ラテ飼育格闘日記(505)
ラテと散歩をしていると様々な人から声をかけられる。犬種は? 何歳? オス? などなどだが、間違いないことはラテと一緒でなければこうした触れ合いはないだろうし子供たちと接する機会もあり得ないと思う。よくワンコを飼うメリットのひとつとして運動不足解消があげられるが、オトーサンにとってそれ以上に子供たちとの触れ合いが嬉しい…。
現住所に引越する前、すなわちラテを飼うために埼玉から引っ越したエリアにも大小いくつもの公園があった。その近くて一番広い公園でラテは公園デビューしたわけだが、多くのワンコたちとその飼い主さんたちに囲まれて育った。だからいまでも片道40分ほどもかかるその公園に行きたがるときがある…。

※真正面からの笑顔!
マキちゃん、ハリーちゃん、ボーちゃん、クロちゃん、アポロちゃん、ヒナタちゃんたちと激しい取っ組み合いや駆けっこをして育った。喉が渇けばオトーサンが差し出した冷たい水をラテとマキちゃん、ハリーちゃんと3匹が仲良く小さな容器にマズルを突きだして水を飲んだ。
もうひとつの楽しみは近くに小学校があったことで、夕方に出向くとこれまた十数人の子供たちがさまざまな遊びをして公園を駆けずり回っていた。
ワンコとだけでなく、ラテはそうした女子たちともよく走った。一緒に走り、一緒にダルマさんが転んだゲームに参加させられたり、ソフトボールの審判をさせられたりもした(笑)。

※近所の砂場の公園にて。女子たちの笑顔を見られるのはオトーサンも嬉しい
キャッチーの後ろにラテを座らせ、女子が「ラテ、いまのはストライクかな?」「はいっ、ストライク!」といい加減な遊びをやっていた。しかし一方では「あのバッターはバットを投げて走る悪い癖があるのよ。危ないからここは私たちでラテを守るからね」と2人の女子が腕を組んでラテの前に立ちはだかるという気遣いも見せてくれた。
運動だけではなかった。1本のポッキーを女子が口に咥え、それをラテの鼻面に差し出すということをやった時にはさすがにオトーサンはビビった。オトーサンの心配をよそに「大丈夫、私とラテは親友だからさ」と躊躇もなくラテの前にアグラを組んだ。
ラテもラテで、これまたちょこんと座り差し出されたポッキーの一端を食べ始める…。どこかのコマーシャル映像ではないが最後は女子とラテがチューをする形になるが、ラテも大したもので女子に傷を負わせることなく上手にポッキーを食べ、最後に女子の唇をペロリと舐めた。


※幼児が両親の手を振り払ってラテに近づく(上)。いきなりラテのマズルを掴もうとしたのには驚いたが、母親も笑顔なのはこれまた嬉しい
こうした沢山の思い出がラテを子供好きにしたのか、それとももともと子供がすきだったのかは今となっては分からないが、残念なことにその子供たちは成長し中学・高校へと進み、当時の女の子たちは皆二十歳ほどになっているから会う機会もなくなってしまった…。その上オトーサンたちは3年前に現在の場所へと引越ししたこともあり、散歩の道順も変わってしまったから子供たちとの付き合いもゼロから考えなければならなかった。
しかし幸いなことにラテの子供好きと押しの強さは特に女の子たちには可愛く映ったようで、出会えれば笑顔でラテの周りに陣取ってくれる子供も多くなった。また昨今は知らない大人が子供に声をかけること自体が憚れる残念な世相になったが、ラテのおかげで子供たちからオトーサンも声をかけられる機会が増えたことはなによりも嬉しい。
先日、散歩の帰り道で向こうの歩道を歩いてきた小学生の女の子が左手でオトーサンに向かって手を振ってくれた。ラテはこのとき植え込みの影で女子には気づかなかったらしいし、女子からもラテを連れていることは分かっても見えなかったはずだ。だということはまさしくラテの飼い主であるオトーサンに手を振ってくれたことになる。

※距離があったし夕暮れ時でいささか暗く画像が鮮明でないが女子は左手を肩まで上げて手を振ってくれた
この子は面と向かって会うとラテを可愛がってくれる女子だが、それでもまだ何十回と出会うまでには至っていない。それだからこそオトーサンは嬉しかった…。
それから4日ほどたった昼時、コンビニから戻る途中で2人の友達だろうか、やはり女子と共に立ち止まっていたその子に出会った。無論オトーサンはそのときラテを連れていなかったし、紫外線防止のためにサングラスをかけていたから決して人相風体がよろしいオヤジではなかったはずだが(笑)、女子はまたまた手を胸の辺りまで上げて手を振り挨拶してくれた。

※オカーサンのリードだとアイコンタクトが多くなる...
彼女の持ち物と服装を見てシャーロッキアンのオトーサンは「プールにでも行くの?」と聞いた。女子は友達の方にも顔を向け「学校のプールなの」と答えた。オトーサンは青になった信号を渡ろうと「気を付けてね」と声をかけて歩き始めたが、背中には「ありがとうございます」という明るい返事が追いかけてきた。
つきなみだが、きっと素晴らしいご両親に育てられているのだろうと思うが、この難しい世情に名前も知らず、住所も知らない女子から手を振られ、声を掛け合える幸せをしみじみと感じたオトーサンだった。
現住所に引越する前、すなわちラテを飼うために埼玉から引っ越したエリアにも大小いくつもの公園があった。その近くて一番広い公園でラテは公園デビューしたわけだが、多くのワンコたちとその飼い主さんたちに囲まれて育った。だからいまでも片道40分ほどもかかるその公園に行きたがるときがある…。

※真正面からの笑顔!
マキちゃん、ハリーちゃん、ボーちゃん、クロちゃん、アポロちゃん、ヒナタちゃんたちと激しい取っ組み合いや駆けっこをして育った。喉が渇けばオトーサンが差し出した冷たい水をラテとマキちゃん、ハリーちゃんと3匹が仲良く小さな容器にマズルを突きだして水を飲んだ。
もうひとつの楽しみは近くに小学校があったことで、夕方に出向くとこれまた十数人の子供たちがさまざまな遊びをして公園を駆けずり回っていた。
ワンコとだけでなく、ラテはそうした女子たちともよく走った。一緒に走り、一緒にダルマさんが転んだゲームに参加させられたり、ソフトボールの審判をさせられたりもした(笑)。

※近所の砂場の公園にて。女子たちの笑顔を見られるのはオトーサンも嬉しい
キャッチーの後ろにラテを座らせ、女子が「ラテ、いまのはストライクかな?」「はいっ、ストライク!」といい加減な遊びをやっていた。しかし一方では「あのバッターはバットを投げて走る悪い癖があるのよ。危ないからここは私たちでラテを守るからね」と2人の女子が腕を組んでラテの前に立ちはだかるという気遣いも見せてくれた。
運動だけではなかった。1本のポッキーを女子が口に咥え、それをラテの鼻面に差し出すということをやった時にはさすがにオトーサンはビビった。オトーサンの心配をよそに「大丈夫、私とラテは親友だからさ」と躊躇もなくラテの前にアグラを組んだ。
ラテもラテで、これまたちょこんと座り差し出されたポッキーの一端を食べ始める…。どこかのコマーシャル映像ではないが最後は女子とラテがチューをする形になるが、ラテも大したもので女子に傷を負わせることなく上手にポッキーを食べ、最後に女子の唇をペロリと舐めた。


※幼児が両親の手を振り払ってラテに近づく(上)。いきなりラテのマズルを掴もうとしたのには驚いたが、母親も笑顔なのはこれまた嬉しい
こうした沢山の思い出がラテを子供好きにしたのか、それとももともと子供がすきだったのかは今となっては分からないが、残念なことにその子供たちは成長し中学・高校へと進み、当時の女の子たちは皆二十歳ほどになっているから会う機会もなくなってしまった…。その上オトーサンたちは3年前に現在の場所へと引越ししたこともあり、散歩の道順も変わってしまったから子供たちとの付き合いもゼロから考えなければならなかった。
しかし幸いなことにラテの子供好きと押しの強さは特に女の子たちには可愛く映ったようで、出会えれば笑顔でラテの周りに陣取ってくれる子供も多くなった。また昨今は知らない大人が子供に声をかけること自体が憚れる残念な世相になったが、ラテのおかげで子供たちからオトーサンも声をかけられる機会が増えたことはなによりも嬉しい。
先日、散歩の帰り道で向こうの歩道を歩いてきた小学生の女の子が左手でオトーサンに向かって手を振ってくれた。ラテはこのとき植え込みの影で女子には気づかなかったらしいし、女子からもラテを連れていることは分かっても見えなかったはずだ。だということはまさしくラテの飼い主であるオトーサンに手を振ってくれたことになる。

※距離があったし夕暮れ時でいささか暗く画像が鮮明でないが女子は左手を肩まで上げて手を振ってくれた
この子は面と向かって会うとラテを可愛がってくれる女子だが、それでもまだ何十回と出会うまでには至っていない。それだからこそオトーサンは嬉しかった…。
それから4日ほどたった昼時、コンビニから戻る途中で2人の友達だろうか、やはり女子と共に立ち止まっていたその子に出会った。無論オトーサンはそのときラテを連れていなかったし、紫外線防止のためにサングラスをかけていたから決して人相風体がよろしいオヤジではなかったはずだが(笑)、女子はまたまた手を胸の辺りまで上げて手を振り挨拶してくれた。

※オカーサンのリードだとアイコンタクトが多くなる...
彼女の持ち物と服装を見てシャーロッキアンのオトーサンは「プールにでも行くの?」と聞いた。女子は友達の方にも顔を向け「学校のプールなの」と答えた。オトーサンは青になった信号を渡ろうと「気を付けてね」と声をかけて歩き始めたが、背中には「ありがとうございます」という明るい返事が追いかけてきた。
つきなみだが、きっと素晴らしいご両親に育てられているのだろうと思うが、この難しい世情に名前も知らず、住所も知らない女子から手を振られ、声を掛け合える幸せをしみじみと感じたオトーサンだった。
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