フルカラー3Dプリンター「ダヴィンチ Color mini」最初の躓き覚書
XYZプリンティング社フルカラー3Dプリンター「ダヴィンチ Color mini」でテストプリントを続けているが最初の躓きに関して記憶に留めておきたい。個人的にFDMとかFFF方式と言われる3Dプリンターは「ダヴィンチ Color mini」で5台目であり、ユーザーとして知るべき最低限の知識は持っているつもりだ。
そうしたユーザーの一人として申し上げる事はまだまだ3Dプリンターを本格活用することは簡単容易なことではないということ…。
メーカー側は簡単容易を謳いたいのだろうが、3Dプリンターは一般家電のように電源を繋いだら間違いなく用が足せるという域には達していないし、そもそも構造やら仕組みといった事を知らずして使いこなせる製品ではない。

※フィラメントのローディングも問題ないように思えたが…
よく私が口にすることだが「現在の3Dプリンターはメーカーサポート必須の商品」ということだ…。ユーザー側にある程度の知識と技量がなければ本来の機能が発揮されない。そして事実トラブルも多々あり得る。
「ダヴィンチ Color mini」は完成品なので理屈はセットアップすればすぐに使える筈だし、ベッドの水平出しキャリブレーションも自動なので確かに簡単だ。しかしインクの調整とインク位置のキャリブレーションをやろうとしたときトラブルに見舞われた。
それはフィラメントのロード中に筐体外にあるフィラメント送りユニットのガイドチューブが外れてしまうのだ。それに伴い必要以上にフィラメントが送られてしまう…。
事前の情報でこのガイドチューブはしっかりと押し込まないと外れるという情報を得ていたのでそれこそしっかりと取り付けたはずだが…。

※フィラメントフィーダー側のガイドチューブが外れるというトラブルに見舞われた
こうなれば一旦フィラメントをアンロードしセッティングし直してからやり直すしかないがそれでもやはり結果は同じ…。
仕方がないのでメーカーのサポートへ問い合わせるが電話が自動応答の繰り返しで先に進まず、やむを得ず以前お世話になった営業部署に電話をかけると、サポート担当者から電話をくれるというので待つことに。
その待っている時間も勿体ないとまたまた同じ事をやってみるがやはりダメだったが、ふと手元に買い置きしていたガイドチューブがあることを思い出し念のため比較してみた。
デジタルノギスで直径を測ってみると同梱のガイドチューブは4mm弱、そして手元の在庫品は4mm強なので試しに手元のものと取り替えてみると当然といおうかきつめになりフィラメントのロード時に外れなくなった。
一方サポート担当者からの電話によるとそれはチューブを差し込むフィッティングピン(継手パーツ)の爪が弱いのだろうとの事で交換用の部品とチューブを郵送するとのことだった。
確かに二日後には交換部品が届いたが、メーカーサイトの「よくある質問」ページに「ガイドチューブの長さは72センチ以下にならないようにしてください。」と明記してあるにもかかわらず送られてきたチューブの長さは70cmしかなかったのは…まあご愛嬌だ(笑)。

※交換用にとメーカーから送られてきたガイドチューブとフィッティングピン
トラブルの理由と対処ができた後で考えれば大したことではないのかも知れないが購入しセットアップができなかったことは確かであり、こうしたことを自力で解決できる例は多くないと思う。
そしてユーザー側から考えれば製品の保証期間中に問題点はなるべく洗い出しておくべきで本体保証は一年でも印刷モジュール、印刷プラットフォーム、モーターモジュールといった製品の心臓部は90日間保証でしかなくガイドチューブなどの保証も同様に90日間で、後は消耗品扱いとになり自費で別途購入しなければならなくなるからだ。
ということでフィラメントのロードに関するトラブルは解消した。

※3Dスキャンしたピザとホットドッグを「ダヴィンチ Color mini」でプリントした例
「ダヴィンチ Color mini」はこれまでの単色3Dプリンターとは別次元の魅力を見せてくれる製品だ。私は主に3Dスキャンで得たカラーオブジェクトのプリントに「ダヴィンチ Color mini」を活用したいと手に入れたが、期待に違わぬ出来映えをみせてくれる。
「ダヴィンチ Color mini」よ!酷使するつもりはないが元気で働いてくれ…。
そうしたユーザーの一人として申し上げる事はまだまだ3Dプリンターを本格活用することは簡単容易なことではないということ…。
メーカー側は簡単容易を謳いたいのだろうが、3Dプリンターは一般家電のように電源を繋いだら間違いなく用が足せるという域には達していないし、そもそも構造やら仕組みといった事を知らずして使いこなせる製品ではない。

※フィラメントのローディングも問題ないように思えたが…
よく私が口にすることだが「現在の3Dプリンターはメーカーサポート必須の商品」ということだ…。ユーザー側にある程度の知識と技量がなければ本来の機能が発揮されない。そして事実トラブルも多々あり得る。
「ダヴィンチ Color mini」は完成品なので理屈はセットアップすればすぐに使える筈だし、ベッドの水平出しキャリブレーションも自動なので確かに簡単だ。しかしインクの調整とインク位置のキャリブレーションをやろうとしたときトラブルに見舞われた。
それはフィラメントのロード中に筐体外にあるフィラメント送りユニットのガイドチューブが外れてしまうのだ。それに伴い必要以上にフィラメントが送られてしまう…。
事前の情報でこのガイドチューブはしっかりと押し込まないと外れるという情報を得ていたのでそれこそしっかりと取り付けたはずだが…。

※フィラメントフィーダー側のガイドチューブが外れるというトラブルに見舞われた
こうなれば一旦フィラメントをアンロードしセッティングし直してからやり直すしかないがそれでもやはり結果は同じ…。
仕方がないのでメーカーのサポートへ問い合わせるが電話が自動応答の繰り返しで先に進まず、やむを得ず以前お世話になった営業部署に電話をかけると、サポート担当者から電話をくれるというので待つことに。
その待っている時間も勿体ないとまたまた同じ事をやってみるがやはりダメだったが、ふと手元に買い置きしていたガイドチューブがあることを思い出し念のため比較してみた。
デジタルノギスで直径を測ってみると同梱のガイドチューブは4mm弱、そして手元の在庫品は4mm強なので試しに手元のものと取り替えてみると当然といおうかきつめになりフィラメントのロード時に外れなくなった。
一方サポート担当者からの電話によるとそれはチューブを差し込むフィッティングピン(継手パーツ)の爪が弱いのだろうとの事で交換用の部品とチューブを郵送するとのことだった。
確かに二日後には交換部品が届いたが、メーカーサイトの「よくある質問」ページに「ガイドチューブの長さは72センチ以下にならないようにしてください。」と明記してあるにもかかわらず送られてきたチューブの長さは70cmしかなかったのは…まあご愛嬌だ(笑)。

※交換用にとメーカーから送られてきたガイドチューブとフィッティングピン
トラブルの理由と対処ができた後で考えれば大したことではないのかも知れないが購入しセットアップができなかったことは確かであり、こうしたことを自力で解決できる例は多くないと思う。
そしてユーザー側から考えれば製品の保証期間中に問題点はなるべく洗い出しておくべきで本体保証は一年でも印刷モジュール、印刷プラットフォーム、モーターモジュールといった製品の心臓部は90日間保証でしかなくガイドチューブなどの保証も同様に90日間で、後は消耗品扱いとになり自費で別途購入しなければならなくなるからだ。
ということでフィラメントのロードに関するトラブルは解消した。

※3Dスキャンしたピザとホットドッグを「ダヴィンチ Color mini」でプリントした例
「ダヴィンチ Color mini」はこれまでの単色3Dプリンターとは別次元の魅力を見せてくれる製品だ。私は主に3Dスキャンで得たカラーオブジェクトのプリントに「ダヴィンチ Color mini」を活用したいと手に入れたが、期待に違わぬ出来映えをみせてくれる。
「ダヴィンチ Color mini」よ!酷使するつもりはないが元気で働いてくれ…。
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