ラテ飼育格闘日記(701)ハリーちゃんが星になった
先週の24日のことだった。朝の散歩から戻り、食事をした後にいつものように仕事部屋のパソコンの前に座った。早速メールの到着確認をしたとき、大げさでなく体が冷たくなるような思いをした。それはラテ幼犬時代からの遊び友達のワンコ、ビーグル犬のハリーちゃんの飼い主さんからで、ハリーちゃんが亡くなったという知らせだった…。
昨年の9月、本当に久しぶりにラテと現在の住居に引っ越す前に入り浸っていた広い公園に出向いた。現在の住居からだと片道30分近くもかかる距離ということもあり、オトーサンの足腰の問題と共にラテが歩く気がなければなかなかに足を向けられなくなった場所なのだ。
それに出向いたとしても昔みたいに沢山のワンコたちが遊んでいることはないし、その日も公園には誰の姿も見えなかったのでオトーサンたちは踵を返したとき「ハリーちゃんだ!」と女房が声を上げた。

※昨年9月に久しぶりに会ったときのハリーちゃん。顔が真っ白になってはいたが眼差しは相変わらず優しい
それはご主人と散歩から戻る途中のハリーちゃんだったが、聞けば口の中あたりに出来た皮膚癌で大手術をしたのだと言う…。
確かにその片側のマズルを見れば顔の形が少し変わっていたが、それでも我々のことを覚えていたし早速女房に前脚をかけてオヤツを欲しがるハリーちゃんだった。ただしご主人は「病気が病気だから転移が心配」とおっしゃっていた。

※ハリーちゃんはラテが好きな数少ないワンコでもあった
そんなことがあったから、これまた久しぶりにハリーのオカーサンからのメールを見た瞬間、なにがあったかを察したオトーサンだったのだ…。
ハリーちゃんは癌が転移し抗がん剤治療を開始したものの、その副作用で急変し亡くなったという…。そしてメールの最後には「またラテちゃんと会わせたかったです。」とあった。嗚呼!
ハリーちゃんとはラテが公園デビューした直後から知り合った。ビーグル犬特有の「うおーん」という泣き声はよく通り、小型犬だがどこにいても目立った存在だった。そういえば、その泣き声は「森の鈴」「森のトランペッター」などといわれるほど独特な響きである。

※ラテが公園デビューした2007年の一コマ。当時は土日ともなるとこれだけ多くのワンコたちが集まった。赤い矢印のところにハリーちゃんもいる
ビーグル犬はイギリスのスポーツであるウサギ狩りに用いられていたというし、古代ギリシアでも同様だったらしい。そして他の犬種に比べて決して俊足ではないが、豊富な体力と素早さでラテをはじめ後を追うワンコたちを引き離していた。


※ハリーちゃんはいつも仲間たちの先頭や真ん中にいた
オトーサンは飼い主のOさんにお渡ししようとハリーちゃんの過去写真を2007年初頭から探し始めたが、ハリーちゃんは不思議に多くのワンコたちに好かれ、いつも中心的な存在だったことがわかる。
飼い主さんは去勢した雄のハリーちゃんを「魔性のおかま」と冗談を言って笑っていらしたが、いつも中型大型犬の真ん中にいることが多かったし、走っているときも必ずといってよいほど先頭を走っている。

※気難しいラテだが、ハリーちゃんとは一本のペットボトルから仲良く水を飲んでいた
多くの人たちとワンコたちに愛されたそのハリーちゃんが虹の橋を渡って星になった…。2007年からの幾多の出会いで撮り溜めた写真や動画からハリーちゃんが映っているものを選びだしていると懐かしく自然に涙が溢れた。
2007年といえば、いまから13年前であり、オトーサンたちが前年の暮れにラテを我が家に迎えた時期であり、ワンコたちはもとより飼い主さんたちも皆お若い。中には残念ながらすでにお亡くなりになった方も笑顔で写っている…。
そういえばオトーサンは、小型犬のハリーちゃんは友達ワンコの中でも一番長生きすると勝手に思っていたフシもあって嗚咽が止まらなかった。年齢もラテとほとんど同じなはずだった。

※公園から引き上げるハリーちゃん、アポロちゃん、そしてラテと飼い主さんたち
ふとオトーサンは飼い犬は我々飼い主にとって「幸せの青い鳥」でもあるのだという思いが膨らんだ。普段は気づかないものの「幸せの青い鳥」はごく身近にいるという意味で…。そして青春時代に全盛期を誇ったグループサウンズ、ザ・タイガースの「青い鳥」の曲を思い出して口ずさんでいたがそのうち、思いが膨らみ次第に勝手な替え歌になっていった…。
青い鳥を 見つけたよ♬
君の ことだけど
幸せ 運ぶ 小さなワンコ
だけど 君は あの空へ
星に なったんだ
ぼくらが こんなに 愛していても…♪
こんなにも涙が出るのはなぜか。それはハリーちゃん…君が沢山愛と思い出をくれたからだ…。
ハリー!ありがとう!
その日のラテはハリーちゃんの訃報を知ってか知らずか、心なしか目脂が多かった。そのラテも狂犬病予防注射を打ちに行ったとき、獣医から心臓が少し弱っているようだと言われた。
外見的には歩きが遅くなっただけに思えるし室内のボール遊びなどでは相変わらず元気に思えるが、そのラテも6月10日には満14歳を向かえる。毎日を大切にしたいものだ…。
昨年の9月、本当に久しぶりにラテと現在の住居に引っ越す前に入り浸っていた広い公園に出向いた。現在の住居からだと片道30分近くもかかる距離ということもあり、オトーサンの足腰の問題と共にラテが歩く気がなければなかなかに足を向けられなくなった場所なのだ。
それに出向いたとしても昔みたいに沢山のワンコたちが遊んでいることはないし、その日も公園には誰の姿も見えなかったのでオトーサンたちは踵を返したとき「ハリーちゃんだ!」と女房が声を上げた。

※昨年9月に久しぶりに会ったときのハリーちゃん。顔が真っ白になってはいたが眼差しは相変わらず優しい
それはご主人と散歩から戻る途中のハリーちゃんだったが、聞けば口の中あたりに出来た皮膚癌で大手術をしたのだと言う…。
確かにその片側のマズルを見れば顔の形が少し変わっていたが、それでも我々のことを覚えていたし早速女房に前脚をかけてオヤツを欲しがるハリーちゃんだった。ただしご主人は「病気が病気だから転移が心配」とおっしゃっていた。

※ハリーちゃんはラテが好きな数少ないワンコでもあった
そんなことがあったから、これまた久しぶりにハリーのオカーサンからのメールを見た瞬間、なにがあったかを察したオトーサンだったのだ…。
ハリーちゃんは癌が転移し抗がん剤治療を開始したものの、その副作用で急変し亡くなったという…。そしてメールの最後には「またラテちゃんと会わせたかったです。」とあった。嗚呼!
ハリーちゃんとはラテが公園デビューした直後から知り合った。ビーグル犬特有の「うおーん」という泣き声はよく通り、小型犬だがどこにいても目立った存在だった。そういえば、その泣き声は「森の鈴」「森のトランペッター」などといわれるほど独特な響きである。

※ラテが公園デビューした2007年の一コマ。当時は土日ともなるとこれだけ多くのワンコたちが集まった。赤い矢印のところにハリーちゃんもいる
ビーグル犬はイギリスのスポーツであるウサギ狩りに用いられていたというし、古代ギリシアでも同様だったらしい。そして他の犬種に比べて決して俊足ではないが、豊富な体力と素早さでラテをはじめ後を追うワンコたちを引き離していた。


※ハリーちゃんはいつも仲間たちの先頭や真ん中にいた
オトーサンは飼い主のOさんにお渡ししようとハリーちゃんの過去写真を2007年初頭から探し始めたが、ハリーちゃんは不思議に多くのワンコたちに好かれ、いつも中心的な存在だったことがわかる。
飼い主さんは去勢した雄のハリーちゃんを「魔性のおかま」と冗談を言って笑っていらしたが、いつも中型大型犬の真ん中にいることが多かったし、走っているときも必ずといってよいほど先頭を走っている。

※気難しいラテだが、ハリーちゃんとは一本のペットボトルから仲良く水を飲んでいた
多くの人たちとワンコたちに愛されたそのハリーちゃんが虹の橋を渡って星になった…。2007年からの幾多の出会いで撮り溜めた写真や動画からハリーちゃんが映っているものを選びだしていると懐かしく自然に涙が溢れた。
2007年といえば、いまから13年前であり、オトーサンたちが前年の暮れにラテを我が家に迎えた時期であり、ワンコたちはもとより飼い主さんたちも皆お若い。中には残念ながらすでにお亡くなりになった方も笑顔で写っている…。
そういえばオトーサンは、小型犬のハリーちゃんは友達ワンコの中でも一番長生きすると勝手に思っていたフシもあって嗚咽が止まらなかった。年齢もラテとほとんど同じなはずだった。

※公園から引き上げるハリーちゃん、アポロちゃん、そしてラテと飼い主さんたち
ふとオトーサンは飼い犬は我々飼い主にとって「幸せの青い鳥」でもあるのだという思いが膨らんだ。普段は気づかないものの「幸せの青い鳥」はごく身近にいるという意味で…。そして青春時代に全盛期を誇ったグループサウンズ、ザ・タイガースの「青い鳥」の曲を思い出して口ずさんでいたがそのうち、思いが膨らみ次第に勝手な替え歌になっていった…。
青い鳥を 見つけたよ♬
君の ことだけど
幸せ 運ぶ 小さなワンコ
だけど 君は あの空へ
星に なったんだ
ぼくらが こんなに 愛していても…♪
こんなにも涙が出るのはなぜか。それはハリーちゃん…君が沢山愛と思い出をくれたからだ…。
ハリー!ありがとう!
その日のラテはハリーちゃんの訃報を知ってか知らずか、心なしか目脂が多かった。そのラテも狂犬病予防注射を打ちに行ったとき、獣医から心臓が少し弱っているようだと言われた。
外見的には歩きが遅くなっただけに思えるし室内のボール遊びなどでは相変わらず元気に思えるが、そのラテも6月10日には満14歳を向かえる。毎日を大切にしたいものだ…。
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