27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)購入

2013年1月に購入した27インチiMac(Late2012)がついにダウンしそうだと判断し、27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を購入することにした。とはいえ年々懐具合が悪くなっていることでもあり無理はできないが、取り急ぎ1TB Fusion Driveおよびメモリは32GBにした。


私のメインマシンは黎明期よりその時代時代の最速のマシンを使ってきた。しかし2008年の2月に買った Mac Pro (Early 2008)を4年10ヶ月ほど使った後、次のマシンは2012年暮れにリリースされた27インチ iMacにした。それが現在使っているマシンである。   
その当時、Mac Proから iMacというと随分能力が落ちるだろうとの印象を受けるかも知れないが、ご承知のようにMac Proのアップデートがずっと遅れていたこと、そして拡張性は別だが iMacそのもののスペックが急速に向上したため、その時点でもいくつかの処理スピードにおいて女房が購入した iMacの方が優れている部分が多い事に驚いたからだ。
それに、私のささやかな仕事にしても一時期のように時間に追われるシビアなものは少なくなっているから。したがって iMacで十分になったと判断したからでもあるし、何よりもコストパフォーマンスの高さを考えればiMacはピカイチである。

そのLate2012の27インチ iMacだが、丸4年半使ってきたものの内蔵Fusion Driveに危惧を生じるようになった。一端システムを消去の上でフォーマットし最新のmacOSでもインストールすると良いのかも知れないしFusion Driveを新品に交換すればまだ使えるに違いない。しかし我が家にはというより自分用のMacはこれ一台だけで代替もない。なによりもRetina 5Kディスプレイを是非是非使ってみたいと思っていたこともあり現行マシンが動作しているうちにと新しいiMac購入を決断した。
なにしろ私にとってiMacはiPhoneよりなくてはならないもので、これなくしてウェブやブログの更新は勿論、小説も生み出すことは出来ない(笑)。

iMac_Late2017.jpg

※約4年半ぶりに27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデル (2017)を購入


とはいえ、一昔前のように何もかも贅沢をいえる身分ではない。また安くなったとは言え我が家にとっては大きな出費であるが新しい iMacを購入するにあたり、譲れない点もある。
まず第1にディスプレイのサイズである。これまでApple 30インチ Cinema HD Displayや iMacも27インチモデルを選択してきた経緯からディスプレイのサイズはやはり大きいものを使いたい。そしてメモリも最低32GBは必要だと考えた。
またAppleCareも不可欠だ。なにしろこの新しいマシンも3年は当然、できれば4年は持たせたいからだ。

さてその27インチ iMac Retina 5Kディスプレイモデルだが、一見そのデザインからこれまでの iMacとあまり変わっていない印象を受ける人も多いかも知れない。しかし私見ながら変に考えすぎた形で変更を加えられていなかったことに安堵した。いってみればiMacのデザインは一体型マシンとしては完成形であるといえよう。
一年8ヶ月ぶりのモデルチェッジだというのに変化がないと思うのは人それぞれだろうが、そのスペックは実に期待以上のものだといえる。
ざっと見てもCPUが7世代コアプロセッサ Kabe Lake世代になったこと、GPUも最新のRadeon Pro 500シリーズになりmacOS High Sierraにアップグレードへの期待も高まる。さらにThunderbolt3の搭載、そして申し上げるまでもないが500ニトという驚異の輝度と10bitの階調表現を持つRetina 5K Displayを考えると待っていた甲斐がある最高のiMacだといってよいのではないか。

届いた27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルをこれからセットアップだが、データの移行を含めてこれまで一度で何の問題もなく済んだ例はない(笑)。面倒なあれこれが待っているかも知れないがそれも楽しんでみよう。しかし…ふと新しいiMacを眺めて考えた。

よく老人が「この桜をあと何度見ることができるのか」と呟くシーンが小説やドラマに出てくるが、私にとってのMacは後何世代、何台の利用が可能なのかを思うと少々寂しくなってきた。
まあ今回のマシンが最後だった…とならないように日々の健康に注意することにして新しいマシンを楽しむことにしたい(爆)。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員