Apple Watchスポーツバンドの掃除は超音波洗浄機が効果的

Apple Watchは毎日腕につけているからこそ意味があるガジェットだが、だからこそバンドは汚れる...。軽い汚れなら拭き取るだけでほぼ綺麗になるだろうが、小穴やラグ部位などにこびりついた汚れを取るのは厄介だ。それにスポーツバンドならいざ知らずウーブンナイロンのバンドやミラネーゼループ、リンクブレスレットなど細部に入り込んだ汚れの掃除は難しい。


一般的な汚れに対するメンテナンスはバンドをApple Watchから外し、台所洗剤を1,2滴たらした水に浸し拭うことで済むに違いない。革製のバンドは論外だが…(笑)。しかし小穴やラグ部位などにへばりついた汚れを綺麗に取り去ることは意外と難しいし面倒だ。細い治具などで掻き出すのもよいが、下手をすれば傷を付けてしまう。

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※2ヶ月ほど使い続けたWatchスポーツバンドのホワイト。見るからに汚れている ^^;


それでもスポーツバンドならやりやすいが、細いナイロンを織り込んだウーブンナイロン製のバンドやステンレススチールメッシュを織り込んだミラネーゼループの汚れを除くのは手作業だけでは無理だ...。
特にウーブンナイロンのような編み込みのバンドは目視可能な汚れだけでなく汗などの付着を放置していると編み込みの奥まで雑菌まみれになる可能性もある。

Band_cleaning_04.jpg

※ウーブンナイロン製やステンレス製のミラネーゼループバンドなどの汚れは簡単に取れない


そこでお勧めはメガネなどの洗浄に使う超音波洗浄機である。いまでは数千円で買える安価な製品もあるので1台備えておくとなにかと便利だと思う。
この超音波洗浄機は文字通り20~50kHz程度の超音波を用いて洗浄する器具だ。
超音波洗浄機に水を入れ、付属のカゴに洗浄するアイテムを入れて水に沈ませ、台所洗剤を1,2滴たらす。洗剤をたらすのは汚れ取りというより水の表面張力を打ち消すためだという。

一般的な家庭用製品は電源コードをコンセントにつなぎ、本体のスイッチを入れれば規定時間動作してから自動的に電源が切れるものがほとんどだ。
ともかくこの超音波洗浄機の実力は普段メガネの洗浄で明白なのでApple Watchのスポーツバンドやウーブンナイロンバンドにも効果を期待し試してみた。

Band_cleaning_03.jpg

※ウーブンナイロンバンドを超音波洗浄機で洗浄中(撮影の為に蓋を外してある)


さて洗浄が終わり電源が切れたらバンドをカゴごと取り出し、十分に水で流し洗いする。そしてタオルやキッチンペーパーなどに包んで水気を取り十分な陰干しをすればOKだ。
もし頑固な汚れが残っているようなら再度洗浄するのもよいし湿らせた布などで拭けばすぐに取れるだろう。しかし多くは超音波洗浄機の1度の洗浄で綺麗になっているに違いない。そして超音波洗浄機の容器に残っている水に浮いている汚れを確認すればどれほど汚れていたかも分かるだろう。

陰干ししたバンドは傷はともかく金属部分もピカピカになっているし確かに綺麗になっている。特に夏場は普段でも汗をかくしそれだけApple Watchのバンドも汚れる理屈である。それだけに超音波洗浄機はありがたい存在だ。
小さな部分的な汚れは即拭き取れば良いが、1ヶ月に1度程度はこの超音波洗浄機でバンド全体のクリーニングをお勧めしたい。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員