ラテ飼育格闘日記(622)
ラテを動物病院に連れて行った。とはいえ別に病気だとか怪我をした訳ではなく年一度の5種混合ワクチン接種のためだ。薬だけ取りにいく場合は平気なのにまるで注射をされるのが分かっているとしか思えない泣き声を上げて待合室から出たがるのだから面白い。

※歩みは遅いが長距離を歩くようになった
オトーサンは診察台にラテを乗せるのに些か大変だったが、500gほど太ったようだ。しかし注射をされたときもピクリとも動かず、声も上げなかったのは見事だった。
その日は散歩も短めにして済ませたがその反動か、翌日の朝はなんと1時間40分も歩いた。

※動物病院の待合室で不安そうな表情
その朝はここ数ヶ月は通ったことの無い道をゆっくりではあるが進むラテ。ちょうど小学校の登校時間に重なったようで十数人の子供たちが前方からやってくる。オトーサンはワンコ嫌いな子もいるだろうとリードを短めに持ち、道の端に寄って歩いていると高学年の女子二人から続けて「おはようございます」と挨拶された。
まったく面識も無い子供たちに挨拶されるのはとても嬉しい。これも多分にラテを連れているからだと思うが、この娘…元気なことは嬉しいがなかなか一筋縄ではいかないので厄介なときもある。

※続けて二人の小学生から「おはようございます」と挨拶された
厄介というと語弊があるかも知れないが、ラテは決して無闇に引きが強いワンコでは無い。ただし時に嫌いなワンコとすれ違ったりする際には強い力で引く場合もありオトーサンの手に負担を増すことになる。
その原因のひとつはハーネスにあることは分かっている。どういうことか…。
無論最初は一般的な首輪にリードを着けて散歩していた。しかし動きが激しい場合にもオトーサンはリードを外さないので時にガクッと引いた状態となりラテは首が絞まる形で「ゲッ」となる時があった。また原因はなんであれ強くリードを引きオトーサンがそれを止めようとすれば首輪に力が集中しこれまた首を締めることになる。
首輪にリードがついているということはリードの引きが直接頭に響き、オトーサンの「ダメ」という意志がストレートに伝わることがメリットだ。したがって普通はリードの引き合いはなくオトーサンが「ツンツン」といった具合に軽くリードを引くことでラテは方向転換あるいは行為を中断せざるを得ないことになる。

※跨がられても怒りません
しかし数年前から首に負担がかかるのは可哀想と思うに至りハーネスを使うことにした。すると当然のことながらリードの先は首では無くハーネスのデザインにもよるもののかなり背中寄りのD管となる。ということはラテの立場になればリードをかなり強く引かれたところで首はもとより苦しいところも痛いところもないわけでより目的を遂行しようと引きが強くなる。
そのことがオトーサンの両腕に大きな負担をかけるようになってきたのが問題だった。別にラテの行動が急にリードを強く引くようになったわけではなくオトーサンの加齢の関係もあり腱鞘炎の手指にバネ指が加わるという辛い状況となったのである。
ということでこれはラテにも負担を半分負って貰おうかとハーネスを止め、リードを首輪に付けるよう戻すことを試みた。

※子供たちに囲まれながら水分補給
ただしひとつ問題がある…。これまでの経験からラテの首が太いからか、緩く締めているわけではないものの時にリードをマズル側に引くと首輪が外れてしまうことがあった。ある時などルンルンで歩いていたがふとリードに抵抗がまったくないのに気がつき振り返ると首輪が取れていた。しかしオトーサンも気がつかなかったがラテも気がつかず、いつものようにオトーサンの左側に付いて歩いていたというわけ。
しかし何ごとも無かったからよいものの、猫でも横切ったら飛びかかるのは必然だから運が良かっただけだ。
ということでオトーサンの苦肉の策を試してみることにした。それは簡単に言うなら首輪とハーネスの間を樹脂製バックルベルトでつなぐことだ。そして無論リードは首輪に付けるがこうしておけばもし首輪が抜けた場合もまだハーネスに繋がっているので安全面で問題はない。

※ハーネスと首輪を繋ぐ試作品
試作したものを実際に試してみたが、ラテの感想は聞けないものの(笑)、ツンとリードを引けば順応してくれるし強い引きも首に負担がかかることから大きく軽減することは間違いなかった。
後の仮題は丈夫で安全面に注意しつつ、小型化を図ることだ。
オトーサンの工夫と格闘は続く…。

※歩みは遅いが長距離を歩くようになった
オトーサンは診察台にラテを乗せるのに些か大変だったが、500gほど太ったようだ。しかし注射をされたときもピクリとも動かず、声も上げなかったのは見事だった。
その日は散歩も短めにして済ませたがその反動か、翌日の朝はなんと1時間40分も歩いた。

※動物病院の待合室で不安そうな表情
その朝はここ数ヶ月は通ったことの無い道をゆっくりではあるが進むラテ。ちょうど小学校の登校時間に重なったようで十数人の子供たちが前方からやってくる。オトーサンはワンコ嫌いな子もいるだろうとリードを短めに持ち、道の端に寄って歩いていると高学年の女子二人から続けて「おはようございます」と挨拶された。
まったく面識も無い子供たちに挨拶されるのはとても嬉しい。これも多分にラテを連れているからだと思うが、この娘…元気なことは嬉しいがなかなか一筋縄ではいかないので厄介なときもある。

※続けて二人の小学生から「おはようございます」と挨拶された
厄介というと語弊があるかも知れないが、ラテは決して無闇に引きが強いワンコでは無い。ただし時に嫌いなワンコとすれ違ったりする際には強い力で引く場合もありオトーサンの手に負担を増すことになる。
その原因のひとつはハーネスにあることは分かっている。どういうことか…。
無論最初は一般的な首輪にリードを着けて散歩していた。しかし動きが激しい場合にもオトーサンはリードを外さないので時にガクッと引いた状態となりラテは首が絞まる形で「ゲッ」となる時があった。また原因はなんであれ強くリードを引きオトーサンがそれを止めようとすれば首輪に力が集中しこれまた首を締めることになる。
首輪にリードがついているということはリードの引きが直接頭に響き、オトーサンの「ダメ」という意志がストレートに伝わることがメリットだ。したがって普通はリードの引き合いはなくオトーサンが「ツンツン」といった具合に軽くリードを引くことでラテは方向転換あるいは行為を中断せざるを得ないことになる。

※跨がられても怒りません
しかし数年前から首に負担がかかるのは可哀想と思うに至りハーネスを使うことにした。すると当然のことながらリードの先は首では無くハーネスのデザインにもよるもののかなり背中寄りのD管となる。ということはラテの立場になればリードをかなり強く引かれたところで首はもとより苦しいところも痛いところもないわけでより目的を遂行しようと引きが強くなる。
そのことがオトーサンの両腕に大きな負担をかけるようになってきたのが問題だった。別にラテの行動が急にリードを強く引くようになったわけではなくオトーサンの加齢の関係もあり腱鞘炎の手指にバネ指が加わるという辛い状況となったのである。
ということでこれはラテにも負担を半分負って貰おうかとハーネスを止め、リードを首輪に付けるよう戻すことを試みた。

※子供たちに囲まれながら水分補給
ただしひとつ問題がある…。これまでの経験からラテの首が太いからか、緩く締めているわけではないものの時にリードをマズル側に引くと首輪が外れてしまうことがあった。ある時などルンルンで歩いていたがふとリードに抵抗がまったくないのに気がつき振り返ると首輪が取れていた。しかしオトーサンも気がつかなかったがラテも気がつかず、いつものようにオトーサンの左側に付いて歩いていたというわけ。
しかし何ごとも無かったからよいものの、猫でも横切ったら飛びかかるのは必然だから運が良かっただけだ。
ということでオトーサンの苦肉の策を試してみることにした。それは簡単に言うなら首輪とハーネスの間を樹脂製バックルベルトでつなぐことだ。そして無論リードは首輪に付けるがこうしておけばもし首輪が抜けた場合もまだハーネスに繋がっているので安全面で問題はない。

※ハーネスと首輪を繋ぐ試作品
試作したものを実際に試してみたが、ラテの感想は聞けないものの(笑)、ツンとリードを引けば順応してくれるし強い引きも首に負担がかかることから大きく軽減することは間違いなかった。
後の仮題は丈夫で安全面に注意しつつ、小型化を図ることだ。
オトーサンの工夫と格闘は続く…。
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