ILIFE V3s Pro ロボット掃除機初体験のファーストインプレッション

生涯で初めてのロボット掃除機を買った。ILIFE V3s Proという安価な製品だが、いろいろなレビューを集めた結果なかなかの評価だったこととペットの毛にも強いという評判もあってこれにした。パソコンやデジタルデバイスをいち早く使いこなしてきたと自負しているのにこの種の家電を取り入れるのには慎重派なのだ(笑)。


ロボット掃除機といえばルンバが知られ高い評価を受けているそうだが、未知の製品にしては高価なところがいまいち踏み込めないでいた。
掃除など、それこそ掃除機を持ち出してやれば狭い家だ、ものの10分もしないうちに綺麗になるというのは理屈だが、足腰に支障が出ている近年、そんなことも面倒に思えてきた。

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※ILIFE V3s Pro ロボット掃除機のパッケージ


それに我が家には愛犬がいる。見た目よりはずっと抜け毛が少ないがそれでも掃除している側から丸まったり数本束になったものが落ちていく。その為にとハンディ掃除機なるものも買ってはみたが、これまた使いやすい製品とは到底思えない代物で埃をかぶっている。

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※本体以外の同梱品


というわけで人生初のロボット掃除機「ILIFE V3s Pro」を買ってみた。
繰り返すが我が家で目立つのは愛犬の抜け毛である。その点この「ILIFE V3s Pro 」はペットがいる家庭のために設計されたという。
まあ塵や埃にもよるだろうが抜け毛は普通軽いものだから吸引力もそんなに必要ないと思う。しかし反面、掃除機のローラーやらに巻き込んだりと案外厄介なものなのだ。
その点も心配したが、ペット対策を謳っているからにはそうした対策もされているのかと期待した次第。

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※ILIFE V3s Pro ロボット掃除機


なお基本スペックはなかなか大したものだ。概要を列記してみると…

・自動掃除、自動充電、自衝突防止・落下防止センサー、予約機能。
・強力な吸引力と排気量で、ペットの毛やホコリを効率的に清掃できる。
・薄く丸型のデザインで家具の下に隠れたゴミも掃除でき、壁沿いにロボット掃除機を動かすことができるため部屋の四隅の清掃にもしっかり対応。
・簡単に操作可能。“clean”ボタンを押すだけで、簡単に起動させることができる。
・減衰無しの長時間持ちバッテリーによって、最大120分間の連続使用ができる。

といった具合。
さて、届いた「ILIFE V3s Pro」のパッケージはなかなかそそられるデザインだし配送用の外装パッケージもなかなかにお洒落ではないか。
同梱されてるものは本体の他、リモコン(乾電池付属)、充電台、ACアダプター、クリーニングブラシ、サイドブラシ2本(予備)、HEPAフィルター2個(予備)そして取扱説明書だ。
なお取扱説明書は日本語ページがあり、一部和文に難もあるが、このクラスの取説としてはよく出来ている。

「ILIFE V3s Pro」本体は円形でカラーはホワイト。直径は約306mm、高さが約76mmそして重さは約2.05kgで、この種の製品としては少し小ぶりなようである。
なお内蔵のリチウム電池(2600mAh)は充電に約4時間40分必要で、フル充電時の連続使用時間は約2時間だという。

パッケージを開けて最初にやることは本体のフル充電だ。
この充電には2つの方法がある。ひとつは「ILIFE V3s Pro」本体に挿したACアダプターをコンセントに挿す方法、2つ目は付属の充電台にACアダプターを接続し、「ILIFE V3s Pro」本体をの上に乗せて充電する方法だ。
充電するだけならどちらでも良いが、本製品はバッテリーが少なくなると自動的に充電台に戻り自動で充電を開始する機能を持っている。したがって充電台を活用すべきだが、この充電台の設置環境を満たす場所が狭いマンションの我が家では難しいことがわかった。

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※充電中


それは充電台の両端1メートル、前面2メートルの空間に障害物がない場所が必要だとされていることだ。こうしたスペースを常設しなくてはならないのは少々きついが、いろいろと試しながら「ILIFE V3s Pro」のホームポジションを定めていこうと考えている。
まあまあそれ以前に自慢ではないが、我が家はこうしたロボット掃除機にとって動きやすい環境ではないことだ。狭いことはともかく物が多いからそれらは「ILIFE V3s Pro」にとってすべて即障害物となるし場所によってはコード類やケーブルもあるなど理想にはほど遠い。

早速取扱説明書に従って「ILIFE V3s Pro」をフル充電してからフローリングのダイニングと和室(畳)を掃除してみた。
いやはやこれは思っていた以上に働き者のようだ。多少の高低差やフローリングに敷いてある絨毯やマット程度なら問題なく行き来し掃除をしてくれるし、障害物にバンバーがぶつかればスマートに回避して別方向に回り込む。
本来ならリモコンを使って動きもコントロールできるわけだが、今回は初めてなので自動で10数分動かしてみた。
面白かったのは愛犬が吠えかかって追っかけたり怖がったりすることだが、2部屋の掃除が終わってダストボックスを確認したら、おやまあ…すでに犬の毛で一杯となっていた。

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※フロントの蓋を開けると中央にダストボックスがある(上)。ダストボックスの中は愛犬の抜け毛で一杯だった(下)


今回は初期不良の有無を確認する程度しか動かさなかったが、本格的な利用を重ねてから別途感想をお知らせしたいと思っている。
ともあれ購入した当日の感想をぶっちゃけていえば「よい買い物をした」予感(笑)。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員