久しぶりにH.264 サポートBlackmagicdesign「Video Recorder」を使う
頼まれごとだったが久しぶりにVHSのビデオテープに納まっている映像をデジタル化することになった。テープは2本だが、1本は8年前に撮った妊娠中の超音波検診の映像、もう1本は28年前に撮ったというバスケットボールの試合の映像だった。共に「見ることができない」と諦めかけていたらしい。
そうした話題が出たとき、最低の設備は揃っているからデジタル化してみましょうか…ということになった。無論この種の事を行うにはソースとなるビデオテープが再生に耐えられる状態でなければならない。映像のプロとは違い我々は古いビデオテープにしても防湿庫といった場所に保管しているケースは少なく、カビが生えたり磁気コーティングが腐食したり巻かれている部位に転写が起こったりしている場合も多い。

※VHSビデオテープ2本とBlackmagicdesign「Video Recorder」
そしてコンポジット映像をデジタル化するコンバータが必要だ。幸い2009年に購入したBlackmagicdesign「Video Recorder」という製品を保管していたのでこれを使ってまずはソースをデジタル化し、次ぎに家庭用のDVDプレーヤーで見られるようにと準備を始めた。


※macOS Sierraで動作するか心配したBlackmagicdesign「Video Recorder」と2年ぶりに使うS-VHSビデオデッキ
Blackmagicdesign社の「Video Recorder」だが、USBタイプの上に小型でありその取扱はもとよりソフトウェアもよく出来ているので当時は随分と活躍したものだが、近年は使った事がなかった。
使い勝手も良く、大きめのUSBメモリといった感じの「Video Recorder」をiMacのUSBポートに挿し、VHSビデオテープデッキ背面の映像・音声共にアウトプット端子と「Video Recorder」の入力端子をRCAケーブルで接続するだけだ。ただし心配だったのは私のマシンは先日新しくしたばかりで、macOS Sierraだ。果たして付属のソフトウェア (Version 1.0)が起動するか…。
しかしありがたいことに「Video Recorder」は何の問題もなく起動し機能した。
早速 Full Resでコンバートしてみることにする。

※専用のソフトウェアも何の問題もなく起動し機能した
超音波検診のビデオは2分強ほどの短いものだったし比較的新しいビデオテープだったから問題なくデジタル化は終わった。心配なのは2本目のビデオテープだ。
見るからに埃かカビかは不明だが白い粉のようなものが見えるし、こちらは録画が1時間半ほどもある長尺ものだ。
とはいえ案ずるより産むが易し…。多少画質の荒れが見られる箇所もあったがこちらも無事にH.264ファイルフォーマットでデジタル化ができた。
「Video Recorder」は本来レコーディングオプションとして録画時間を設定すれば自動的に指定した時間に停止するため、 あらかじめ長さ(時間)を確認しておけば作業を注視している必要はない。
さて思っていた以上にスムーズなデジタル化ができたが、これを一般家庭で鑑賞できるようにする必要があった。データは32MBのものと1.39GBだったが、Macでも所持している方ならそのままDVDメディアにコピーしてお渡しすれば再生可能だがそのご家庭にはパソコンはないことを知らされていた。ただし一般的なDVDプレーヤーはあるのでそれで再生できるようにすべく作業に移った。
せっかくだからとすでに細かなことを忘れているのでそれらを復習するためとまずは iDVD (7.1.2) がmacOS Sierraで正常に動くのかを試す意味で使ってみた。

※ iDVD (7.1.2)
幸い動作したのでそのiDVDで超音波検診の映像をDVD化できた。しかしどうしたことか続いて1時間半ほどの長さのデータを同じようにと考えたが巧く行かない。その原因を探っている時間はないので取り急ぎiDVDは諦め、これまた最新版ではないものの Toast Titanium でDVD化した。

※Toast Titanium
こうして作業は終わったが、Blackmagicdesign「Video Recorder」が無事に動作したことはもとより、秘蔵のS-VHS対応ビデオデッキがきちんと役目を果たしてくれたからできた成果だった。
そして時にはこうした忘れかけていることに手を染めるのも新鮮で面白く、素敵な体験だった。
そうした話題が出たとき、最低の設備は揃っているからデジタル化してみましょうか…ということになった。無論この種の事を行うにはソースとなるビデオテープが再生に耐えられる状態でなければならない。映像のプロとは違い我々は古いビデオテープにしても防湿庫といった場所に保管しているケースは少なく、カビが生えたり磁気コーティングが腐食したり巻かれている部位に転写が起こったりしている場合も多い。

※VHSビデオテープ2本とBlackmagicdesign「Video Recorder」
そしてコンポジット映像をデジタル化するコンバータが必要だ。幸い2009年に購入したBlackmagicdesign「Video Recorder」という製品を保管していたのでこれを使ってまずはソースをデジタル化し、次ぎに家庭用のDVDプレーヤーで見られるようにと準備を始めた。


※macOS Sierraで動作するか心配したBlackmagicdesign「Video Recorder」と2年ぶりに使うS-VHSビデオデッキ
Blackmagicdesign社の「Video Recorder」だが、USBタイプの上に小型でありその取扱はもとよりソフトウェアもよく出来ているので当時は随分と活躍したものだが、近年は使った事がなかった。
使い勝手も良く、大きめのUSBメモリといった感じの「Video Recorder」をiMacのUSBポートに挿し、VHSビデオテープデッキ背面の映像・音声共にアウトプット端子と「Video Recorder」の入力端子をRCAケーブルで接続するだけだ。ただし心配だったのは私のマシンは先日新しくしたばかりで、macOS Sierraだ。果たして付属のソフトウェア (Version 1.0)が起動するか…。
しかしありがたいことに「Video Recorder」は何の問題もなく起動し機能した。
早速 Full Resでコンバートしてみることにする。

※専用のソフトウェアも何の問題もなく起動し機能した
超音波検診のビデオは2分強ほどの短いものだったし比較的新しいビデオテープだったから問題なくデジタル化は終わった。心配なのは2本目のビデオテープだ。
見るからに埃かカビかは不明だが白い粉のようなものが見えるし、こちらは録画が1時間半ほどもある長尺ものだ。
とはいえ案ずるより産むが易し…。多少画質の荒れが見られる箇所もあったがこちらも無事にH.264ファイルフォーマットでデジタル化ができた。
「Video Recorder」は本来レコーディングオプションとして録画時間を設定すれば自動的に指定した時間に停止するため、 あらかじめ長さ(時間)を確認しておけば作業を注視している必要はない。
さて思っていた以上にスムーズなデジタル化ができたが、これを一般家庭で鑑賞できるようにする必要があった。データは32MBのものと1.39GBだったが、Macでも所持している方ならそのままDVDメディアにコピーしてお渡しすれば再生可能だがそのご家庭にはパソコンはないことを知らされていた。ただし一般的なDVDプレーヤーはあるのでそれで再生できるようにすべく作業に移った。
せっかくだからとすでに細かなことを忘れているのでそれらを復習するためとまずは iDVD (7.1.2) がmacOS Sierraで正常に動くのかを試す意味で使ってみた。

※ iDVD (7.1.2)
幸い動作したのでそのiDVDで超音波検診の映像をDVD化できた。しかしどうしたことか続いて1時間半ほどの長さのデータを同じようにと考えたが巧く行かない。その原因を探っている時間はないので取り急ぎiDVDは諦め、これまた最新版ではないものの Toast Titanium でDVD化した。

※Toast Titanium
こうして作業は終わったが、Blackmagicdesign「Video Recorder」が無事に動作したことはもとより、秘蔵のS-VHS対応ビデオデッキがきちんと役目を果たしてくれたからできた成果だった。
そして時にはこうした忘れかけていることに手を染めるのも新鮮で面白く、素敵な体験だった。
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