Escape Motionsのペイント・アプリRebelle 2 のステンシル機能に関して
過日、Escape Motionsの新しいペイント・アプリRebelle 2 に関して覚書という形で記事を書いた。その中でステンシルという機能について簡単に触れたが、今回はその補足である。
ステンシルの表示は「ウィンドウ」メニューの「Stencils」を選ぶことで表示がON・OFFできるが、アプリに当初用意されているステンシルのライブラリはたったの12個でしかない。またなによりもこの機能をより生かそうとすればユーザーなりに必要なステンシルを登録したいと思うのが自然であろう。
私も当初ろくにヘルプで表示するユーザーガイドも見ないで操作していたから、このステンシルの扱いについて難しいものかと思っていたが、実際にやってみると実に簡単だったのでメモのつもりでご紹介させていただく。
さてRebelle 2 で油絵を描こうという場合には普通ステンシルの必要はないと思う。しかしデザイン系あるいはイラストレーションといった作品をという場合には例えRebelle 2 をメインに使おうとする場合でもときに綺麗な線や緻密なオブジェクトを描きたいという欲求はあり得ることだと思う。しかしRebelle 2 はペイント系100%のアプリであり、直線すらいわゆるフリーハンドで描くのが当然のツールだ。
したがってステンシルはキャンバスに描きたいのが直線であれ円や多角形であり、より複雑なパターンをフリーハンドではなくカチッとした線で欲しいという場合に有効なツールとなる。
念のため、使い方をおさらいしておくが、ステンシルパネルから任意のステンシルをクリックする。オレンジカラーの矩形本体とその右上に小さな四角形(ステンシル・メニュー)が表示されるはずだ。

※ステンシルをキャンバス上に置いた例
そのステンシル・メニューは四分割されており、左上が「移動」、右上が「回転」、左下が「拡大・縮小」そして右下がポップアップメニューになっていて「反転・水平方向に反転・垂直方向に反転・取り外し」から選択できる。

※ステンシル本体右上の矩形はコントロールパネル
そのステンシル・メニューを操作し、ステンシルをキャンバス上の任意の位置およびサイズにしてからその白で抜かれた部位を任意の色で塗りつぶすが、このときステンシル上には色は付かない。

※ステンシルの上から任意のカラーで塗る。その場合にステンシル本体のオレンジ色部分には色は塗れない
塗り終わったらステンシル・メニューの「取り外し」を使ってステンシルを消すとステンシルのパターンが綺麗に残っているはずだ。無論塗りは水彩でもアクリルでもツールは自由だ。
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※塗り終わったらステンシルを取り外すと塗った部位が残るという理屈
ではステンシルはどのように自作してステンシルパネルに登録するのかを見ていこう。
話しは簡単だ。グラフィックソフトでステンシルにしたいパターンを描き、あるいはクリップアートなどを使いそれを .jpg で保存する。その際ステンシル化を考え、余白はオブジェクトぎりぎりのサイズで保存しておくことがポイントか。

※例えば左の写真を白黒二値化したデータも .jpg で保存すればステンシルとして使える
後はRebelle 2 のステンシルパネル右下の「Create Stencil from Image File」アイコンをクリックし、当該 .jpg ファイルを指定して読み込めば良い。

※ .jpgファイルを「Create Stencil from Image File」でステンシルパネルに読み込めば即ステンシルとして使える
これで自作のステンシルがステンシルパネルへ登録される。
ちなみにステンシルパネルから任意のステンシルを消去する場合は、当該ステンシルを選択の上で「Remove Stencil from the Library」ボタンをクリックすれば消去できる。
さてくどいようだが、ステンシルは本来フリーハンドで描きにくいオブジェクトをキャンバス上に表現するためのものだ。したがって一般的には均整の取れたカーブを持つ線やフォント、あるいはアイコンみたいなものに適しているから、その原型作りはドロー系というかベクトル系のツールで作るのがお勧めだ。
無論フリーハンドで描いたパターンや写真を二値化したものなどをステンシルとしてキャンバス上のレイヤーに持ち込んでみるのも面白かも知れない。コラージュなどに応用が利くだろう。

※これも写真を二値化してステンシルとして利用した一例【クリックで拡大】
Rebelle 2 にとってステンシルは多用するものではないかも知れないが、その長所や利点を知っておくと役に立つ場合があるに違いない。
以下の動画はこれまでの説明を一通りリアルタイムで解説したものだ。参考にしていただければ幸いです。
※Rebelle 2 のステンシル機能の概要を動画で解説しました
■Rebelle 2 ウェブサイト
ステンシルの表示は「ウィンドウ」メニューの「Stencils」を選ぶことで表示がON・OFFできるが、アプリに当初用意されているステンシルのライブラリはたったの12個でしかない。またなによりもこの機能をより生かそうとすればユーザーなりに必要なステンシルを登録したいと思うのが自然であろう。
私も当初ろくにヘルプで表示するユーザーガイドも見ないで操作していたから、このステンシルの扱いについて難しいものかと思っていたが、実際にやってみると実に簡単だったのでメモのつもりでご紹介させていただく。
さてRebelle 2 で油絵を描こうという場合には普通ステンシルの必要はないと思う。しかしデザイン系あるいはイラストレーションといった作品をという場合には例えRebelle 2 をメインに使おうとする場合でもときに綺麗な線や緻密なオブジェクトを描きたいという欲求はあり得ることだと思う。しかしRebelle 2 はペイント系100%のアプリであり、直線すらいわゆるフリーハンドで描くのが当然のツールだ。
したがってステンシルはキャンバスに描きたいのが直線であれ円や多角形であり、より複雑なパターンをフリーハンドではなくカチッとした線で欲しいという場合に有効なツールとなる。
念のため、使い方をおさらいしておくが、ステンシルパネルから任意のステンシルをクリックする。オレンジカラーの矩形本体とその右上に小さな四角形(ステンシル・メニュー)が表示されるはずだ。

※ステンシルをキャンバス上に置いた例
そのステンシル・メニューは四分割されており、左上が「移動」、右上が「回転」、左下が「拡大・縮小」そして右下がポップアップメニューになっていて「反転・水平方向に反転・垂直方向に反転・取り外し」から選択できる。

※ステンシル本体右上の矩形はコントロールパネル
そのステンシル・メニューを操作し、ステンシルをキャンバス上の任意の位置およびサイズにしてからその白で抜かれた部位を任意の色で塗りつぶすが、このときステンシル上には色は付かない。

※ステンシルの上から任意のカラーで塗る。その場合にステンシル本体のオレンジ色部分には色は塗れない
塗り終わったらステンシル・メニューの「取り外し」を使ってステンシルを消すとステンシルのパターンが綺麗に残っているはずだ。無論塗りは水彩でもアクリルでもツールは自由だ。
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※塗り終わったらステンシルを取り外すと塗った部位が残るという理屈
ではステンシルはどのように自作してステンシルパネルに登録するのかを見ていこう。
話しは簡単だ。グラフィックソフトでステンシルにしたいパターンを描き、あるいはクリップアートなどを使いそれを .jpg で保存する。その際ステンシル化を考え、余白はオブジェクトぎりぎりのサイズで保存しておくことがポイントか。

※例えば左の写真を白黒二値化したデータも .jpg で保存すればステンシルとして使える
後はRebelle 2 のステンシルパネル右下の「Create Stencil from Image File」アイコンをクリックし、当該 .jpg ファイルを指定して読み込めば良い。

※ .jpgファイルを「Create Stencil from Image File」でステンシルパネルに読み込めば即ステンシルとして使える
これで自作のステンシルがステンシルパネルへ登録される。
ちなみにステンシルパネルから任意のステンシルを消去する場合は、当該ステンシルを選択の上で「Remove Stencil from the Library」ボタンをクリックすれば消去できる。
さてくどいようだが、ステンシルは本来フリーハンドで描きにくいオブジェクトをキャンバス上に表現するためのものだ。したがって一般的には均整の取れたカーブを持つ線やフォント、あるいはアイコンみたいなものに適しているから、その原型作りはドロー系というかベクトル系のツールで作るのがお勧めだ。
無論フリーハンドで描いたパターンや写真を二値化したものなどをステンシルとしてキャンバス上のレイヤーに持ち込んでみるのも面白かも知れない。コラージュなどに応用が利くだろう。

※これも写真を二値化してステンシルとして利用した一例【クリックで拡大】
Rebelle 2 にとってステンシルは多用するものではないかも知れないが、その長所や利点を知っておくと役に立つ場合があるに違いない。
以下の動画はこれまでの説明を一通りリアルタイムで解説したものだ。参考にしていただければ幸いです。
※Rebelle 2 のステンシル機能の概要を動画で解説しました
■Rebelle 2 ウェブサイト
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