マンフロット(Manfrotto)のコンパクト一脚を新調

大昔に買ったはずの一脚が見つからないので今般新しい製品を買った。マンフロット(Manfrotto)のコンパクトで安価な製品だが、私にとっては必要十分なもので早くも重宝している。


本格的にカメラを扱う方で三脚を持っていない方はあまりいないに違いない。どのような被写体を追うかにもよるが、カメラを固定し手ブレを押さえるためには三脚は不可欠だ。特に動画を撮ることが多い場合だとカメラを不用意に触ればフレーミングが違ってくるし両手でまとまった時間カメラを固定するのは無理である。したがって何らかの三脚が求められるが、一般的にこの三脚は扱いずらい。

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※マンフロット(Manfrotto)「COMPACT アルミ 5段 レッド MMCOMPACT-RD」パッケージ


三脚にもピンキリあるが、カメラをしっかり固定するものは総じて大ぶりなものになりがちで持ち運びも面倒だし重いものもある。そして撮影者はともかく、この三脚という代物は人気の無い市街地ならともかく周りを歩く人たちにとってはとても邪魔なものでもある。
随分昔の話しだが、京都へ旅行に行ったときのことだ。大原三千院の門前に到着したとき唖然とした。石段下に多くのカメラマンがそれぞれ三脚を設置しており一般の観光客が思うように歩けないのだ。
無論観光地では三脚禁止を謳う場所も多いが、他人の迷惑になってはいけない。ともあれ一脚ならカメラの移動も楽だし自身の足元に固定すれば他の邪魔にもならない。

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※最短に縮めた例


さて一脚だが形としては三脚の脚を1本だけにしたものと思ってよいが、自立しないものの(最近は一脚の先が小さな三脚になり自立する製品もある。これって一脚というのかな)カメラブレを押さえるにはまずまず十分なものだ。

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※トップ部に標準のカメラネジがありカメラを固定できる


無論自立出来ないから、撮影者がカメラや一脚を固定して使う訳だが、一脚の足を自分の靴に押しつけたり、縮めて胸や腰に押し当てて使うなど工夫次第で重宝する。
さらにその際自由雲台があれば一脚を垂直ではなく前方に傾斜して立てることもでき、より自由度の高い使い方ができる。
それに一脚は一般的に小型軽量であり可搬性に優れている。

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※自由雲台を使えばより自由度の高い使い方ができる


今回手に入れたマンフロット(Manfrotto)の「COMPACT アルミ 5段 レッド MMCOMPACT-RD」は重さが330gで最長にして145.5cm、最短だと39cmという製品だ。
コンパクトで長さの調整や固定も容易で思ったよりずっとしっかりしている。これなら膝が痛いときに杖代わりにもなりそうだ(自己責任だけど)。

それにグリップがくすんだ赤色というのも気に入ったが、そのトップに標準のカメラネジがあり、ストラップに繋がっているカバーでネジ部を隠すこともできる。無論脚の先端は硬質ゴムが付いていて滑り止めにもなっている。
これなら外出するときもリュックや鞄などへ簡単に収納できる。
ということで早速散歩しながら杖代わりにしたり(笑)、小学校の学芸会の撮影に使ったりしているがとても具合がよろしい。
街中での撮影に是非お勧めである。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員