コスパ最高、MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2 Pro2〜画質編
「MUSONアクションカメラ 4K動画対応MC2 Pro2」レポートの第2弾。今回は画質に関して考察してみたい。本製品の動画解像度は4K=3840 × 2160(24fps)/ 2K=2560 × 1440(30fps)/ 1920 × 1080=(60fps)/ 1920 × 1080=(30fps)/ 1280 × 720=(120fps)/ 1280 × 720=(60fps)/ 1280 × 720=(30fps)が選択できる。また静止画撮影も可能だ。
撮影時の各種オプションは背面にある2インチ影響ディスプレイを確認しながらできるので分かりやすい。
動画の解像度は前記したとおりだが、この他にスローモーション撮影が可能。またタイムラプス録画も1秒/2秒/5秒/10秒/30秒/1分を選択して撮影でき、ループ撮影にすればメモリカードが一杯になると最初のファイルから上書きして録画ができるのてドライブレコーダーとしても最適。

※MUSON MC2 Pro2を付属の防水ケースに収納した例
なおドライブレコーダーモードにするとカメラがUSBケーブルで車の電源と接続されていれば、本体電源OFFの状態でも車両のエンジンが始動すると本機は自動で電源が入り録画を始めるという。
ちなみに本機では16GBから32GBまでのmicro SDカードを使うが、Class10またはそれ以上を推奨している。
そしてmicro SDカードに記録されるファイルは10分毎に区切って記録されるとマニュアルに記載されているが、実際にテストした範囲では15分毎に区切られていた。また途中で静止画を撮影すると一つの動画ファイル記録時間はそのタイミングにもよるものの極端に短くなるようだ。また撮影時に本体サイドにある上下ボタンを長押しするとデジタルズームの拡大と縮小が使える。
さて4Kの動画はMPEF-4で記録されコーデックはH.264、オーディオはAACモノラルだが、そのサイズは3840 × 2160ピクセルとなる。そしてQuickTime PlayerのムービーインスペクタによればそのFPSは前記の通り24だった。ともあれ今更ではあるが、4K動画の編集を考えると5K 27インチRetina ディスプレイを持つ iMacの有難味が俄然光ってくる。
こうした事を知った上でMUSON MC2を動画モードして4Kの撮影をしてみた。ちなみに画質はファイン、シャープネスはノーマル、ホワイトバランスはオート、ISO感度はオートに設定してある。
そう、あらかじめお断りしておくが、今回のテストは愛犬との散歩カメラという趣旨から実際に歩きながら撮影したこと、また私事ながら現在膝の治療中ということもあり、画面が揺れることをご容赦いただきたい。
本来ならスタビライザーが欲しいところだが、散歩レコーダーとしては贅沢だ(笑)。さらに今回の撮影はパッケージに付属している防水・防塵ケースに収納して使ってみた結果である。
無論雨はともかく、本体やレンズ保護を考えてのことだが、デメリットは内蔵マイクも覆ってしまうため音声が入りずらくなることだ。
もうひとつアクションカメラを扱う上で重要なのがどのようなマウント方法で身につけるかということも考える必要がある。自撮り棒のような先に取り付けて使う、あるいはキャップやヘルメットに装着するヘッドストラップ、胸位置にカメラを固定するチェストストラップなどだが、散歩する場合に両手を解放しなければならないことでもあり、今回はヘッドストラップと別途購入した360°回転可能なクリップマウントを使った。
様々な装着方法についてはそのうち別項でご紹介したい。

※ヘッドストラップで使うとなればこんな感じ
その画質の結果だが、このクラス最良のものであると言える。まずはかなりクリアーな絵が期待できるしその画像は裸眼による色味に近くて好感が持てる。
ビデオからキャプチャした数枚を例に説明を続けるが、橋のフェンスの細かなメッシュも実にクリアなのがお分かりだと思う。ただし4K撮影時のFPSは24でもあり、カメラが大きく動いたり被写体が動いているような場合には動画はともかく、そこからすべてにピントが合った1フレームを取り出すのは難しい場合がある。また4K動画で15分ほどのファイル容量は約2.8GBになっていた。
※4K動画の撮影例。とてもクリアな絵が撮れるし色味も自然だ
またF値が1.8とかなり明るいこともあり、カメラとして優秀には違いない。しかし反面日射しが降り注ぐ中を歩くとフォーカスが木々や建物に合っている場合に空などはかなり白とびになることがあるのでNDフィルターが欲しいところだ。とはいえフレーミングが適切であるなら近景から遠景まで実によい絵が撮れる。



※4K動画をキャプチャーした例(縮小してある)【クリックで拡大】
気になる連続動画記録時間だが、マニュアルによればカード容量が32GBの場合、4K/2Kで1時間、1920 × 1080=(60fps)では2時間、1920 × 1080=(30fps)なら4時間とあるが、バッテリーが持たない。バッテリーは使用環境や使い方で大きく異なるが、1時間から1時間半と見るべき。したがって入れ替える面倒はあるものの予備バッテリーの携帯は必要となるだろう。
なお、防水・防塵ケースにセットした場合のズレか、僅かに左の上下にケラレが見られるときがあった。後に入れ直すと直った。
さらにこのMUSON MC2は動画とは別に静止画を撮る機能も持っている。基本は本体のモードを切り換えてシャッターボタンを押すことになるが、同梱のリモコンを使えば本体に触れずに動画撮影中に写真を撮り、また動画撮影に戻すということができるので便利だ。

※付属のリモコン
これを使って数枚写真も撮ってみた。
写真の解像度はあらかじめ最高の5120 × 3840 (72ppi)に設定した。露出やシャッタースピードはオートである。
これまた手ブレがなく取れた写真はなかなか綺麗に撮れている。


※こちらは写真撮影例。5120 × 3840 (72ppi)を1280×960に縮小【クリックで拡大】
なお本機はPCカメラとしても優秀だ。例えばFaceTimeで活用しても高解像度の映像コンテンツが活用できる。
一万円以下でこれだけの機能・性能を持つアクションカメラが入手できるとは確認するまで知らなかったが、後は故障なく使えれば言うことはない。
お勧めである。
・コスパ最高、MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2〜準備編
撮影時の各種オプションは背面にある2インチ影響ディスプレイを確認しながらできるので分かりやすい。
動画の解像度は前記したとおりだが、この他にスローモーション撮影が可能。またタイムラプス録画も1秒/2秒/5秒/10秒/30秒/1分を選択して撮影でき、ループ撮影にすればメモリカードが一杯になると最初のファイルから上書きして録画ができるのてドライブレコーダーとしても最適。

※MUSON MC2 Pro2を付属の防水ケースに収納した例
なおドライブレコーダーモードにするとカメラがUSBケーブルで車の電源と接続されていれば、本体電源OFFの状態でも車両のエンジンが始動すると本機は自動で電源が入り録画を始めるという。
ちなみに本機では16GBから32GBまでのmicro SDカードを使うが、Class10またはそれ以上を推奨している。
そしてmicro SDカードに記録されるファイルは10分毎に区切って記録されるとマニュアルに記載されているが、実際にテストした範囲では15分毎に区切られていた。また途中で静止画を撮影すると一つの動画ファイル記録時間はそのタイミングにもよるものの極端に短くなるようだ。また撮影時に本体サイドにある上下ボタンを長押しするとデジタルズームの拡大と縮小が使える。
さて4Kの動画はMPEF-4で記録されコーデックはH.264、オーディオはAACモノラルだが、そのサイズは3840 × 2160ピクセルとなる。そしてQuickTime PlayerのムービーインスペクタによればそのFPSは前記の通り24だった。ともあれ今更ではあるが、4K動画の編集を考えると5K 27インチRetina ディスプレイを持つ iMacの有難味が俄然光ってくる。
こうした事を知った上でMUSON MC2を動画モードして4Kの撮影をしてみた。ちなみに画質はファイン、シャープネスはノーマル、ホワイトバランスはオート、ISO感度はオートに設定してある。
そう、あらかじめお断りしておくが、今回のテストは愛犬との散歩カメラという趣旨から実際に歩きながら撮影したこと、また私事ながら現在膝の治療中ということもあり、画面が揺れることをご容赦いただきたい。
本来ならスタビライザーが欲しいところだが、散歩レコーダーとしては贅沢だ(笑)。さらに今回の撮影はパッケージに付属している防水・防塵ケースに収納して使ってみた結果である。
無論雨はともかく、本体やレンズ保護を考えてのことだが、デメリットは内蔵マイクも覆ってしまうため音声が入りずらくなることだ。
もうひとつアクションカメラを扱う上で重要なのがどのようなマウント方法で身につけるかということも考える必要がある。自撮り棒のような先に取り付けて使う、あるいはキャップやヘルメットに装着するヘッドストラップ、胸位置にカメラを固定するチェストストラップなどだが、散歩する場合に両手を解放しなければならないことでもあり、今回はヘッドストラップと別途購入した360°回転可能なクリップマウントを使った。
様々な装着方法についてはそのうち別項でご紹介したい。

※ヘッドストラップで使うとなればこんな感じ
その画質の結果だが、このクラス最良のものであると言える。まずはかなりクリアーな絵が期待できるしその画像は裸眼による色味に近くて好感が持てる。
ビデオからキャプチャした数枚を例に説明を続けるが、橋のフェンスの細かなメッシュも実にクリアなのがお分かりだと思う。ただし4K撮影時のFPSは24でもあり、カメラが大きく動いたり被写体が動いているような場合には動画はともかく、そこからすべてにピントが合った1フレームを取り出すのは難しい場合がある。また4K動画で15分ほどのファイル容量は約2.8GBになっていた。
※4K動画の撮影例。とてもクリアな絵が撮れるし色味も自然だ
またF値が1.8とかなり明るいこともあり、カメラとして優秀には違いない。しかし反面日射しが降り注ぐ中を歩くとフォーカスが木々や建物に合っている場合に空などはかなり白とびになることがあるのでNDフィルターが欲しいところだ。とはいえフレーミングが適切であるなら近景から遠景まで実によい絵が撮れる。



※4K動画をキャプチャーした例(縮小してある)【クリックで拡大】
気になる連続動画記録時間だが、マニュアルによればカード容量が32GBの場合、4K/2Kで1時間、1920 × 1080=(60fps)では2時間、1920 × 1080=(30fps)なら4時間とあるが、バッテリーが持たない。バッテリーは使用環境や使い方で大きく異なるが、1時間から1時間半と見るべき。したがって入れ替える面倒はあるものの予備バッテリーの携帯は必要となるだろう。
なお、防水・防塵ケースにセットした場合のズレか、僅かに左の上下にケラレが見られるときがあった。後に入れ直すと直った。
さらにこのMUSON MC2は動画とは別に静止画を撮る機能も持っている。基本は本体のモードを切り換えてシャッターボタンを押すことになるが、同梱のリモコンを使えば本体に触れずに動画撮影中に写真を撮り、また動画撮影に戻すということができるので便利だ。

※付属のリモコン
これを使って数枚写真も撮ってみた。
写真の解像度はあらかじめ最高の5120 × 3840 (72ppi)に設定した。露出やシャッタースピードはオートである。
これまた手ブレがなく取れた写真はなかなか綺麗に撮れている。


※こちらは写真撮影例。5120 × 3840 (72ppi)を1280×960に縮小【クリックで拡大】
なお本機はPCカメラとしても優秀だ。例えばFaceTimeで活用しても高解像度の映像コンテンツが活用できる。
一万円以下でこれだけの機能・性能を持つアクションカメラが入手できるとは確認するまで知らなかったが、後は故障なく使えれば言うことはない。
お勧めである。
・コスパ最高、MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2〜準備編
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