ラテ飼育格闘日記(556)

言いたくないけど、暑い。ラテならずともこんな陽気では散歩に出たくないが、その上にオトーサンはまたまた腰に痛みを感じるようになった。まったくだらしがないことだが、こればかりは十分注意をしていても駄目なときは駄目なのだ。それでもオトーサンは気力を振り絞ってラテと一緒に散歩へでかける。ま、気力では腰痛はどうにもならないのだが(笑)。


とはいってもこの時期は外気温を確認しながら散歩に出るが、その散歩時間もなるべく短くするように気を遣っている。気温が完全に低くなってから出かけるのが理想だが、オトーサンたちも生活のリズムもあるしやむにやまれぬ都合というものがあるからなかなか理想通りにはいかないのだ。

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※散歩途中で穏やかな表情を見せる


それでもラテはありがたいことに元気だしオトーサンが戻ろうとリードを引いてももっと外にいたいと抵抗するほどだ。
そうはいっても外気温は6時近くになってもまだまだ高いし路面の温度もところによってはこれまた高温のままの箇所もあるからなんとかして早く切り上げて帰りたい。
体調を壊しては元も子もない…。

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※仲良く散歩


体調と言えばラテが8年ぶりにお腹を壊した。
先日、オカーサンが仕事を休みのときだったが夜になってラテが珍しくオトーサンやオカーサンに近寄って何かをねだるような、あるいは訴えるような言動を始めた。
具体的には、オトーサンが座っている椅子の肘掛けに両前足をかけて「アン」といった甘えるような声をだす。通常こうした行為は地震だったり怖い・不快と感じるような音でも聴いた場合にすることが多いし、文字通り甘えて遊びの要求という場合もまれではあるがありうる。

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※ラテを可愛がってくださるファミリーのオカーサンから水を飲ませてもらう


オトーサンは「こいつ甘えたいのかな」と顔を撫でてやると納得したようにオトーサンから離れ、今度は別の部屋にいるオカーサンの所に行って同じような行動を繰り返している。
もしかしたらまだ時間的には早いけれどオシッコでもしたいのかと考えたし特にボールで遊びたいという場合などはオトーサンの椅子の隣や後ろに座り込んで甘える声を上げたりするから今回もそうかと思い、とりあえずは無視した(笑)。

ただし自慢するわけではないがオトーサンもこの10年半の間で学習したことも多いし体験・経験しなければ分からなかったことも多い。
ふと、これはお腹が悪いのではないかと思い至った。
ラテがお腹を壊して絨毯に粗相したのは記録によれば2009年だが、それ以降は幸い同じトラブルには遭遇していない。しかしそう気がつくとやはり遊びの要求にしては少し変だしこれは排泄したいに違いないと思い急いで散歩支度をして自宅を飛び出した。

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※公園でファミリーの女子とのスキンシップ。オトーサンは嬉しいぞ(笑)


あたりは闇夜だが、オトーサンがリードを少し緩めて小走りになるとラテも先頭だって走り出した。
これは間違いなくお腹を壊し排泄したくて我慢をしていたのだと確信したが、問題は他人の家の前などでやらかしては大いなる迷惑なのでラテが走っているのを幸いにそのまま数百メートル先までラテを誘った。
いやはや、よくも我慢したものだ。
始末できる範囲で後始末し、ペットボトルの水で洗い流したが、ラテは排泄した後にオトーサンにアイコンタクトした。その表情はどこか「オトーサンありがとう」といっているように思えた。

ただしこれまた学習したことだが、こうした場合に一回の排泄でことが納まることはなくもう一度あるいは二度三度の排泄がありうるのでこのまましばらく散歩を続けることにした。
数分後、案の定ラテは二度目の排泄をはじめた。
廻りを片付けラテのお尻周りをトイレに流せるウェットテッシュで綺麗にするが、こうしたときのためにとオトーサンは夜の散歩ではキャップに小さなヘッドライトを付けている。
普段は手持ちの懐中電灯で具合がよいが、こうした手作業が必要なとき、ヘッドライトだと両手が使えるので大変重宝なのだ。

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※冷たいアルミ板の上で爆睡


しかし腰を下手に屈めようとするとギックリ腰の後遺症で激痛が走る。まあまあ辛いことこのうえないがラテのことを考えれば仕方がないしオトーサンの使命だ。
その後も念のためと散歩を続けようとしたが、お腹の整理がついたのかラテはそそくさと自宅の方に踵を向けて歩き始めた。
どうやらラテ歩き方も普通だし表情も穏やかになっているから納まったようだ。

問題はお腹を壊した原因だが、確証はないもののその一昨日の夕方の散歩で何かは分からなかったがいきなり公園の砂に埋まっていたものを口にして飲み込んでしまったことがあった。
いつもそうしたことのないようにと注視しているつもりのオトーサンだが、早期発見も地面に鼻面を付けているラテにはかなわず、たまたまそうしたこともあり得る。
ともあれ翌日には普通の排泄に戻ったのでオトーサンは胸をなで下ろしたのであった。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員