プラスの個人情報保護スタンプ「ケシポン・スティック」を使ってみた

文具好きで「ケシポン」を知らない方はまいずいないだろう。ブラスの「ケシポン」はセキュリティ文房具とでもいうべき商品だが、ユニークな特殊な文字列を列べたアルファベット印字パターンで消したい部位を塗りつぶすことで判読できないようにする製品だ。いちいちシュレッダーにかけて…というのも面倒だったり背面に接着剤が付いていたりする場合にとても便利なのだ。


今回手に入れたのは「ローラーケシポン・スティック」という小型な商品だが、私は最初期に販売されたスタンプ式のケシポンはずっと愛用している一人だ。
しかしかなり使ったためにインクを補充しても印字面の四隅が減ったのか綺麗に印字できなくなってきたので今般興味もあって「ローラーケシポン・スティック」を買ってみた。

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※「ローラーケシポン・スティック」IS-550CM


ケシポンは幅や長さに様々なバリエーションがあるが、今回買った「ローラーケシポン・スティック」は細幅タイプで15mmだったが前記した最初期のケシポン(IS-100CM)と比較すると上下幅が一行分多かった。
幅が広い製品であれば文字通り住所や氏名など行数の多い印字を一度で消すことが出来る理屈だが、幅が小さめのケシポンでも重複して印字すれば目的は果たせる。

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※従来のスタンプ式のケシポン(左)とローラーケシポン・スティック(右)


とはいっても左右の幅が固定のスタンプ式と違い、ローラー式だと宛名ラベルなど長い部位も手間無く塗りつぶせるので便利だ。
使い方もボディ側面にあるスライダーを引き下げるだけでローラー式の印字面が露出する。したがってそのまま紙面などに押しつけてコロコロと動かすだけだ。
終わったらまたスライダーを元に戻せばローラーは収納される。したがってスタンプ式のように別途キャップはついていない。

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※上がスタンプ式のケシポン印面、下がローラーケシポン・スティックの印面例


ケシポンの印字は郵便物などに使われているゴシック体や明朝体の文字を見えにくくする特殊な印面パターンが使われている。と同時に耐水/耐光/耐薬品性に優れた顔料系油性インクが使われ、文字を隠してくれる。
無論ケシポンは完全に印字を隠蔽し抹消することはできず、例えば印字されている材料によってはケシポンで処理しても背面から判読できるといった場合もあり得る。しかし一般的な印刷物の場合なら見られたくない文字を隠すのは十分だと思う。

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※実際の宅配便送り状の住所・名前欄をローラーケシポン・スティックで処理した例



なお「ローラーケシポン・スティック」は長さ70mm幅を消すとなれば約300回(20m)使えるという。なお別売の専用インクカートリッジと取り替えればそれ以上も可能だが、スタンプ式のようにインクのみの補充はできない。
安価なものだし、机の引出に一つあると便利である。





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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員