Apple、メジャーアップデートとなるmacOS Sierraをプレビュー

アップルジャパンは6月14日、世界で最も先進的なデスクトップオペレーティングシステムに、Macをこれまで以上にスマートで役立つ存在にする機能を加えたメジャーアップデート、macOS Sierra(マックオーエス・シエラ)をプレビューした。


   macOS Sierra0614

SiriがMacでも使えるようになり、ユーザが毎日デスクトップで行う作業を手助けするまったく新しい機能を搭載した。Siriを使うと、情報を調べたり、書類を探したり、検索結果にピンを付けたりドラッグ&ドロップしたり、システム環境設定を調節したりすることさえできるようになる。iCloudとのシームレスな統合により、デスクトップや書類フォルダにあるすべてをiPhoneやiPadからも利用することができるようになるため、いつでも必要なファイルにアクセスすることができる。Universal Clipboard (ユニバーサルクリップボード)を使うと、テキスト、画像、写真そして動画を含むコンテンツを一つのAppleデバイスからコピーし、別のAppleデバイスにペーストすることができる。SierraではApple PayをMacで使うことができるようになるため、これまで以上に安全かつプライベートにオンラインショッピングを楽しむことができる。また写真アプリケーションでは、大切な思い出を再発見したり、ライブラリを整理したり、撮った写真をプロのように完璧に編集したりできるようになる。

macOSのその他の機能
▪ Auto Unlock(オートアンロック):認証されたApple Watchを身に付けて自分のMacまで近づいていくと自動的に自分のデスクトップにログインすることができる。
▪ Optimized Storage(オプティマイズドストレージ):お使いのMacの容量が一杯になり始めると、頻繁に利用しない項目をiCloudに保存した上で、使用済みのアプリケーションインストーラーを削除するように促し、さらに重複してダウンロードしたもの、キャッシュ,ログなどを消去する。
▪ メッセージ:アプリケーション内でのウェブリンクのプレビューやビデオクリップの視聴、Tapback(タップバック)を使ってのハート、サムズアップなどのリアクションのメッセージバブル上への直接投稿などにより会話がより面白くなる。またより大きな絵文字を使ってメッセージのインパクトを高めることができる。
▪ Apple Music in iTunes:新しいミュージックを発見したり、エクスクルーシブやニューリリースを閲覧することがこれまで以上に簡単になる。

【提供について】
macOS Sierraの開発者向けプレビューは、本日より、developer.apple.comにてApple Developer Programのメンバーに対して提供されます。Macのユーザは、本日macOS Sierra Beta Programにサインアップすると、7月からdeveloper.apple.comにてソフトウェアをダウンロードすることができる。最終版は今秋、Mac App Store®から無料で提供される。詳しくは、apple.com/macos/sierra-previewを参照のこと。機能は変更される可能性があり、機能の中には、全ての地域または言語では利用できない可能性があるものもある。

Apple Press Info



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員