ラテ飼育格闘日記(634)

寒いけど朝夕の散歩は欠かせない。すれ違うワンコの中には服を着せられているにもかかわらず震えているワンコもいるが、ラテは寒さには強いようで霜の降りた路面にも平気で腹ばいになって「帰りたくない」と我が儘を言うくらいだ。しかし歩いているならまだしも劇寒の中立ちすくんでいるのは辛い…。


冬休みが終わったと思ったら世間様は三連休。オトーサンたちはそうしたことには関係ない毎日を過ごしているし問題は散歩に公園へ出ても子供たちの姿がないことだ。
お休みともなれば家族全体でどこかへ出かけることもあるだろうし、出かけなくても家族と過ごすことが多くなり必然的に外で遊ぶ時間が無くなるからだろうが、ラテは砂場に座り込んで待ちのポーズ。ラテは良いがオトーサンが凍えてしまう。

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※なにを注視しているのか、表情がキラキラしている


そういえば公園に子供の姿が少ないのは連休だけが原因ではないようで聞けば小学校でもインフルエンザが流行っているという。したがってこうした時期、学校はともかく人手の多い場所には好んで近づかない方が賢明だからかも知れない。
ともかくラテの思いも尊重し、5分とか10分はその場で自由にさせた後でオトーサンは強制的にリードを引いて歩き始める。

近隣は草木が多く、春には桜、秋には紅葉が楽しめる環境ではあるがこの時期は針葉樹などを覗けば木々はすっかり葉が落ち見るからに寒々しいだけでなく風景が地味だ(笑)。それでもふと振り返れば遠目だが富士山が美しく映える日もあれば枯れ木の間から朝日が昇る幻想的なシーンに出くわすこともあってオトーサンは小型のデジカメを手放せないほど楽しみだ。

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※天気が良ければ富士山もよく見える


しかし連れの我が娘はクンクンと地べたばかりに視線を向けて実に面白くないが、冷静に考えればラテはラテなりに嗅覚でその瞬間の世界を感じているに違いない。
だから闇雲に植え込みなどにマズルを近づけクンクンしているときにリードを引きたくはないが、植え込みの小さな葉ひとつひとつの臭いを丁寧に嗅がれてはいつ終わるか知れず気の短いオトーサンはついリードを引いてしまうのだ。

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※反抗的な表情(笑)


また本来、行き交う散歩中のワンコや飼い主さんたちと出会うのも楽しみのひとつであり、初対面の方たちでも連れのワンコをダシにして会話が進むこともある。特に最近この付近ではワンコを飼う方が多くなった。
ワンコ好きの一人としては嬉しい限りだが、ワンコ以前にリードを引く飼い主さんがフレンドリーで無く挨拶しても無視されたりすることもある。

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※大好きなオカーサンに出会うと声を上げながら顔を舐めに行く


それはともかく一番困るのがマナーを守らない飼い主が残念ながら結構いることだ。目立つのは糞の置き去りが多くなった…。
経験上大型犬の落とし物なのか小型犬なのかはほぼ分かるが、どう考えても糞をした際に飼い主が気がつかないシチュエーションではない場所に堂々とそのままにして立ち去る無神経さ、不道徳さだ。無論路面には時にコンビニの袋や弁当の食べ残しがそのまま捨てていく馬鹿者がいるが、ワンコの糞の置き去りはそれと同等…それ以上に迷惑な行為でありそんな人たちにワンコを飼う資格は無い。

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※一時、ラテと駆けずり回った…


ただし昨今はワンコのリードを引きながらスマホに夢中な人も見かける。これは危険なだけでなくそれこそ連れているワンコが後ろで糞をしても気がつかないかも知れない。いや、そもそもそんな散歩をする人は飼い犬のことも人への迷惑など顧みない人なのだろう。ワンコが気の毒だ。

それでなくともワンコを飼うと言うことは色々な面で周りに迷惑をかける可能性もあるわけで、糞の置き去りを堂々としたまま済ませてしまうような飼い主がワンコを幸せにすることなど出来るのだろうかとも心配してしまう。
一番の心配は「だから犬を飼うことは迷惑なんだ」という論議に発展することを危惧しているオトーサンなのだ。


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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員