ラテ飼育格闘日記(723)
残暑が厳しかった9月も終わり10月に入った。10月というと7年前になるが同じ多摩市内ではあるものの、現在のマンションに引っ越ししたときのことを思い出す。2013年の10月は実に忙しいひと月だった…。
引越を決めたのはその前月だが9月の20日過ぎから10月末まで実に慌ただしい時期となった。引越のための荷造りはもとよりだが、それまで7年ほど済んでいた借家の契約解除手続きから引っ越し先の管理不動産に何度も足を運び、引越業者に見積をとる…。

※さすがにラテも随分と落ち着いたワンコになった
同時に電気水道ガスの住所変更手続きやインターネット関連の変更手続きなど引越の定番となる作業を粛々とこなしていた矢先、親戚の不幸があり急遽葬儀に出なければならなくなったりもした。
そもそもが秋という季節はなにか新しい行動を起こしたくなる季節なのだろうか…。それまで経験がなかったワンコを飼うという決断をしたのも2006年の秋だったし里親会なる場所に初めて出向いたのも同年11月のことだった。

※力はあまり入らないが右後ろ足を地面に着けて歩いている…
引越の日が近づくにつれダンボールの山が高くなっていったが、ラテはその隙間を遊び場と間違えたと思うほど走り回ったりした。
ひとつオトーサンたちが心配したことは、7歳になっていたラテが新しい環境に馴染んでくれるかどうかだった。聞いた話しでは引っ越し先で食事を取らなくなったり、睡眠不足になるワンコもいるという…。
ということでオトーサンたちはまだ荷物ひとつもない新居にラテを連れていくことにした。少しでも早く慣れて欲しいと思ったからだ。
興味を引くようにと愛用のボールもバッグに忍ばせ、徒歩だと30分程度かかる引っ越し先に散歩を兼ねて連れて行った。ラテが真新しい室内に入ったらどんな態度になるのか、期待と不安を胸に抱きながら(笑)。

※ラテのボディに顔を埋めるAちゃん
どの部屋にもダンボール箱ひとつもない真っ新の部屋の玄関に立ったラテは一瞬たじろいだろうに見えたが、オトーサンがボールを投げるとラテはためらいなく走り出した。
その後はオトーサンたちが心配したのが嘘のようにラテは嬉しそうに部屋中を駆けずり回ったり、女房が自分の部屋にする予定の一室に入るとその後を追ったラテは、開けた窓に両前脚をかけて立ち上がり女房の隣で外を覗き込んだりもした。

※窓の外を覗き込むラテ
要は我々の心配は奇遇に終わった。ラテがどのように感じたのかは無論分からないが、嫌がることはまったくなかったのだ。
その数日後、実際の引越に際してラテがいては作業の邪魔になるし怪我でもさせたら大変だからと前日の夕刻に初めてペットホテルで一泊させたことも忘れられない記憶の1シーンとなった。
何故なら、引越が終わった翌日の夕刻にラテを引き取りに行ったが、係りの女性がいうには昨晩とその日の朝の食事および水飲みは一切取らず、短い散歩をしたにも関わらず排泄は一度もしてくれなかった…と言うのだ。
初めてオトーサンたちと離れたラテはもしかしたら捨てられたのかも知れないと思ったのだろうか、係りの女性を心配させるほどかたくなに縮こまっていたという。

※散歩は休憩時間が多くなった ^^;
その話を聞いたオトーサンは涙ぐんだがそのときに連れ出されて来たラテがオトーサンを認めて奇妙な歓喜の声を聞いたとき思わずしゃくり上げてしまった。それは呻きとも喜びとも、また責める意味もあったのかもしれない「ギエ〜ッ」といった一声を上げて飛びついてきたが、いまでも耳の底にその声がこびりついている。
それから早くも7年になる訳だが14歳になったラテはその頃の体力はないしやはり歳なのか、かなり落ち着いたし、オトーサンに対してもベタベタすることはほとんどなくなった。
正直少々物足りないが、老犬は幼犬のときの可愛らしさとはまた違う愛しさが増している昨今なのである。
引越を決めたのはその前月だが9月の20日過ぎから10月末まで実に慌ただしい時期となった。引越のための荷造りはもとよりだが、それまで7年ほど済んでいた借家の契約解除手続きから引っ越し先の管理不動産に何度も足を運び、引越業者に見積をとる…。

※さすがにラテも随分と落ち着いたワンコになった
同時に電気水道ガスの住所変更手続きやインターネット関連の変更手続きなど引越の定番となる作業を粛々とこなしていた矢先、親戚の不幸があり急遽葬儀に出なければならなくなったりもした。
そもそもが秋という季節はなにか新しい行動を起こしたくなる季節なのだろうか…。それまで経験がなかったワンコを飼うという決断をしたのも2006年の秋だったし里親会なる場所に初めて出向いたのも同年11月のことだった。

※力はあまり入らないが右後ろ足を地面に着けて歩いている…
引越の日が近づくにつれダンボールの山が高くなっていったが、ラテはその隙間を遊び場と間違えたと思うほど走り回ったりした。
ひとつオトーサンたちが心配したことは、7歳になっていたラテが新しい環境に馴染んでくれるかどうかだった。聞いた話しでは引っ越し先で食事を取らなくなったり、睡眠不足になるワンコもいるという…。
ということでオトーサンたちはまだ荷物ひとつもない新居にラテを連れていくことにした。少しでも早く慣れて欲しいと思ったからだ。
興味を引くようにと愛用のボールもバッグに忍ばせ、徒歩だと30分程度かかる引っ越し先に散歩を兼ねて連れて行った。ラテが真新しい室内に入ったらどんな態度になるのか、期待と不安を胸に抱きながら(笑)。

※ラテのボディに顔を埋めるAちゃん
どの部屋にもダンボール箱ひとつもない真っ新の部屋の玄関に立ったラテは一瞬たじろいだろうに見えたが、オトーサンがボールを投げるとラテはためらいなく走り出した。
その後はオトーサンたちが心配したのが嘘のようにラテは嬉しそうに部屋中を駆けずり回ったり、女房が自分の部屋にする予定の一室に入るとその後を追ったラテは、開けた窓に両前脚をかけて立ち上がり女房の隣で外を覗き込んだりもした。

※窓の外を覗き込むラテ
要は我々の心配は奇遇に終わった。ラテがどのように感じたのかは無論分からないが、嫌がることはまったくなかったのだ。
その数日後、実際の引越に際してラテがいては作業の邪魔になるし怪我でもさせたら大変だからと前日の夕刻に初めてペットホテルで一泊させたことも忘れられない記憶の1シーンとなった。
何故なら、引越が終わった翌日の夕刻にラテを引き取りに行ったが、係りの女性がいうには昨晩とその日の朝の食事および水飲みは一切取らず、短い散歩をしたにも関わらず排泄は一度もしてくれなかった…と言うのだ。
初めてオトーサンたちと離れたラテはもしかしたら捨てられたのかも知れないと思ったのだろうか、係りの女性を心配させるほどかたくなに縮こまっていたという。

※散歩は休憩時間が多くなった ^^;
その話を聞いたオトーサンは涙ぐんだがそのときに連れ出されて来たラテがオトーサンを認めて奇妙な歓喜の声を聞いたとき思わずしゃくり上げてしまった。それは呻きとも喜びとも、また責める意味もあったのかもしれない「ギエ〜ッ」といった一声を上げて飛びついてきたが、いまでも耳の底にその声がこびりついている。
それから早くも7年になる訳だが14歳になったラテはその頃の体力はないしやはり歳なのか、かなり落ち着いたし、オトーサンに対してもベタベタすることはほとんどなくなった。
正直少々物足りないが、老犬は幼犬のときの可愛らしさとはまた違う愛しさが増している昨今なのである。
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