Adobe Muse CCによるサイトデータをFTPアップロードする際の覚書
ウェブサイトの構築は秀逸なツールの登場により随分とやりやすくなった。しかし、いざ問題が起きればやはり基本的な知識の有る無しが大きな意味を持ってくる。過日より現在使っているxserveのレンタルサーバー内に別のドメインでとある方専用の写真閲覧サイトを作ることにした。
制作ツールはAdobe Muse CCだからデザインも思うままだし一覧表示させる写真のサムネイルをクリック/タップすると実寸の写真を表示するという程度ならあっというまに作ることが出来る。しかし最後の最後、すなわちサイトデザインやデータ構築の設定が終わりプレビューで確認後、いざFTPアップロードしようとした時に問題が発生した。
要はエラーとなってアップロードが出来ないのだ。
大方のFTPツールによるデータアップロード時の設定は決まり切ったことに違いない。すでに私は同じサーバー内にウェブサイトを構築して利用しているのだからなんの難しいこともないだろうとたかをくくっていた。
最初はサブドメインを設定し…とも考えたが今後のことを考慮しかつ構築もシンプルだと思い、新たにドメインを取得しネームサーバーもすでに設定済みで追加のFTPアカウントも設定した。
Muse CCでFTPアップロードの場合「FTPサーバーに接続」と「FTPホストにアップロード」の二つのダイアログにあるフィールド内に正しい情報を設定する必要がある。
まず「FTPサーバーに接続」だが、ドメインを例えば abcde.com だとすればこんな感じだ。
・FTPサーバー: xx1234.xserver.jp <—サーバー名
・ユーザー名: xxxxx@abcde.com <---追加FTPアカウント
・パスワード: xxxxxxxxxx

続いて「FTPホストにアップロード」の設定だがこんな感じになる。
・サイトURL: http://abcde.com/
・サーバー上のフォルダー: /home/mactechlab/abcde.com/public_html

まあこんな感じでやってみたが旨く行かない。問題は明らかで「FTPサーバーに接続」の設定項目は明白でありここは間違いはないはずだ。ということは「FTPホストにアップロード」の設定に問題があるわけだからと以前の記憶を呼び覚ましながらサイトURLにwwwを付けてみたりサーバー上のフォルダー内容を変えてみたりしたものの「フォルダ xxx はサイト yyy を指していません」というエラーメッセージに悩まされる…。
翌日、状況を明記してxserve のサポートへメールで問い合わせることにした。結果数時間後に解答をいただいた。レスポンスが速いのは実に助かる。サポートからのアドバイスは「接続先ディレクトリを/home/mactechlab/abcde.com/public_html にご変更いただき、FTPデータがアップロードできるかお試しください」というものだった。
ちょっと首を傾げつつまずはその通りやってみた。接続先ディレクトリを指定通りに変えてやってみたが同じエラーが出る。
早速サポートへその旨と次の対策を問い合わせた。
今度も迅速に返事をいただいたが、先の担当者とは別の方だったが「アップロードにご利用のアプリ側で接続先のフォルダ設定等を行われている場合、二重の設定となってしまうため、アプリ側でこのような設定をなさっている場合、すべて削除(空白の状態)にて、改めてFTP接続をお試しいただきたく存じます」という解答をいただいた。
この種の事に詳しい方ならこの解答でその意味が分かるのかも知れないが残念ながら私は混乱(笑)。第一、接続先ディレクトリを変えろとは前の担当者の指示だったではないか。
それに「すべて削除(空白の状態)にて、改めてFTP接続をお試しいただきたく存じます」の主語が不明だ…。
この肝心なところでサーバーをぐしゃぐしゃにしたくないと考え、ストレートに「なにをどうするのか」とまたまた問い合わせた。
しかし少し冷静になるとやっとサポートからの指示の意味が分かったように思えた。
接続先ディレクトリを/home/mactechlab/abcde.com/public_html にしている以上、アプリ設定のサーバー上のフォルダーサーバー箇所に同じ /home/mactechlab/abcde.com/public_html を入れたのではサポートの回答通り設定が重複することになる。
ではどうするか…。
「すべて削除(空白の状態)にて」という意味だが、まさか追加FTPアカウントの接続先ディレクトリを消せというはずもない。だとすればアプリ設定のサーバー上のフォルダーサーバー箇所を空白にしろということに違いないと思い当たった。
サポートから具体的な回答がある前だったが、早速やってみた。
嗚呼…アップロードは瞬時に終わった…。

その数時間後、サポート担当者からは「FTP接続を行うアプリ側の削除であり追加FTPアカウントへの設定変更などは不要」という返事をいただいた。
今回の教訓はアプリ側のフィールドには “空白もあり得る” ということを知ったことだ。
今更だが、FTPアップロード設定のフィールドは不可欠な設定であり、決められた通り正確な記述をしなければならないのは勿論、すべてのフィールドは埋めなければならない…埋める必要があるのだという先入観が問題解決に時間がかかってしまった要因のひとつだった。
問題が解決すればすべてOKなのだが、ともあれ後日の検証のためにもその行き掛かりを覚書として残しておくことにする。
制作ツールはAdobe Muse CCだからデザインも思うままだし一覧表示させる写真のサムネイルをクリック/タップすると実寸の写真を表示するという程度ならあっというまに作ることが出来る。しかし最後の最後、すなわちサイトデザインやデータ構築の設定が終わりプレビューで確認後、いざFTPアップロードしようとした時に問題が発生した。
要はエラーとなってアップロードが出来ないのだ。
大方のFTPツールによるデータアップロード時の設定は決まり切ったことに違いない。すでに私は同じサーバー内にウェブサイトを構築して利用しているのだからなんの難しいこともないだろうとたかをくくっていた。
最初はサブドメインを設定し…とも考えたが今後のことを考慮しかつ構築もシンプルだと思い、新たにドメインを取得しネームサーバーもすでに設定済みで追加のFTPアカウントも設定した。
Muse CCでFTPアップロードの場合「FTPサーバーに接続」と「FTPホストにアップロード」の二つのダイアログにあるフィールド内に正しい情報を設定する必要がある。
まず「FTPサーバーに接続」だが、ドメインを例えば abcde.com だとすればこんな感じだ。
・FTPサーバー: xx1234.xserver.jp <—サーバー名
・ユーザー名: xxxxx@abcde.com <---追加FTPアカウント
・パスワード: xxxxxxxxxx

続いて「FTPホストにアップロード」の設定だがこんな感じになる。
・サイトURL: http://abcde.com/
・サーバー上のフォルダー: /home/mactechlab/abcde.com/public_html

まあこんな感じでやってみたが旨く行かない。問題は明らかで「FTPサーバーに接続」の設定項目は明白でありここは間違いはないはずだ。ということは「FTPホストにアップロード」の設定に問題があるわけだからと以前の記憶を呼び覚ましながらサイトURLにwwwを付けてみたりサーバー上のフォルダー内容を変えてみたりしたものの「フォルダ xxx はサイト yyy を指していません」というエラーメッセージに悩まされる…。
翌日、状況を明記してxserve のサポートへメールで問い合わせることにした。結果数時間後に解答をいただいた。レスポンスが速いのは実に助かる。サポートからのアドバイスは「接続先ディレクトリを/home/mactechlab/abcde.com/public_html にご変更いただき、FTPデータがアップロードできるかお試しください」というものだった。
ちょっと首を傾げつつまずはその通りやってみた。接続先ディレクトリを指定通りに変えてやってみたが同じエラーが出る。
早速サポートへその旨と次の対策を問い合わせた。
今度も迅速に返事をいただいたが、先の担当者とは別の方だったが「アップロードにご利用のアプリ側で接続先のフォルダ設定等を行われている場合、二重の設定となってしまうため、アプリ側でこのような設定をなさっている場合、すべて削除(空白の状態)にて、改めてFTP接続をお試しいただきたく存じます」という解答をいただいた。
この種の事に詳しい方ならこの解答でその意味が分かるのかも知れないが残念ながら私は混乱(笑)。第一、接続先ディレクトリを変えろとは前の担当者の指示だったではないか。
それに「すべて削除(空白の状態)にて、改めてFTP接続をお試しいただきたく存じます」の主語が不明だ…。
この肝心なところでサーバーをぐしゃぐしゃにしたくないと考え、ストレートに「なにをどうするのか」とまたまた問い合わせた。
しかし少し冷静になるとやっとサポートからの指示の意味が分かったように思えた。
接続先ディレクトリを/home/mactechlab/abcde.com/public_html にしている以上、アプリ設定のサーバー上のフォルダーサーバー箇所に同じ /home/mactechlab/abcde.com/public_html を入れたのではサポートの回答通り設定が重複することになる。
ではどうするか…。
「すべて削除(空白の状態)にて」という意味だが、まさか追加FTPアカウントの接続先ディレクトリを消せというはずもない。だとすればアプリ設定のサーバー上のフォルダーサーバー箇所を空白にしろということに違いないと思い当たった。
サポートから具体的な回答がある前だったが、早速やってみた。
嗚呼…アップロードは瞬時に終わった…。

その数時間後、サポート担当者からは「FTP接続を行うアプリ側の削除であり追加FTPアカウントへの設定変更などは不要」という返事をいただいた。
今回の教訓はアプリ側のフィールドには “空白もあり得る” ということを知ったことだ。
今更だが、FTPアップロード設定のフィールドは不可欠な設定であり、決められた通り正確な記述をしなければならないのは勿論、すべてのフィールドは埋めなければならない…埋める必要があるのだという先入観が問題解決に時間がかかってしまった要因のひとつだった。
問題が解決すればすべてOKなのだが、ともあれ後日の検証のためにもその行き掛かりを覚書として残しておくことにする。
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