ローライフレックス二眼レフカメラ用接写レンズ「ローライナー」とは
ローライナーは二眼レフカメラ「ローライフレックス」のビューレンズおよび撮影レンズに取り付ける接写用のレンズだ。いま少し被写体に寄りたいと考え手に入れてみたが実に気持ちが良いフレーミングが実現する…。
ローライナーはバヨネット規格で BayI, II, IIIのように種類があり、それぞれ対応するカメラが違う。またそれぞれ焦点距離も違い、私が使い始めたローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5 は BayI が使えるので入手した次第。ローライフレックスを本気で使おうとするならある意味ローライナーは不可欠のアイテムに違いない。

※革ケース付きのローライナー BayI
なぜならローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5 はポートレートにしろ静物撮影にしろ寄れるのはせいぜい70cm 程度までだが無論レンズ交換ができるわけではない。いま一歩寄りたいと思えばこのローライナーを使うしかないのだ。
ローライナー BayI を装着するとその焦点距離は100cmから45cmほどになる。これは実際に比較して見ればその恩恵がどれほど大きいかがわかる...。
例えばローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5の場合、机上に大きめの皿を置き果物などを持ったシーンを撮影しようとしても寄りたい距離ではピントが合わない。これはポートレートでも同じでもう一歩寄りたくてもピントが合わない...。そこでローライナーを上下のレンズにそれぞれ装着すれば構図的にかなり寄れることになる。


※ローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5のビューファインダー例。上が標準レンズでピントが合う一杯の距離に寄った例。下はローライナーを装着して一杯に寄った例
ただしローライナーを付けるとその焦点距離の間しかピントが合わない。風景を撮ろうと考えればローライナーは外さなければならない。ということでこのローライ純正の接写レンズを収納する本革製ケース裏にはカメラストラップに取付け、常に携帯できるようになっている。

※ローライナーを装着したローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5
さてローライナーは二眼レフカメラ用だからして2つのレンズからなっているが、使用に際しては些か注意が必要だ。
まず薄い方が撮影用レンズ側でどのような向きで取り付けようが問題はないがビューレンズ用のローライナーは筒にある赤いポッチが上になるよう装着しなければならない。なぜならこのビューレンズはパララックス補正をしているためレンズの向きが指定どおりでなければピントが合わないことになる。

※ビューレンズに取り付けるローライナーは赤い丸が上に位置するように取り付ける必要がある
ちなみにパララックスとは「視差効果」のことだが、二眼レフカメラで近接撮影をするとファインダーの視野と実際に撮影される画面範囲にズレが目立つ。ビューレンズ用のローライナーはそれを補正する役割も果たしているのだ。念のためローライナーのファインダー用レンズのフロント側レンズ周りをよく確認すると目視できるほどレンズは傾斜して取り付けられている。これは決して不良品ではないのだ(笑)。

※ビューレンズ用のローライナーレンズをよく見るとバララックス補正のためレンズが傾斜していることがわかる
実際にこのローライナーを使ってみるとフレーミングが思っていたとおりに収まり手放せなくなる。やはりこれはローライフレックスの必需品に違いない…。
ローライナーはバヨネット規格で BayI, II, IIIのように種類があり、それぞれ対応するカメラが違う。またそれぞれ焦点距離も違い、私が使い始めたローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5 は BayI が使えるので入手した次第。ローライフレックスを本気で使おうとするならある意味ローライナーは不可欠のアイテムに違いない。

※革ケース付きのローライナー BayI
なぜならローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5 はポートレートにしろ静物撮影にしろ寄れるのはせいぜい70cm 程度までだが無論レンズ交換ができるわけではない。いま一歩寄りたいと思えばこのローライナーを使うしかないのだ。
ローライナー BayI を装着するとその焦点距離は100cmから45cmほどになる。これは実際に比較して見ればその恩恵がどれほど大きいかがわかる...。
例えばローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5の場合、机上に大きめの皿を置き果物などを持ったシーンを撮影しようとしても寄りたい距離ではピントが合わない。これはポートレートでも同じでもう一歩寄りたくてもピントが合わない...。そこでローライナーを上下のレンズにそれぞれ装着すれば構図的にかなり寄れることになる。


※ローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5のビューファインダー例。上が標準レンズでピントが合う一杯の距離に寄った例。下はローライナーを装着して一杯に寄った例
ただしローライナーを付けるとその焦点距離の間しかピントが合わない。風景を撮ろうと考えればローライナーは外さなければならない。ということでこのローライ純正の接写レンズを収納する本革製ケース裏にはカメラストラップに取付け、常に携帯できるようになっている。

※ローライナーを装着したローライフレックスMX テッサー 75mm F3.5
さてローライナーは二眼レフカメラ用だからして2つのレンズからなっているが、使用に際しては些か注意が必要だ。
まず薄い方が撮影用レンズ側でどのような向きで取り付けようが問題はないがビューレンズ用のローライナーは筒にある赤いポッチが上になるよう装着しなければならない。なぜならこのビューレンズはパララックス補正をしているためレンズの向きが指定どおりでなければピントが合わないことになる。

※ビューレンズに取り付けるローライナーは赤い丸が上に位置するように取り付ける必要がある
ちなみにパララックスとは「視差効果」のことだが、二眼レフカメラで近接撮影をするとファインダーの視野と実際に撮影される画面範囲にズレが目立つ。ビューレンズ用のローライナーはそれを補正する役割も果たしているのだ。念のためローライナーのファインダー用レンズのフロント側レンズ周りをよく確認すると目視できるほどレンズは傾斜して取り付けられている。これは決して不良品ではないのだ(笑)。

※ビューレンズ用のローライナーレンズをよく見るとバララックス補正のためレンズが傾斜していることがわかる
実際にこのローライナーを使ってみるとフレーミングが思っていたとおりに収まり手放せなくなる。やはりこれはローライフレックスの必需品に違いない…。
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