ラテ飼育格闘日記(501)
その日の夕方は気温もあまり上がらないようだしオトーサンの体調も気力もまずまずだったから、ラテがリードを引くままにここのところ行っていない旧知の広い公園まで向かうことにした。片道だけで約40分近くかかることがあるから相応の覚悟が必要なのだ。
1週間に1度程度はその公園に足を向けてきたが、さすがに雨だったり逆にピーカンの天気で気温が高いと無理なのでここのところ遠ざかっていた。ワンコのことだから、あっちにクンクン、こっちでもクンクンとなかなか先に進まないがまあゆっくりと歩こうと覚悟して進む。
少々遠いがルート上になにがあるかはラテも重々承知だし、ある種のパターンが作られてもいるのでラテの反応を楽しみながら歩く。
まずは1/3ほど進んだあたりにあるベンチに飛び乗り、いきなり腹ばいになってご休憩だ(笑)。復路だとこうしたご休憩モードが多くなるのだが往路で休むとはやはりラテも歳を取ったのだろうかとオトーサンはちょっと寂しくなる。

※ラテもマズル回りはだいぶ白くなったし歩きもゆっくりになったがお陰様で元気である
それでも今日の目的を理解しているラテは数分の後、自分でベンチを下りて再び公園に向かいゆっくりとではあるがしっかりと歩く。すれ違い様に年配の男性に「犬種はなんですか?」と聞かれる。オトーサンは「雑種です」とシンプルに答えるが、男性は納得いかない様子で「雑種には見えないけどねぇ」といいながら遠ざかっていく。
なにが言いたいのだろうとオトーサンは苦笑しながら歩くが、しばらくするとラテがオトーサンの膝の後ろをマズルで突くのに気づいた。ラテを見ると舌なめずりをしている。これは「水を飲みたい」というサインなので安全を確かめ路肩によってバッグに持参してきた冷えた水を飲ませる。ラテは慌てて飲み始めたせいか少しむせながらそれでも美味そうに飲んだ。
後1キロも歩けば公園に向かう歩道橋が見えてくるころだと思ったときラテの歩き方がちょっと変わった。ふと前方を注視すると右側を2人の女子中学生が楽しそうに話しながら歩いている。無論見知らぬ女子たちだからとオトーサンはラテのリードを些か強く引きながら彼女らの左側を通り抜けた…。


※前方右に中学生とみられる女子2人が楽しそうに話しながら歩いていた(上)。オトーサンは2人の左側をラテと共に追い越して先に進もうとした(下)
無論こんな光景は多々あるので珍しいことではないがその日はラテが強引に立ち止まりオトーサンの後ろを周り右側…すなわち女子たちの側に路線変更した。その力が強いのでオトーサンも一端立ち止まり体を回転させて向きを整える必要があった。無論リードの長さは一定を保っているつもりだ。


※オトーサンの左側にいたラテは後ろに回りながら女子たちに近づこうとする
路線変更したラテはオトーサンの手が痛いほどリードを引き2人の女子に追いつきたいとハアハア息を荒げた。オトーサンは懸命に一定の距離を保とうと力を入れるがこういうときのラテは力持ちだ(笑)。さすがに察して振り向いた女子たちは満面の笑顔で近づくラテを見て「可愛い…」とつぶやいた…。


※女子たちもラテに気がつき立ち止まり「可愛い...」と言ってくれた。それを良いことにラテはより近づいて早くも足元を舐めようとする(笑)。オトーサンはただただ「すみません...」と謝るしかない
ラテはその「可愛い…」が近寄れる許可だと思っているのかさらにリードを引く。オトーサンはただただ「すみません」と誤ってもう少し距離をおこうと離れた。最初は少し腰が引けていた女子たちだったがラテの笑顔に負けたのだろうか(爆)立ち止まって頭を撫でてくれた。オトーサンはここでも「申し訳ありません」とただただ誤るしかない…。

※2人でラテの頭を撫でてくれた。ラテの押し売り的オトモダチ作戦は成功(笑)
しかしいつも感心するのはこうした際のラテの分け隔てのない接し方だ。決して1人だけにまとわりついたりすることなく2人でも3人でも順番に鼻先を付けたり許されれば口を舐めていく。
そのとき女子たちは立ったままだったからソックスの上から足をチョロッと舐めてラテは満足したようだが、きちんと2人の女子に対して同じ行為をする。オトーサンはお礼をいいながら足早に先を急いだが、考えれば周りにラテのようなワンコを見たことがない。
勿論、人好きのワンコは沢山いるし、子供やワンコ好きの人が近寄ってきたときには尻尾を振り愛嬌を振りまくワンコは多いに違いない。またよく知っている人たちを見つければ喜んで近づくワンコもよく見るが、普通に歩いている面識のない子供(小学生から高校生くらいまで)たちに近づき、回り込んで自己アピールするワンコというのはこの10年…まず見たことがない。
以前こうしたラテの行為を眺めていたお馴染みの飼い主さんが「ラテちゃ~ん、オトーサンが妬いてるわよ」と笑った。いやはや当初はオトーサンたちの愛情が不足しているのか…と思ったときもあったが、これがラテの性格でありオンリーワンなところなのだと今では理解をしているオトーサンたちだが、そうした時の笑顔と積極的な態度にオトーサンもあらためて「凄い!」と驚いてしまった。
1週間に1度程度はその公園に足を向けてきたが、さすがに雨だったり逆にピーカンの天気で気温が高いと無理なのでここのところ遠ざかっていた。ワンコのことだから、あっちにクンクン、こっちでもクンクンとなかなか先に進まないがまあゆっくりと歩こうと覚悟して進む。
少々遠いがルート上になにがあるかはラテも重々承知だし、ある種のパターンが作られてもいるのでラテの反応を楽しみながら歩く。
まずは1/3ほど進んだあたりにあるベンチに飛び乗り、いきなり腹ばいになってご休憩だ(笑)。復路だとこうしたご休憩モードが多くなるのだが往路で休むとはやはりラテも歳を取ったのだろうかとオトーサンはちょっと寂しくなる。

※ラテもマズル回りはだいぶ白くなったし歩きもゆっくりになったがお陰様で元気である
それでも今日の目的を理解しているラテは数分の後、自分でベンチを下りて再び公園に向かいゆっくりとではあるがしっかりと歩く。すれ違い様に年配の男性に「犬種はなんですか?」と聞かれる。オトーサンは「雑種です」とシンプルに答えるが、男性は納得いかない様子で「雑種には見えないけどねぇ」といいながら遠ざかっていく。
なにが言いたいのだろうとオトーサンは苦笑しながら歩くが、しばらくするとラテがオトーサンの膝の後ろをマズルで突くのに気づいた。ラテを見ると舌なめずりをしている。これは「水を飲みたい」というサインなので安全を確かめ路肩によってバッグに持参してきた冷えた水を飲ませる。ラテは慌てて飲み始めたせいか少しむせながらそれでも美味そうに飲んだ。
後1キロも歩けば公園に向かう歩道橋が見えてくるころだと思ったときラテの歩き方がちょっと変わった。ふと前方を注視すると右側を2人の女子中学生が楽しそうに話しながら歩いている。無論見知らぬ女子たちだからとオトーサンはラテのリードを些か強く引きながら彼女らの左側を通り抜けた…。


※前方右に中学生とみられる女子2人が楽しそうに話しながら歩いていた(上)。オトーサンは2人の左側をラテと共に追い越して先に進もうとした(下)
無論こんな光景は多々あるので珍しいことではないがその日はラテが強引に立ち止まりオトーサンの後ろを周り右側…すなわち女子たちの側に路線変更した。その力が強いのでオトーサンも一端立ち止まり体を回転させて向きを整える必要があった。無論リードの長さは一定を保っているつもりだ。


※オトーサンの左側にいたラテは後ろに回りながら女子たちに近づこうとする
路線変更したラテはオトーサンの手が痛いほどリードを引き2人の女子に追いつきたいとハアハア息を荒げた。オトーサンは懸命に一定の距離を保とうと力を入れるがこういうときのラテは力持ちだ(笑)。さすがに察して振り向いた女子たちは満面の笑顔で近づくラテを見て「可愛い…」とつぶやいた…。


※女子たちもラテに気がつき立ち止まり「可愛い...」と言ってくれた。それを良いことにラテはより近づいて早くも足元を舐めようとする(笑)。オトーサンはただただ「すみません...」と謝るしかない
ラテはその「可愛い…」が近寄れる許可だと思っているのかさらにリードを引く。オトーサンはただただ「すみません」と誤ってもう少し距離をおこうと離れた。最初は少し腰が引けていた女子たちだったがラテの笑顔に負けたのだろうか(爆)立ち止まって頭を撫でてくれた。オトーサンはここでも「申し訳ありません」とただただ誤るしかない…。

※2人でラテの頭を撫でてくれた。ラテの押し売り的オトモダチ作戦は成功(笑)
しかしいつも感心するのはこうした際のラテの分け隔てのない接し方だ。決して1人だけにまとわりついたりすることなく2人でも3人でも順番に鼻先を付けたり許されれば口を舐めていく。
そのとき女子たちは立ったままだったからソックスの上から足をチョロッと舐めてラテは満足したようだが、きちんと2人の女子に対して同じ行為をする。オトーサンはお礼をいいながら足早に先を急いだが、考えれば周りにラテのようなワンコを見たことがない。
勿論、人好きのワンコは沢山いるし、子供やワンコ好きの人が近寄ってきたときには尻尾を振り愛嬌を振りまくワンコは多いに違いない。またよく知っている人たちを見つければ喜んで近づくワンコもよく見るが、普通に歩いている面識のない子供(小学生から高校生くらいまで)たちに近づき、回り込んで自己アピールするワンコというのはこの10年…まず見たことがない。
以前こうしたラテの行為を眺めていたお馴染みの飼い主さんが「ラテちゃ~ん、オトーサンが妬いてるわよ」と笑った。いやはや当初はオトーサンたちの愛情が不足しているのか…と思ったときもあったが、これがラテの性格でありオンリーワンなところなのだと今では理解をしているオトーサンたちだが、そうした時の笑顔と積極的な態度にオトーサンもあらためて「凄い!」と驚いてしまった。
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