ラテ飼育格闘日記(506)
お盆に会わせて夏休みをとり帰京する方も多いに違いない。オトーサンも過日両親の墓参りにオカーサンと出向いた。いつもは不信心で親不孝のオトーサンだが、この時期になると自分の両親のことやオカーサンの両親の姿を思い出す。
まあ…もし供養ということが出来るとするならそれは墓参りでもなければ毎日仏壇に手を合わせる仕草ではなく、亡くなった人を思い出すことだと…忘れないことだとオトーサンは信じているのだが…。
ところでご承知のようにワンコの寿命は我々人間よりずっと短い。大型犬なら10歳にもなれば後は余生と考えるべきだという説もあるほどだし、ラテのような中型犬でも平均寿命は12歳からせいぜい15歳ほどだという。
まあラテのことは考えたくないが思えばオトーサンの知り得たワンコたちの多くも随分と亡くなっている。

※ラテにはいつまでも元気でいて欲しい...
ところで先日、夕方の散歩から帰宅中に「ラテちゃ~ん」という声が…。ふり向くと1台の車が止まり、ドアが開くと昨年5月に亡くなった柴犬のハチちゃんの飼い主さんご夫婦だった。
助手席にいらした奥様がわざわざ車から降り「久しぶり…」とラテの頭を抱えてくださったが、ラテも吠えずに奥様の口元を舐め始めた。ハチちゃんのオカーサンと会ったのは記録を確認すると昨年の3月27日だったからすでに1年4ヶ月ほど経っているわけだがラテはしっかりと覚えていたようだ。


※散歩からの帰り道、車が止まり昨年5月に亡くなったハチちゃんの飼い主さんが声をかけてくださった。そして奥様がわざわざ車から降りてラテを抱えてくださった
去り際に運転席からご主人もラテに声をかけて下さったが、どうしたわけか「アウン、オンオンオン」と乾いた吠え声を上げた。勿論ご主人がハチちゃんと散歩している際に出会ったことも多々あり、ご主人にワンコ特有の遊びのポーズをしたことがあるラテだから挨拶か一種の甘えだったのかも知れない。

※幸いラテはまだまだ好奇心旺盛!
ともあれ僭越ながらご夫婦共にお元気そうだったのでオトーサンは安心したが、近年はワンコだけでなく飼い主さんの訃報に接する機会があってオトーサンも些か気が滅入った…。
一昨年の8月8日にはコーギー犬のプリンちゃんの飼い主さん(男性)が亡くなった。同じく2014年6月3日にラテと体をぶつけあって遊んでくれたボーダーコリーのボーチャンが、そして昨年には5月20日に前記したハチちゃんが、6月25日にはコーギー犬アポロちゃんの飼い主さんとして最初期に知り合った奥様が亡くなられた…。
こればかりは致し方ないのかも知れないが、古い写真データの整理をしているとそれこそ名前も知らない、あるいは忘れてしまった沢山のワンコたちが写っていて「元気なのだろうか」と気になって仕方がない。ただしすでに亡くなったワンコたちも数匹認識もしているが、その中にはラテが天敵のように吠えたワンコや、大型犬としては珍しく近寄ってもラテが一目置いて静かだったシェパードのマリアちゃんといったワンコもいる。

※オカーサンと一緒だとラテの笑顔が目立つ
それにこの数年会う機会がないワンコも多い。そうしたワンコたちが元気なのかどうかも気になりだしたらきりがないし「ワンコのことより自分の事を心配しろ」という自問の声も聞こえる(笑)。
「袖振り合うも多生の縁」とよく言われるが、若い時には感じなかったもののオトーサンの歳になるとどこか真実味が帯びてくる。人間同士はもとよりだが、ほんのひととき同じ空間と時間を共有して微笑ましいひとときを作り出してくれた様々なワンコたちに思いを馳せるのもこの時期ならではの有意義なことなのではないだろうか。
まあ…もし供養ということが出来るとするならそれは墓参りでもなければ毎日仏壇に手を合わせる仕草ではなく、亡くなった人を思い出すことだと…忘れないことだとオトーサンは信じているのだが…。
ところでご承知のようにワンコの寿命は我々人間よりずっと短い。大型犬なら10歳にもなれば後は余生と考えるべきだという説もあるほどだし、ラテのような中型犬でも平均寿命は12歳からせいぜい15歳ほどだという。
まあラテのことは考えたくないが思えばオトーサンの知り得たワンコたちの多くも随分と亡くなっている。

※ラテにはいつまでも元気でいて欲しい...
ところで先日、夕方の散歩から帰宅中に「ラテちゃ~ん」という声が…。ふり向くと1台の車が止まり、ドアが開くと昨年5月に亡くなった柴犬のハチちゃんの飼い主さんご夫婦だった。
助手席にいらした奥様がわざわざ車から降り「久しぶり…」とラテの頭を抱えてくださったが、ラテも吠えずに奥様の口元を舐め始めた。ハチちゃんのオカーサンと会ったのは記録を確認すると昨年の3月27日だったからすでに1年4ヶ月ほど経っているわけだがラテはしっかりと覚えていたようだ。


※散歩からの帰り道、車が止まり昨年5月に亡くなったハチちゃんの飼い主さんが声をかけてくださった。そして奥様がわざわざ車から降りてラテを抱えてくださった
去り際に運転席からご主人もラテに声をかけて下さったが、どうしたわけか「アウン、オンオンオン」と乾いた吠え声を上げた。勿論ご主人がハチちゃんと散歩している際に出会ったことも多々あり、ご主人にワンコ特有の遊びのポーズをしたことがあるラテだから挨拶か一種の甘えだったのかも知れない。

※幸いラテはまだまだ好奇心旺盛!
ともあれ僭越ながらご夫婦共にお元気そうだったのでオトーサンは安心したが、近年はワンコだけでなく飼い主さんの訃報に接する機会があってオトーサンも些か気が滅入った…。
一昨年の8月8日にはコーギー犬のプリンちゃんの飼い主さん(男性)が亡くなった。同じく2014年6月3日にラテと体をぶつけあって遊んでくれたボーダーコリーのボーチャンが、そして昨年には5月20日に前記したハチちゃんが、6月25日にはコーギー犬アポロちゃんの飼い主さんとして最初期に知り合った奥様が亡くなられた…。
こればかりは致し方ないのかも知れないが、古い写真データの整理をしているとそれこそ名前も知らない、あるいは忘れてしまった沢山のワンコたちが写っていて「元気なのだろうか」と気になって仕方がない。ただしすでに亡くなったワンコたちも数匹認識もしているが、その中にはラテが天敵のように吠えたワンコや、大型犬としては珍しく近寄ってもラテが一目置いて静かだったシェパードのマリアちゃんといったワンコもいる。

※オカーサンと一緒だとラテの笑顔が目立つ
それにこの数年会う機会がないワンコも多い。そうしたワンコたちが元気なのかどうかも気になりだしたらきりがないし「ワンコのことより自分の事を心配しろ」という自問の声も聞こえる(笑)。
「袖振り合うも多生の縁」とよく言われるが、若い時には感じなかったもののオトーサンの歳になるとどこか真実味が帯びてくる。人間同士はもとよりだが、ほんのひととき同じ空間と時間を共有して微笑ましいひとときを作り出してくれた様々なワンコたちに思いを馳せるのもこの時期ならではの有意義なことなのではないだろうか。
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