初めてコードレス電動式ノコギリを使う
この歳になってもまだまだ初めて経験することも多いものだが、先日は電動式のノコギリを初めて使ったのでそのファーストインプレッションをお届けしたい。といってもノコギリはノコギリであるからして作業が楽になるだけだと思っていたら逆に難しい面もあって考えさせられた…。
なぜ電動ノコギリなのか、について事細かに説明する必要はないだろう。ノコギリといえば材料である木材とか金属などを切断するための道具だ。勿論一口にノコギリといっても様々なものがあるものの若い頃からギターなども自作してきた経験から一般的な手挽きのノコギリに関しては糸鋸なども含め自在に使えると自負している。

※wintools コードレス電動式のこぎりパッケージ
しかし今回私が切断するのはFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックだった。要はガラス繊維などをプラスチックに混ぜて強度を向上させた複合材料であり、それだけに一般樹脂などより手強い事を知った。
これまで使ってきたノコギリも切断する幅があるときには苦労していたが、今回は手挽きのノコギリでは正確さはもとより難しいのではないかと思うに至る…。

※wintools コードレス電動式のこぎり本体。充電式バッテリーは装着
ということで電動式のノコギリをと探してみたが、最近はリーズナブルで結構小型な製品が多数あることに気がついた。
私は片手で操作できるものが希望だったが結局充電式の製品を選んだ。それはやはりコードの取り回しが面倒だと考えたからだし、作業するベランダに引き回すのもコード式だと面倒だったからだ。
購入した「wintools 電動工具シリーズ コードレスのこぎり」は木材用と金属用のブレード(替え刃)がそれぞれ一枚ずつ同梱されており市販のブレードも使えるという。そして金属用のブレードであればFRPも切断可能という情報も得たが、肝心のブレードの長さは150mmにしても実際に本体に装着するといわゆる刃渡りは110mmと短めだった。しかしまずはこれを使ってみて刃渡りが不足するようなら別途購入しようと考えた。

※同梱されている木工用のブレード
実際に手に持って見るとその重量約1kgはバランスがよいからか苦にならない。
ちなみに購入時にウェブに載っていたスペックだが、ストローク数は0~1400minでストローク幅が20mmだというものの深くは考えなかった。
ただしこの電動式ノコギリを使うにあたり、別途用意したのは耐切創性手袋だ。これは別に電動式だからというものではないが、慣れないこともあるし万一刃先が流れたような場合に負う怪我は手挽きとは比較にならないと思ったからだ。
ともあれ早速バッテリーを充電して切断を試みることにした。届いたパッケージに同梱の簡単な説明書がとウェブに載っていたい解説とを併用して要点を理解する…。
まずはブレードをしっかりと取り付け、充電したバッテリーを装着してピストルの引き金型スイッチ(トリガー)を引くがこのとき脇にある押しボタン(ストッパー)を押し込まないとスイッチが入らない。無論これは安全装置という意味なのだろう。

※ピストルの引き金型スイッチ。すぐ上の楕円形ボタンを押し込まないとスイッチが入らない安全設計
テスト用の樹脂に刃先を当ててスイッチを入れた途端、刃先が大きく流れた。これは予想していたので問題なかったが、本体の振動が激しく切断ラインを正確に保つのがかなり難しい。
本来なら切断する対象物を万力などで固定するべきなのだろうが今回はそうもいかないので床に片手で押しつけて切断してみたがブレが大きい。
しかし何度かトライしているうちにコツが分かってきた。

※本体にブレードをセットしたところ。取り付けや取り外しも簡単だ
そのひとつは切断するアイテムに電動のこぎりの安全ガードを押しつけることで本体の振動を軽減できることがわかったこと。2つ目は電源スイッチだが当初は知らずにただただ一杯に引いていたが、引き方によりブレードストロークのスピードが可変することが分かった。スペックの「ストローク数は0~1400min」という意味がやっと分かった(笑)。
したがって切断するアイテムにブレードを当てる際には最初ストロークをゆっくりから始めることでブレが少ない切断ができるというものだ。
やはり何かをきちんと成すためには適切な道具は重要である。そんなに使用頻度が高いとは考えていないが、端材や不要品をバラしてから廃棄するなどといったことにも十分活用でき、ひとつあると便利なノコギリだと考えている。
なぜ電動ノコギリなのか、について事細かに説明する必要はないだろう。ノコギリといえば材料である木材とか金属などを切断するための道具だ。勿論一口にノコギリといっても様々なものがあるものの若い頃からギターなども自作してきた経験から一般的な手挽きのノコギリに関しては糸鋸なども含め自在に使えると自負している。

※wintools コードレス電動式のこぎりパッケージ
しかし今回私が切断するのはFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックだった。要はガラス繊維などをプラスチックに混ぜて強度を向上させた複合材料であり、それだけに一般樹脂などより手強い事を知った。
これまで使ってきたノコギリも切断する幅があるときには苦労していたが、今回は手挽きのノコギリでは正確さはもとより難しいのではないかと思うに至る…。

※wintools コードレス電動式のこぎり本体。充電式バッテリーは装着
ということで電動式のノコギリをと探してみたが、最近はリーズナブルで結構小型な製品が多数あることに気がついた。
私は片手で操作できるものが希望だったが結局充電式の製品を選んだ。それはやはりコードの取り回しが面倒だと考えたからだし、作業するベランダに引き回すのもコード式だと面倒だったからだ。
購入した「wintools 電動工具シリーズ コードレスのこぎり」は木材用と金属用のブレード(替え刃)がそれぞれ一枚ずつ同梱されており市販のブレードも使えるという。そして金属用のブレードであればFRPも切断可能という情報も得たが、肝心のブレードの長さは150mmにしても実際に本体に装着するといわゆる刃渡りは110mmと短めだった。しかしまずはこれを使ってみて刃渡りが不足するようなら別途購入しようと考えた。

※同梱されている木工用のブレード
実際に手に持って見るとその重量約1kgはバランスがよいからか苦にならない。
ちなみに購入時にウェブに載っていたスペックだが、ストローク数は0~1400minでストローク幅が20mmだというものの深くは考えなかった。
ただしこの電動式ノコギリを使うにあたり、別途用意したのは耐切創性手袋だ。これは別に電動式だからというものではないが、慣れないこともあるし万一刃先が流れたような場合に負う怪我は手挽きとは比較にならないと思ったからだ。
ともあれ早速バッテリーを充電して切断を試みることにした。届いたパッケージに同梱の簡単な説明書がとウェブに載っていたい解説とを併用して要点を理解する…。
まずはブレードをしっかりと取り付け、充電したバッテリーを装着してピストルの引き金型スイッチ(トリガー)を引くがこのとき脇にある押しボタン(ストッパー)を押し込まないとスイッチが入らない。無論これは安全装置という意味なのだろう。

※ピストルの引き金型スイッチ。すぐ上の楕円形ボタンを押し込まないとスイッチが入らない安全設計
テスト用の樹脂に刃先を当ててスイッチを入れた途端、刃先が大きく流れた。これは予想していたので問題なかったが、本体の振動が激しく切断ラインを正確に保つのがかなり難しい。
本来なら切断する対象物を万力などで固定するべきなのだろうが今回はそうもいかないので床に片手で押しつけて切断してみたがブレが大きい。
しかし何度かトライしているうちにコツが分かってきた。

※本体にブレードをセットしたところ。取り付けや取り外しも簡単だ
そのひとつは切断するアイテムに電動のこぎりの安全ガードを押しつけることで本体の振動を軽減できることがわかったこと。2つ目は電源スイッチだが当初は知らずにただただ一杯に引いていたが、引き方によりブレードストロークのスピードが可変することが分かった。スペックの「ストローク数は0~1400min」という意味がやっと分かった(笑)。
したがって切断するアイテムにブレードを当てる際には最初ストロークをゆっくりから始めることでブレが少ない切断ができるというものだ。
やはり何かをきちんと成すためには適切な道具は重要である。そんなに使用頻度が高いとは考えていないが、端材や不要品をバラしてから廃棄するなどといったことにも十分活用でき、ひとつあると便利なノコギリだと考えている。
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