ラテ飼育格闘日記(512)
一週間はオトーサンたちにとってそれこそあっと言う間に過ぎ去ってしまう時間だが、ラテはどのような感覚でとらえているのだろうか。それはよく分からないものの一週間前、1ヶ月前…いや数年前のこともよく覚えていると思われ驚かされることもある。その記憶…エピソード記憶の良し悪しで次の行動が変わるのは実に面白い。
前回(511)で、砂場の公園で会った子供たちのことをご紹介した。夏休みも終わり、学校が始まったからか夕方の公園にはしばしの間子供たちの黄色い声が響く。
そこにいけば、いつもというわけではないもののラテを知っている、ラテも好ましいと思っているであろう小学生女子たちに会えるかも知れないとオトーサンも意識的に足を向けるようにしている。

※楽しいこと、あるといいなあ!
というわけで雨も上がったからと夕方にその近くの公園へとラテのリードを引いた。近くまで来るとやはりというか、誰だかは分からないが子供たちの声が聞こえる。オトーサンはラテに刺激ができてよかったと思いながら公園に入ろうとしたら、あらら…ラテが嫌だという。
たまたまかと思い公園の外側を半回りすると別の入り口があるのでそこまではラテと付き合おうと散歩を続けたが、入り口にきても入りたくないと頑なな態度を示す。
ふと、気がついたがあれからも1,2度この公園に来たとき小学生女子たちはいなくて未就学児童に囲まれたことがあった。無論その時もラテは触られても大人しくしていたが尻尾が下がっていた。

※この日は出会いがなくて少し錆びそうなラテ。オトーサンと一休み
想像するに「オトーサン、今日は疲れたから子供たちとは遊べないよ」と言っているように思えたので苦笑しながらも公園を後にした。
やはりラテ自身が好きな小学生女子たちに対する態度と未就学児童たちへの態度を思い出してみると明らかな違いがあることがわかる。
馴染みの小学生たちの場合、声をかけられたりあるいは近づかれたりすると尻尾を振るのは勿論だが、口を開けてどこか甘えるような笑顔で対峙する。そして子供が立っている場合は足や下がった手を舐めようとするし、もし子供がしゃがみ込んでくれた場合は間違いなくその口元や顔を舐めようとする。


※公園に入ると「ラテちゃん!」と小学生の女子が駆けてくる。嬉しいことです
さらに、特にラテが好きな子供の場合は(大人でも)相手が立っていると大きな体をあずけるように両前足を上げて抱きつこうとするし、尻尾の振り方も激しくお尻ごとビュンビュンといった感じか(笑)。
この顔を舐めることはラテにとっては親愛を示す大切な行為のようで、相手がそれを許してくれるなら丁寧に舐めるし、もし子供が3人いる場合には順番にきちんと3人を1人ずつ舐める。その時のラテの目付きは大げさでなく慈愛に満ちている。そして1人だけを舐めるとか1人だけを無視するということはないのが凄いとオトーサンは常々感心している。
さらに初対面の子供の場合もこれに準じる。子供たちが友好的であれば一年も前から知ってる子供と変わらぬ親愛の情を示す。ただしそれは大好きな子供と出会ったときと比べれば緩慢な動きのようだ。
対して未就学児童、例えば三歳とか四歳といった幼児が「ワンワン!」といいながら近づいてくると尻尾を軽く振るが、特に歓迎の行動はとらないのが普通だ。

※どうしたことか、ラテがオカーサンに抱っこを要求 :-)
表情も前記したような明らかに喜びの表情ではなく無表情でときに目を大きく見開くこともある。これは注視のサインだとオトーサンは考えているが、とはいっても唸るとか逃げようとするわけではない。ただしラテから幼児に歩み寄ったりすることはなく、顔を舐めようとすることもない。ただただなすがままに大人しくしている…どこか感情を押し殺して我慢しているようにも思える。
したがって分かりやすくいうなら、ラテは幼児と対峙すると気疲れするのではないか。尻尾が下がってしまうことが多いのもそれを表していると思うのだが。
これまた想像の域を出ないが、幼児はラテにとって敵ではないしそれが人間の赤ん坊だということは理解していると思うが、それこそどんな行動を起こすか分からない不安を持って接しているようだ。尻尾を引っ張ったり耳を引っ張ったり、あるいは体毛を引っ張ったりもする。時には怖いもの知らずだから頭や背をパンパンと叩く幼児もいる。

※10日ほど前に会ったときには怖々手を出していた男の子が積極的になってきた
それとラテにとって小学生の子供と三歳、四歳の子供の1番の違いは、ラテから見て相手の気持ちが表情や行動、声などでわかるし、反対に犬好きな子供ならラテの表情を読み取ってくれるに違いない。要はコミュニケーションが取れるのだ。しかし幼児はラテにとって守らなければならない対象ではあっても喜びの対象ではないと思っているのではないか…。
子供たちの声と共に幼児の金切り声を聞きつつ、ラテはオトーサンの意に反して公園を離れていくのが可笑しかった。また来ようね、ラテ!
前回(511)で、砂場の公園で会った子供たちのことをご紹介した。夏休みも終わり、学校が始まったからか夕方の公園にはしばしの間子供たちの黄色い声が響く。
そこにいけば、いつもというわけではないもののラテを知っている、ラテも好ましいと思っているであろう小学生女子たちに会えるかも知れないとオトーサンも意識的に足を向けるようにしている。

※楽しいこと、あるといいなあ!
というわけで雨も上がったからと夕方にその近くの公園へとラテのリードを引いた。近くまで来るとやはりというか、誰だかは分からないが子供たちの声が聞こえる。オトーサンはラテに刺激ができてよかったと思いながら公園に入ろうとしたら、あらら…ラテが嫌だという。
たまたまかと思い公園の外側を半回りすると別の入り口があるのでそこまではラテと付き合おうと散歩を続けたが、入り口にきても入りたくないと頑なな態度を示す。
ふと、気がついたがあれからも1,2度この公園に来たとき小学生女子たちはいなくて未就学児童に囲まれたことがあった。無論その時もラテは触られても大人しくしていたが尻尾が下がっていた。

※この日は出会いがなくて少し錆びそうなラテ。オトーサンと一休み
想像するに「オトーサン、今日は疲れたから子供たちとは遊べないよ」と言っているように思えたので苦笑しながらも公園を後にした。
やはりラテ自身が好きな小学生女子たちに対する態度と未就学児童たちへの態度を思い出してみると明らかな違いがあることがわかる。
馴染みの小学生たちの場合、声をかけられたりあるいは近づかれたりすると尻尾を振るのは勿論だが、口を開けてどこか甘えるような笑顔で対峙する。そして子供が立っている場合は足や下がった手を舐めようとするし、もし子供がしゃがみ込んでくれた場合は間違いなくその口元や顔を舐めようとする。


※公園に入ると「ラテちゃん!」と小学生の女子が駆けてくる。嬉しいことです
さらに、特にラテが好きな子供の場合は(大人でも)相手が立っていると大きな体をあずけるように両前足を上げて抱きつこうとするし、尻尾の振り方も激しくお尻ごとビュンビュンといった感じか(笑)。
この顔を舐めることはラテにとっては親愛を示す大切な行為のようで、相手がそれを許してくれるなら丁寧に舐めるし、もし子供が3人いる場合には順番にきちんと3人を1人ずつ舐める。その時のラテの目付きは大げさでなく慈愛に満ちている。そして1人だけを舐めるとか1人だけを無視するということはないのが凄いとオトーサンは常々感心している。
さらに初対面の子供の場合もこれに準じる。子供たちが友好的であれば一年も前から知ってる子供と変わらぬ親愛の情を示す。ただしそれは大好きな子供と出会ったときと比べれば緩慢な動きのようだ。
対して未就学児童、例えば三歳とか四歳といった幼児が「ワンワン!」といいながら近づいてくると尻尾を軽く振るが、特に歓迎の行動はとらないのが普通だ。

※どうしたことか、ラテがオカーサンに抱っこを要求 :-)
表情も前記したような明らかに喜びの表情ではなく無表情でときに目を大きく見開くこともある。これは注視のサインだとオトーサンは考えているが、とはいっても唸るとか逃げようとするわけではない。ただしラテから幼児に歩み寄ったりすることはなく、顔を舐めようとすることもない。ただただなすがままに大人しくしている…どこか感情を押し殺して我慢しているようにも思える。
したがって分かりやすくいうなら、ラテは幼児と対峙すると気疲れするのではないか。尻尾が下がってしまうことが多いのもそれを表していると思うのだが。
これまた想像の域を出ないが、幼児はラテにとって敵ではないしそれが人間の赤ん坊だということは理解していると思うが、それこそどんな行動を起こすか分からない不安を持って接しているようだ。尻尾を引っ張ったり耳を引っ張ったり、あるいは体毛を引っ張ったりもする。時には怖いもの知らずだから頭や背をパンパンと叩く幼児もいる。

※10日ほど前に会ったときには怖々手を出していた男の子が積極的になってきた
それとラテにとって小学生の子供と三歳、四歳の子供の1番の違いは、ラテから見て相手の気持ちが表情や行動、声などでわかるし、反対に犬好きな子供ならラテの表情を読み取ってくれるに違いない。要はコミュニケーションが取れるのだ。しかし幼児はラテにとって守らなければならない対象ではあっても喜びの対象ではないと思っているのではないか…。
子供たちの声と共に幼児の金切り声を聞きつつ、ラテはオトーサンの意に反して公園を離れていくのが可笑しかった。また来ようね、ラテ!
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