ラテ飼育格闘日記(706)

ラテの左後ろ足が動かなくなってから散歩の仕方も様変わりせざるを得なくなった。無論長い距離の散歩は無理だが、意外なことにラテは歩く気満々なのだ。ただ季節は夏に向かい日中はかなり暑い日も出てきているのでコンクリートに腹ばいになり、動かなくなる時も多くなった。


四つ脚のひとつが自由にならないのだから、その足で体を支えることは出来ない。したがって最初はラテ自身戸惑ったようだが、ともかく基本3本の足で歩かざるを得ないから少しずつ要領を覚えていったように思う。

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※温かくなってきたからか、路面に腹ばいになることも目立つ


しかし歩けば体が大きく揺れ、足が悪い事は一目瞭然である。だから散歩中にすれ違う人たちの中には「あらあら可哀想に」とか「頑張ってるのね」と声をかけてくれる見知らぬ人もいる。
なんだかオトーサンが歩けないワンコを無理矢理歩かせているようにも聞こえるが、オトーサン自身はなるべく可哀想という考え方はしないようにと気持ちを切り換えた…。

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※介護用ハーネスも2個目を買ってみた。これは前足補助と後ろ足補助に分かれている製品だが、使い勝手は良くない


なぜなら歩こう、歩きたいというのはラテ自身の意志であり願望であり、オトーサンたちが思っているほどラテ自身は悲観して泣いているわけではないからだ。相変わらずポジティブにその時その時を懸命に生きようとしているように思えるし、飼い主が悲観したところで病が治るわけでもない。

だから歩みもメチャ遅いし階段などではハーネスを引いて補助する必要があるが、ラテが歩く気のある内は無理のないよう注視しながら足を使うよう工夫しようと思っている。
ワンコならずとも、足は使わないとすぐに萎えてくるというから激しい痛みがあれば別だが、例え補助輪程度でもよいから右後ろ足を使わせる機会を作ってみようと考えた。

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※嬉しいことに力は入らないものの、問題の右後ろ足を地に着けていることも多くなってきた


ともあれすべてが素人判断では危険なので動物病院に連れて行き診察を受けたが、老犬の宿命でもあると言われた上に体重を理想的にはあと2kgほど減らせると良いのだが…とも言われた。
しかし一時21kgを越えていた体重がやっと19.1kgまで落ちた現実を考えると医師のいう意味は分かるものの現実的には難しい。結局念のためと痛み止めの薬を処方して貰った…。

ワンコの生き甲斐は極論するなら飼い主との散歩を始めたとした共同生活と食事に尽きる。獣医の野村潤一郎氏は自著の中で「犬の考えていることは、90%が飼い主と一緒に行く散歩のこと。10%が食べ物のこと」だと書いている。そしてなによりも人間のように足が動かないということで悲観して…ということはまずないらしい。
ワンコは足がいま動かなくてもすぐにいつものように歩けるだろうと思っているに違いないし、生死感にしても己が死んでオトーサンたちと逢えなくなる…などとは夢にも思っていない。死ぬ寸前まで「また明日元気になって散歩に行こう」と思っているのだとこれまた野村潤一郎氏が書いている。

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※知り合いのオカーサンたちに出会えてご機嫌


したがって飼い主…オトーサンたちがいたずらに悲壮感一杯で接すると逆にラテを心配させ悲しませることになるようにも思う。ワンコは飼い主の感情の変化に敏感な生き物だからだ。
とはいえ現実は歳を取り、体が動かなくなったり、時に粗相をしたりと正直面倒なことが増えるが、叱ってはいけないことは無論のこと、オトーサンたちが悲しい顔をしないようにと心がけたいものだ。

そして獣医には怒られるが、決して満足な量ではないはずの餌をさらに少なくしてまでの減量は果たしてラテにとって幸せなのか…とも考えてしまう。長生きさせたかったら減量を…という意味は分かるが、果たしてそれが良いこと…正解なのかと考えてしまうのだ。

そんなあれこれの数日を送っていたが、ある夜のことラテがボール遊びをせがみ魅惑の表情を見せた…。足が痛いのであれば遊ぶ気にもなれないはずと思ったオトーサンは確認の意味も含め、無理をしない程度に遊んであげることにした。

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※室内でボール遊びの要求!


100%元気なときと比べればパワーが落ちるが足をカバーしながらも時に床に置いて踏ん張っている瞬間が多々あった。もしこうしたことがリハビリの真似事になるならオトーサンも嬉しい!

その翌日だったか、急に女房が声を上げた…。ラテの方に目をやると動かないはずの右後ろ足でぎこちないものの顔を掻いているではないか!

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※なんと…問題の右後ろ足で顔を掻いていた!


歩くよりは楽なのかも知れないし治ったわけではないはずだが、ここ二三日はずっとぶらぶら状態だったから多少はコントロールできるようになったのかも知れない。
なんとかこれ以上支障がでないことを祈るばかりである。




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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。
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