の周りを引っ掻いて紫色になったりといったことにはなっていない。しかしラテのするがままにしていてはいつまたそうしたことに繋がるかも知れないとオトーサンは嫌われ役覚悟でラテが四つ脚を舐め始めると止めさせるという役割を果たしているが、これもなかなか難しい。

※どう言うわけかラテのアトピー症状は冬場から春にかけて悪くなるようだ
こうした肉球の傷はラテを観察していなければなかなか分からないことも多い。究極は散歩の時に足を引きずったり、いつもの “お手” が簡略だったりしてはじめて分かったのでは遅いのだ。
しかしワンコの治癒力はなかなか凄くかなりの傷でも丸一日舐めたり噛んだりしなければ傷は塞がるようだ。しかしやはり傷は気になるだけでなく痛いし治りかけは瘡蓋などができて我々同様痒くなるようだ。為にラテはまたまた傷口を舐めるだけでなく噛んでしまい傷を広げることになる。


※お気に入り、柴犬アンリちゃんと飼い主さんに出会えたラテは嬉しいからか遠吠えをはじめた(笑)
酷い時にはシソジンで消毒して包帯を巻いたりしたが、ラテはそのまま大人しくされるがままにしている玉ではない(笑)。まさかきつく縛るわけにもいかないその包帯をあっと言う間に取ってしまう。それを承知でオトーサンは例え一時でもラテが傷口を舐めないように…というか囓らないようにしたいとまたまた包帯を持ってラテを追いかけ回すということを続けていた。
そうした時期と比べればまだマシだが、放っておけば問題が広がることは十分に考えられる。本来ワンコでもニャンコでも毛繕いを含めて自分で汚れがついたり、痒いところをメンテナンスする能力は持っているわけだがラテはアトピーという病気持ちでもあり、想像するに痒いという症状が強くなるときがあるに違いない。
それに一番の弊害というか気の毒なのは散歩から戻った際に足をお湯で洗わなければならないときだ…。普段はどうということもない一連のステップも傷があると簡単にはいかない。足をお湯の張ったバケツに押し込むとラテは「ピ〜」と泣く。無論滲みるのだろう。しかし我々と同じ環境下で生活しているからにはまさか外から戻って土足で家に入れるわけにもいかない。
一応お湯に浸けた足を一本ずつ丁寧に洗い、肉球間の汚れもオトーサンたちの指で擦り落とすことにしているがその場所が傷付いている場合はさすがにラテも「ウゥ!」と唸ってマズルを手に当てに来る。

※向こうに子供たちが数人遊んでいるとラテは仲間に入りたいらしく近づこうとする。しかしワンコ好きの子供ばかりではないのでオトーサンはリードを緩めない
ただし昔は歯が当たって痛かったり出血することもあったが、さすがに近年はオトーサンたちの手を傷つけるような真似はほとんどしないものの痛いのだから瞬間的に手を振り払ったり唸ったり泣いたりとなかなか難しい…。騙しだましゆっくりと少しずつ洗い終えた後は吸水性のよいタオルでこれまた肉球の間まで丁寧に拭いて乾かすわけだが、ここでも痛いものは痛いに違いない(笑)。
塗り薬も舐めると毒になるものは使えない。そして包帯も極一時的にしか効果がないとすれば一番の問題は現在以上に傷を悪化させないためにラテが肉球を囓りだしたら止めることが先決となる。しかしこれまた「言うは易く行うは難し」だ。
これまで長い間の力関係でオトーサンが「ダメ!」といえばラテは即行為を止めるのが常だが、問題はオトーサンの目の届く場所にいるとは限らない。というかラテはラテでオトーサンに叱られるのが分かっているからオトーサンの目の届かない場所に移動して事をやらかそうと悪知恵を働かす(笑)。

※肉球を舐めるのはまだしも噛むようになってきた...
また肉球を激しく噛む行為は体を揺らすことにもなるしそれなりに首輪に付けた鑑札が揺れて音を出したりする。それをオトーサンが察知して止めに入る…ということも我が娘は計算ずくであり、為に音を出さないで肉球を噛む技も会得した(笑)。したがって眼を放したすきに傷はあっと言う間に大きくなってしまうことがある。
もうこれはまるで「ダルマさんが転んだ」遊びみたいになる。どうやら隣の部屋でラテが噛んでいることを察したオトーサンは抜き足差し足で隣の部屋に顔を出して「ダメ!」と声をかける。まさしく肉球を噛んでいたラテは固まったように行為を止めるがオトーサンが退室した後にはまたガシガシと噛み始めるという具合だ。
「こいつめ…」と再び覗いた瞬間に「何ですか、オトーサン」「アタシは噛んでません」とでも言いたげなとぼけた表情でこちらを見据えるのだから笑ってしまう。

※ベンチでオトーサンとお話し中
良いのか悪いのかの判断はオトーサンにとって些か難しい問題を含んでいるが、オトーサンに叱られたり注意されることは当然ながらラテにとって心地よいことではないし緊張を強いられることに違いない。強く注意をすると必ずといってよいほどアクビをする。それはワンコにとって眠いというサインではなく緊張のサインなのだ。
そしていきなりオトーサンに「ダメ!」などと大声を出されれば慌てることもあるようで、先日可笑しなことに出くわした。
それはオトーサンが五月蠅いからか、オカーサンの部屋にラテが逃げた後のことだった。たまたま玄関付近に向かったオトーサンはドアが閉まっていたものの、ラテが足を囓っているのではないかという気配を感じた。
まあオトーサンとしては冗談半分で「こらあ!」とドアを開けた瞬間、ラテの側にいたオカーサンが笑い出した…。
何事かと聞いたところ、実はそのときラテは肉球を舐めたり噛んだりしていたわけではなく、ただ前足の上に顎を乗せていたという。したがってオトーサンに叱られる謂われはないのだが、たまたまオトーサンが急に「こらあ!」という声と共にドアを開けたものだからラテは慌てたらしい。
その瞬間、どうしたことか急に前足を急いで舐め始めたのだった(笑)。
繰り返すが、オトーサンの「こらあ!」や「ダメ!」といった否定の言葉はラテにとって心地よいものではなく緊張を強いられることなのだろう。だからこそ足を舐めたり囓っているときには仕方なしに止めるラテなのだが、舐めてもいないときに「こらあ!」と言われたものだから混乱して反対に舐め始めてしまったようなのだ。
オカーサンの笑い声が続く中、ラテのキョトンとした表情がなんとも可愛かった…。
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