コスパ最高、MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2〜準備編

これまで愛犬との散歩に二種類のウェアブルカメラを使ってきた。ひとつは4K撮影も可能なPanasonic HX-A500、そしてもうひとつは夜間用にとTranscend DrivePro Body10である。しかし双方のバッテリーがへたってきたこともあり代わりとなる製品をと調べた結果「MUSONアクションカメラ 4K動画対応MC2」という製品に行き当たった。


アクションカメラの類ではGoProなど高画質を目指した製品もあるが、私の使い方、目的は一言でいうなら「ドライブ・レコーダー」ならぬ「散歩レコーダー」なのだ。したがって画質も大切だが、GoProの予算は難しい…。

さて、犬との散歩でも車の運転ほどではないかも知れないが様々なアクシデントに出会う可能性がある。その際に自分目線の映像を撮っておくことが自己の正当性を裏付ける一番の証拠だと気づいたからだ。
ともあれ約3年前からウェアブルカメラを身につけて愛犬と散歩を続けている。最初はすれ違う人に訝しい顔をされたり子供たちに「おじさんそれなあに?」と質問の嵐だったが、いまではまったくと言ってよいほど問われなくなった(笑)。

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※MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2パッケージ


そして最初はそのつもりではなかったものの、散歩の全容を動画で撮影しているその中から使えそうなシーンをキャプチャしてブログなどに掲載するようになった。
なぜなら、特にPanasonic HX-A500はヘッドマウントでカメラ部を顔の横に置くため、視差はあるものの自分の見たものが撮れているという利点があるため散歩レコーダーとしては優れているのだ。また日中ならなかなかに綺麗な映像も撮れ、ブログに載せる事は勿論、キャプチャしたデータをカラーインクジェットプリンターに出力してもハガキサイズ程度なら十分なクオリティを持っている。

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※MUSON MC2のフロント側。サイズは59.3 × 24.6 × 41.1mm、レンズは広角170°


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※MUSON MC2のバックには2インチのカラー液晶ディスプレイ搭載されている


一方夜の散歩ではTranscend DrivePro Body10を使ってきた。ひとえに暗い所でも近接したシーンを赤外線モードで撮影できるからだ。これはヘッドマウント型ではないので付属のクリップで左右どちらかの胸あたりに装着している。
夜間とは言え街灯のある場所ではこれまたなかなかよく撮れ、タイミングがよければ走る車のナンバーも確認できるほどだし、真っ暗な場所…といっても本当の意味で真っ暗な場所は通らないが…でも近づいた人の顔が認識できる。
こうしたウェアラブルカメラは愛犬との散歩に欠かせない物となっている。

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※右サイドにはHDMI出力、MicroUSB端子とMicro SDHCカード端子がある(SDカードは付属しない)


ところで今回手に入れた「MUSONアクションカメラ 4K動画対応MC2」(以後MUSON MC2)は使える使えない以前にそのセットを眼前すると思わずガジェット好きな一人としては思わず笑みがこぼれる。
とにかく付属品の数が半端ではない。そしてそれらをすべて収納できる専用のソフトケースが付いてもいる。これが一万円以下で手に入るのだから至れり尽くせりとはこのことか…。無論日本語のユーザーマニュアルも付属している。

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※付属品一式を収納できる専用ケース


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※本体以外のパーツを全部列べた例。これが前記のケースに収納されている


付属品の中で秀悦なものを挙げてみると、まずはリモコンだ。付属のバンドで腕などに巻き、リモコンにあるカメラおよびビデオのボタンを押すだけで本体MUSON MC2の撮影がコントロールできる。そのリモコンにはあらかじめボタン電池がセットされているが、別途予備電池も付いている。

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※付属のリモコン


次にMUSON MC2本体のバッテリーは嬉しいことに内蔵型ではなく専用のリチウムイオンバッテリーをセットして使う仕様だが、これまたバッテリーは最初から2個同梱されているだけでなくUSB充電器まで付属している。

実際の使い勝手は次回に譲りたいが、簡単に主なスペックをご紹介すると…
30m防水対応ケースが付属、2.0インチの液晶モニター搭載、HDMI出力機能、ループ撮影でドライブレコーダーとして使用可能、解像度:4K(24fps)/ 2.7K(30fps)/ 1080p(60fps)/ 720P(30fps)、170°広角レンズ、そしてiOS/Android/google playから「Muson」というアプリをダウンロードして使用することによりWi-Fiで撮影を制御することもできる。なお動画フォーマットはMP4でサウンドはAAC 32000Hz モノラルだ。
マニュアルにはそうあるが、解像度の説明はわかりずらい。正確に書けば、4K=3840 × 2160(24fps)/ 2K=2560 × 1440(30fps)/ 1920 × 1080=(60fps)/ 1920 × 1080=(30fps)/ 1280 × 720=(120fps)/ 1280 × 720=(60fps)/ 1280 × 720=(30fps)が選択できる。

というわけで後は使い勝手と画質だが、まずは愛犬との散歩時にどのように携帯するかが問題。これまでPanasonic HX-A500を使ってきた経験からするとやはり自身の視野と同じエリアを常に撮影したいので別売のヘッドストラップを買ってみた。少々目立つから子供たちにも最初は注目されるだろうが次第に見馴れしてくれると嬉しい(笑)。

そもそもが4Kといった高画質は犬の散歩に必要なく、2.7K 30 fpsで十分なはずだし、動きがある動画からいくつかのフレームをキャプチャして使うことを考えれば1080p(60fps)あたりが現実的のように思える。
なお32GBのmicro SDカードの場合、4K(24fps)では連続動画記録時間は約1時間、1080p(60fps)の場合は約2時間となり、動画は15分毎に区切られる。

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※ここでは4K動画からキャプチャーした静止画を横1280ピクセルにしたものをご紹介しておく。上はピーカンの朝で下は雨の日の夕暮れのシーン【クリックで拡大】


簡単な動作テストをした範囲では必要十分な画質であると思うし、コストパフォーマンス最高のアクションカメラではないだろうか。
ともかくそうした点を実際に試してから別途ご報告をしたいと思う。





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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員