ラテ飼育格闘日記(536)
気温的には寒さの峠は過ぎたはずだが、やはり朝夕は寒い日が多い。それに風が強い日などは子供たちも公園に出ないからかラテにとっては些か刺激が少なく機嫌がよくない(笑)。それではとオトーサンはある日の朝、意識的に散歩に出る時間帯を小学生たちの通学時間帯に合わせるようにと計画した。
とはいえラテが知っている、ラテを知っている子供たちと出会えるかどうかは分かる由もないが、例え知らない子供たちだとしても一緒に歩くのはラテにとって良い刺激となり嬉しいことだと知っているからだ。そもそも人間が好きなラテだとしてもそうそうお気に入りの方々と行き交うことなど叶うはずもないが、せめてものオトーサンの努力というわけだ。

※オトーサンはラテにとって少しでも楽しい散歩になるよう努力をしているのだが...
それにしてもその計画はオトーサンにとって気を遣う散歩となる。それは排泄といったワンコと散歩する際には欠かせない行為を沢山の子供たちと歩いているときに体験させたくないということだ。勿論ワンコも我々人間同様排泄は生きていく上で必要不可欠な生理現象であるからそれ自体を隠そうとする意味ではない。
また中にはワンコを飼っている子供たちもいて、そうした子供たちにとってはワンコが排泄することなど百も承知に違いない。
ただし登校や通勤のためにと多くの人々が狭い歩道を進んでいるとき、例えばラテがウンチでもしようものなら片付けするのは当然でもかなり邪魔だし臭気も隠せない。要は迷惑に違いからだ。そしてなによりもフレンドリーに接してくれている子供たちとの接触が途切れるきっかけとなってしまうのだ。

※近所では唯一ラテがフレンドリーな態度を示す柴犬のアンリちゃんと鼻先ツンツン!
それにワンコ自体は基本的に場所を選ばないから「ここではさせたくない」というコントロールを100%成功させることは難しい。そういえば成犬になってからはやったことはないが、幼犬時代に二度ほど信号のある横断歩道を渡っている最中にしゃがみこみオトーサンを慌てさせたことがあった。
ということでオトーサンは10分程早めに家を出て、別方面にラテを誘うという作戦に出た。前日の夕方にウンチをしなかったことでもあり経験上早めに排泄をしてくれるのではないかと期待してのことだった。先に排泄しておけば再度という可能性もゼロではないがまずは安心して学童たちの間をゆっくりと歩かせることが出来る。

※「あたしこの犬知ってる」と近づいて来た子供たち
無論そんなことをオトーサンが考えていることなどラテは知るはずもないが、幸いというか目論見通りというか、自宅を出て10分もしないうちに事が済んだ。
それではとオトーサンは時計を見つつ、学童たちが小学校に向かう道にラテを引いていった。少し歩くとあちらことらでランドセルを背負った子供たちの姿が目立つようになってきた。ラテは遠目にそれを知り早くも尻尾を振り始めている。
ここでもオトーサンは自分から子供たちに話しかけはしない。またラテのリードを短く持ってワンコの嫌いな人や先を急いでいる人たちが脇を通ることが容易なようにと気を遣っているつもりだ。しかしそうした際にもタバコをふかし指の間に挟んだまま無神経に通り過ぎる出来の悪い大人もいて迷惑なだけでなく危ない。

※校門に入る直前に「ラテちゃ〜ん、またね」と手を振ってくれる子供たちも...
ともかくその朝はラテが好きな子供とは出会えなかったが、ラテを知ってくれている数人の子供たちとの触れ合いはできたのでオトーサンの作戦はまずまずだったと思える。
それらの子供たちと短い間一緒に歩くうちに聞いたことだがインフルエンザA型が大流行しているようだ。この子供たちが通う小学校では幸い学級閉鎖には至っていないがかなりの子供たちが感染し休んでいるという。
戻ってから確認してみたが、確かに多摩市の小学校では数校が学級閉鎖に追い込まれていたし現在も進行しているところもあるようだ。
なるほどこの一週間、馴染みの公園に出向いても子供たちの姿が極端に少ないように思える。もしかしたらインフルエンザの影響で感染している子供は勿論だが、なるべく不用意に外に出ないようにと親御さんたちが注視されているからかも知れない。
そうそう、その日の夕方ラテを動物病院に連れて行った。別にラテが風邪をひいたというわけではなく二週間に一度アトピー抑制の薬を買うためだ。

※動物病院で薬をいただく。今日は痛いことされないと知ったのかラテは大人しく待っていた
結局その日の夕方の散歩はラテにとって刺激がなかったし病院へ立ち寄ったこともあってか、実に機嫌が悪く親の心子知らずの非協力的な態度に終始したラテだった(笑)。
とはいえラテが知っている、ラテを知っている子供たちと出会えるかどうかは分かる由もないが、例え知らない子供たちだとしても一緒に歩くのはラテにとって良い刺激となり嬉しいことだと知っているからだ。そもそも人間が好きなラテだとしてもそうそうお気に入りの方々と行き交うことなど叶うはずもないが、せめてものオトーサンの努力というわけだ。

※オトーサンはラテにとって少しでも楽しい散歩になるよう努力をしているのだが...
それにしてもその計画はオトーサンにとって気を遣う散歩となる。それは排泄といったワンコと散歩する際には欠かせない行為を沢山の子供たちと歩いているときに体験させたくないということだ。勿論ワンコも我々人間同様排泄は生きていく上で必要不可欠な生理現象であるからそれ自体を隠そうとする意味ではない。
また中にはワンコを飼っている子供たちもいて、そうした子供たちにとってはワンコが排泄することなど百も承知に違いない。
ただし登校や通勤のためにと多くの人々が狭い歩道を進んでいるとき、例えばラテがウンチでもしようものなら片付けするのは当然でもかなり邪魔だし臭気も隠せない。要は迷惑に違いからだ。そしてなによりもフレンドリーに接してくれている子供たちとの接触が途切れるきっかけとなってしまうのだ。

※近所では唯一ラテがフレンドリーな態度を示す柴犬のアンリちゃんと鼻先ツンツン!
それにワンコ自体は基本的に場所を選ばないから「ここではさせたくない」というコントロールを100%成功させることは難しい。そういえば成犬になってからはやったことはないが、幼犬時代に二度ほど信号のある横断歩道を渡っている最中にしゃがみこみオトーサンを慌てさせたことがあった。
ということでオトーサンは10分程早めに家を出て、別方面にラテを誘うという作戦に出た。前日の夕方にウンチをしなかったことでもあり経験上早めに排泄をしてくれるのではないかと期待してのことだった。先に排泄しておけば再度という可能性もゼロではないがまずは安心して学童たちの間をゆっくりと歩かせることが出来る。

※「あたしこの犬知ってる」と近づいて来た子供たち
無論そんなことをオトーサンが考えていることなどラテは知るはずもないが、幸いというか目論見通りというか、自宅を出て10分もしないうちに事が済んだ。
それではとオトーサンは時計を見つつ、学童たちが小学校に向かう道にラテを引いていった。少し歩くとあちらことらでランドセルを背負った子供たちの姿が目立つようになってきた。ラテは遠目にそれを知り早くも尻尾を振り始めている。
ここでもオトーサンは自分から子供たちに話しかけはしない。またラテのリードを短く持ってワンコの嫌いな人や先を急いでいる人たちが脇を通ることが容易なようにと気を遣っているつもりだ。しかしそうした際にもタバコをふかし指の間に挟んだまま無神経に通り過ぎる出来の悪い大人もいて迷惑なだけでなく危ない。

※校門に入る直前に「ラテちゃ〜ん、またね」と手を振ってくれる子供たちも...
ともかくその朝はラテが好きな子供とは出会えなかったが、ラテを知ってくれている数人の子供たちとの触れ合いはできたのでオトーサンの作戦はまずまずだったと思える。
それらの子供たちと短い間一緒に歩くうちに聞いたことだがインフルエンザA型が大流行しているようだ。この子供たちが通う小学校では幸い学級閉鎖には至っていないがかなりの子供たちが感染し休んでいるという。
戻ってから確認してみたが、確かに多摩市の小学校では数校が学級閉鎖に追い込まれていたし現在も進行しているところもあるようだ。
なるほどこの一週間、馴染みの公園に出向いても子供たちの姿が極端に少ないように思える。もしかしたらインフルエンザの影響で感染している子供は勿論だが、なるべく不用意に外に出ないようにと親御さんたちが注視されているからかも知れない。
そうそう、その日の夕方ラテを動物病院に連れて行った。別にラテが風邪をひいたというわけではなく二週間に一度アトピー抑制の薬を買うためだ。

※動物病院で薬をいただく。今日は痛いことされないと知ったのかラテは大人しく待っていた
結局その日の夕方の散歩はラテにとって刺激がなかったし病院へ立ち寄ったこともあってか、実に機嫌が悪く親の心子知らずの非協力的な態度に終始したラテだった(笑)。
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