2019年度、Macテクノロジー研究所的ベストプロダクト10

当ブログの「製品レポート」にはApple製品やIT機器だけでなくときに家庭用品や文具など実際に手に入れ使ってみたものをご紹介しているが、無論購入した全てを載せているわけではない。ともあれ今年もそうした中からMacテクノロジー研究所的ベストプロダクト10をご紹介してみたい。


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さて今年のMacテクノロジー研究所を振り返るなら昨年同様に3Dプリンターに始まり3Dプリンターに終わるといった感じか…。ただしiPhone XR入手を機会にScandyProという iOSと出会い、3Dスキャニングにものめり込んでいる。そして師走に入り予定より早めにXYZプリンティング社のカラー3Dプリンター「ダヴィンチColor mini」を買うことになった。したがってささやかな本年度の予算のほとんどは3Dプリンター関連に注ぎ込んだため、その他のラインナップは些か寂しいものとなっている。

① iPhone XR
  これまで使ってきたiPhoneがiPhone 6s Plusだったから4年間機種変更しなかったことになる。しかしさすがにバッテリーが持たなくなったのでiPhone XRにしたが、自分なりに考えた上で最新のiPhone 11にはしなかった。
ともあれ日常一番お世話になるわけで1位に相応しいといえる。

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② XYZプリンティング社 ダヴィンチColor mini
  自分への大きなクリスマスプレゼントになってしまったが、クリスマスセールの割引に加えCyber Mondayとタイムセールの合わせ技の魅力に負けた結果だ(笑)。ともあれ5台目の3Dプリンターは思いもかけずにカラー対応の機種になった。これから多々この魅力ある製品のあれこれについてご報告が増えるに違いない。

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③ ScandyPro
  iPhone XRを手にした経緯からiPhone X以降に搭載されたTrueDepth(トゥルーデプス)カメラをサポートしたiOSアプリと出会うことになった。それがiOS対応3DスキャンアプリのScandyProだ。結果それが2位のダヴィンチColor mini購入の引き金になったといえる。

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④ AZIO Retro Classic Keyboard
  別にApple純正品のキーボードで大きな不満があったわけではないが、一日の大半の時間をMacの前にいる者として常用のデバイスやアイテムはより楽しく使え、興味を持てるものでありたいとレトロなBluetooth対応の本製品を入手してみた。

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⑤ Terra Master D2-310 2ベイHDDケース
  今年Macの周辺機器といえばこの製品くらいか…(笑)。この外付けハードディスクをRAID1に組み、iCloudと併用しつつ重要なデータを保護しようという思いで使い始めた。

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⑥ 新型全自動エスプレッソマシン「デロンギESAM03110S」
  毎日世話になっている機器といえぱMacとiPhoneの次にこのエスプレッソマシンかも知れないと思うほどのお気に入りである。今年の夏はこれでカフェ・シェケラートなど新しい珈琲メニューにも挑戦した。

⑦ スマートセラミックマグ「Ember 10 oz.Temperature Control Mug 2」
  冬場は室温も低くなるから暖かい飲み物もすぐに冷めてしまう。確かに珈琲を楽しむマグカップに13,000円(税込)ほどをかけることは馬鹿げたことかも知れないが、iPhoneやAppleWatchからコントロールでき、飲み物の温度を1時間半ほど保てる機能は魅力的だ。さらにカップをソーサー型専用充電コースターにおいておけば一日中冷めることはないのである。素晴らしい!

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⑧ 電熱パンツ
  寄る年波には勝てず、昨年に電熱ベストなる製品で味をしめたので今年は電熱パンツなるものを買ってみたが、これがとても具合がよい。もともとアウトドア向けの製品だが底冷えする真冬は室内で使うのもありだ。事実穿いてしまうともう手放せない…いや足放せない(笑)。

⑨ LEDリングライト照明
  3Dスキャンを可能にするScandyProを3位にご紹介したが、正直よりよきクオリティでデータを作るのは至難の技でもある。特に重要なことのひとつに照明があるが一般的な写真撮影の場とは違い、理想的には全方向に影の無い均一な照明が必要となる。ということでその一助にとLEDリングライトを使うことにした。

⑩ Amazon Echo Show 5
  これはまだブログの記事にしていないが、日常多々役立っている。仕事中のBGMなど好きな音楽がタイミング良く流せるのが一番で、BGMの音質がどうのといった事は二の次でよい私にはピッタリかも知れない。思わずPrime Musicに加入してしまった。

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【番外編】
ベスト10プロダクトに加えるのには適切ではないと思うが、今年個人的に大いに刺激を受けたアイテムを番外編として記しておく。

日本世論調査研究所出版、国公立所蔵史料刊行会編「日本医学の夜明け」
 時代小説を執筆するなかで解体新書を著した杉田玄白や前野良沢の人物像はもとより、オランダ語の著書ターヘルアナトミア翻訳とは一体どういったことだったかに興味を持った。無論幾多の資料も読んだが解体新書やターヘルアナトミアの現物を手にしたいと思うものの博物館に収められているものでありおいそれと見られるものではない。
いろいろと調べる過程で1978年(昭和53年)に精巧なレプリカが発売されている事を知り探しに探した結果手に入れることが出来たのがこの国公立所蔵史料刊行会編「日本医学の夜明け」であった。
口幅ったい物言いになるが知への探求の楽しさを味わっているアイテムである。

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NeXT Computer発表記念の盾「Our Time has Come /我らの時きたり」
 この盾は1988年10月12日、スティーブ・ジョブズ率いるNeXT社がNeXT Cube を発表した際、感謝の意として関係者に配られたもので、そこにはNeXTのロゴと共に "Thanks to you Our Time has Come(おかげさまで 我らの時きたり)" と刻まれている。当時NeXT Computer社の全てプロダクトデザインをスティーブ・ジョブズから依頼されて行い、最初の製品となったNeXT Cube発表会にも立ち会ったfrogdesign関係者からお譲りいただいたものだ。

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員