アップル、「Appleの納税に関する事実」と題するステートメント発表

アップルは11月7日付けで「Appleの納税に関する事実」と題したステートメントを発表した。これは先に公開された国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)による報道にいくつか不正確な情報があるとして発表されたものだ。


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      Appleのアイルランド国内の従業員数は1980年の60人から今日では6,000人に増えた。

それによれば、Appleはすべての会社に納税義務があると信じており、世界最大の納税者として、Appleは世界中のすべての国々で完全な納税義務を果たしているという。以下概要である。

私たちは私たちがビジネスを行なっている国やコミュニティーに経済的な貢献をしていることに誇りを持っています。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)による報道に対し、私たちは以下の事実を提示いたします。これらの報道にはいくつかの不正確な情報があります。
Appleが2015年にその会社構造に加えた変更はもっぱら米国に対する納税額を保全するためであって、他の場所での納税額を減らすことが目的ではありません。アイルランドから事業または投資を移転してはいません。

「米国から触れられていない」どころか、Appleは海外で保有する現金から生ずる投資収益について35%の法定税率で何十億ドルもの税金を米国に納税しています。
海外収益に対するAppleの実効税率は21%です。この数字は有価証券報告書から簡単に計算することができます。この税率は長年にわたって変わっていません。

先月、ICIJ、ニューヨークタイムズその他からの質問に対する回答として、Appleは以下のステートメントを提供しました。
「Appleの納税に関して議論になっているのは私たちが支払う税金の額ではなく、どこで支払う義務があるかということです。世界最大の納税者であるAppleは過去3年間にわたり法人所得税として350億ドル以上を納税したことに加え、固定資産税、源泉所得税、売上税そして付加価値税(VAT)として何十億ドルもの金額を支払ってきました。私たちはすべての会社に納税義務があると信じており、私たちは私たちがビジネスを行なっている国やコミュニティーに経済的な貢献をしていることに誇りを持っています。


詳しくは…アップルのNewsroomを参照のこと。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員