2018年度、Macテクノロジー研究所的ベストプロダクト10 発表

今年もこうした記事をアップする時期になってしまった。当ブログの「製品レポート」にはApple製品やIT機器だけでなくときに家庭用品や文具など実際に手に入れ使ってみたものをご紹介しているが、無論購入した全てを載せているわけではない。


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さて今年のMacテクノロジー研究所を振り返るなら3Dプリンターに始まり3Dプリンターに終わるといった感じか…。したがってささやかな本年度の予算のほとんどは3Dプリンター関連に注ぎ込んだため、その他のラインナップは些か寂しいものとなった。
しかし個人的な感慨だが、私にとって3Dプリンターとの出会いは運命的であった気がする。

1)FLASHFORGE Inventor 3Dプリンター
  本3Dプリンターは私にとって2台目の3Dプリンターである。FDM方式の製品としては完成度が高く信頼できる3Dプリンターでありその特徴のひとつでもあるデュアルヘッドと相俟ってお気に入りの製品である。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2541.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2546.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2564.html

2)J&T DIY 3Dプリンター(JT-28-004/JT-28-004-II )
  本製品は3台目と4台目の3Dプリンターである。大げさな物言いだが3Dプリンターの概要が理解できた上でより詳しい仕組みを知りたいと考え、これまで避けてきた組立式の製品を選んだ。組立式だからというよりそもそも構造的にシビアな調整を必要とするが動作音も静かだし造形も綺麗。付き合い方を間違えなければコストパフォーマンスの高い製品。
結局、熱が高じて年末ぎりぎりに「一時停止継続機能」「レベリング調整補助機能」といった機能が搭載された新型(JT-28-004-II)を買うはめになった…。

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  http://appletechlab.jp/blog-entry-2580.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2584.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2621.html

3)NuAns NEO [Reloaded]
  スマートフォンは長い間iPhoneしか使ったことがなかったが、その私が選んだ2台目のスマホである。カバーデザインが取り替えられることはもとより初めてのAndroid OSに刺激を受けている。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2489.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2491.html

4)多機能1ベイNAS/Synology DiskStation DS115j
  NASを初めて体験した。主に写真と動画のライブラリを知人たちと共有しているがトラブルもなく重宝している。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2524.html

5)フィラメントドライヤー「PrintDry」
  これまた3Dプリンター関連製品だが、3Dプリンターを使わなければ決して出会うことのない製品に違いない。あれこれと工夫を余儀なくされることが興味を増すきっかけとなっている。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2570.html

6)eBOX
  これまたフィラメントのスプールをセットするとドライヤーにもなり重量表示でリアルタイムに残量がわかるというアイテム。スマートなデザインはもとより、多機能なスプールホルダー(スプールボックス)として便利にしている。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2613.html

7)密閉型 ワイヤレスヘッドホン Parrot Zik 3
  ノイズキャンセリング機能を持つヘッドフォンだが、音楽を聴くときだけでなく集中して資料を読んだり作業をするときに不可欠のデバイスとなっている。ワイヤレスで装着感もよいので邪魔にならないのが素敵。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2554.html

8)単3・単4充電地、自動充電器「ENEROID」
  すでに無くてはならない空気のような存在になっているが、単3・単4充電地の充電はすべてこれに放り込めばよい訳で便利なことこの上ない。地味なデバイスだがお気に入りである。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2548.html

9)Bluetooth完全ワイヤレス左右分離型イヤホン「QCY-T1BK」
  この種の製品が乱立するなかでひとつを選ぶのは実に難しい。とはいえ私にとってこの種のイヤホンで音楽を聞くときは純粋に音楽を楽しむというよりいわゆる "ながら" の一巻であることがほとんどだ。したがってそもそもヘッドフォンのように数万の予算を割くつもりはないが使い勝手は譲れない。
そんな中、この「QCY-T1BK」は安価な製品ではあるが装着感もよくケースから取り出せば自動的にペアリングとなるし音飛びもない。久しぶりに買って良かったと思えたイヤホンである。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2616.html

10)iOSアプリ「Mug Life」と「FaceApp」
  ひとつだけ(2つ)ソフトウェアを含めてみた。「Mug Life」と「FaceApp」だが、それぞれ別々のアプリケーション、それもiOS用だ。番外編にも記したがこの3年間あまり、専属モデル造形計画と称し写真撮影用のモデルとして実寸大のトルソーにヘッドマネキンを組合せた女性モデルを造形してきたが当然とはいえ笑顔のひとつも見せてくれない(笑)。したがって制限は多いもののこれらのアプリを介して自然で生き生きとした笑顔を表現できるようになったことは私にとって小さなことではなかった。ただし出来ればiOS版ではなくMac用のアプリケーションが欲しい…。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2606.html
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2576.html

【番外編】
・Macテクノロジー研究所専属モデル Eliza用、高級医療シリコン製(医療用シリコンエラストマー)実寸大トルソー
 3年もの間、「ああでもない、こうでもない」と時間と金を注ぎ込んで取り組んできた専属モデル造形計画「イライザ、ガラテア造形プロジェクト」が終了した。

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ミッションとしてはある程度ポーズが取れる頭部と両腕を欲していたわけだが、結局高級医療シリコン製(医療用シリコンエラストマー)実寸大トルソー(ラブドールではない)が販売されていたことを知り高価だったが入手したことによる。
面白いものでこうしたアイテムは3年前とか2年前には探しても見つからなかったわけだが、これもある種の縁なのかも。
  http://appletechlab.jp/blog-entry-2575.html

・時代小説「首巻き春貞」第7巻~第12巻公開
 2018年も昨年同様私にとって士気高揚に効果があり、新しいことを貪欲に勉強するきっかけとなったのは何といっても時代小説「首巻き春貞」の執筆を続けたことだ。自分でも驚くほど次から次へとストーリーが浮かび、書き下ろし小説とはいえ筆が止まることはなかった。その過程で時代考証や当時の風俗全般を知るべく多くの文献を読んだが、それがまた次のアイデアや新しい登場人物を生むという良い副作用を与えてくれている。
  http://www.mactechlab.jp/index.html

ということで今日は大晦日…。
今年一年、お付き合いいただきありがとうございました。来年もまた宜しくお願いいたします。
よいお年を!



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員