ラテ飼育格闘日記(733)
今年も12月10日がやってきた…。12月10日、そう…2006年12月10日の昼過ぎにラテは初めてオトーサンたちの家に連れて来られたのだった。その日からラテは我が家の家族となったわけで、オトーサンたちにとって大切な記念日なのである。
茨城から車で連れてこられたラテは車酔いをしたらしい。しかしまだ引っ越し直後でダンボールがいくつか積まれていたリビングへ解き放たれると作り笑顔なのか、愛想の良い仕草を見せたが生後6ヶ月の幼犬だったのだ。
斡旋してくださったボランティアの方から最低限必要なものといわれていた首輪やリード、そしてドッグフードなどは用意していたが、ワンコを我が家に向かい入れるなど初めての体験だった。

※2006年12月10日、我が家にラテが初めて連れて来られた日に撮影。6ヶ月の幼犬だったが表情は些か緊張気味か…
オトーサンといえばそれまで「犬の飼い方」「やさしいトレーニングの仕方」などなどといったハウツー本を6,7冊買い込んで読んでいたが、下準備はそれだけだったから文字通りのぶっつけ本番だった。
ボランティアご夫婦が帰られた後、正直オトーサンたちはラテが落ち着いた態度でいてくれるか、夜泣きなどしないかが心配だったが、いま思えばラテの方がよほど心配だったに違いない。

※この時期、朝の散歩に出る時間はまだ薄暗い
例え一ヶ月前に里親会でオトーサンたちと会ったことを覚えていたとしても、今日から未知の場所に放り出されたわけだから…。しかし幸いなことに初日の夜、ラテは電気マッサージチェアにうずくまって朝まで静かに寝てくれたのだ。きっとラテも慣れない車の旅に疲れたのだろう。
手元にその当日の夕刻撮った数枚の写真があるが、いましげしげと見るとオトーサンを見上げるその表情はどこか不安そうな厳しい表情にも思える。ともあれオトーサンたちはこの体重9kgの幼犬と暮らすことになったが、そのオトーサンたちもラテを飼うために引っ越ししてきたわけで土地感がまったくなかったから、どの辺が散歩に適しているかが分からずGoogleマップを頼りに近辺の様子を知るという頼りなさだった。事実ラテと散歩中にいまいる場所が分からなくなり、通りがかったご婦人に聞いたこともあった(笑)。

※右後ろ足は治ってはいないが、きちんと地に足を付けて歩いてる
土地感も無く、ワンコを飼う経験も無いオトーサンの格闘が始まったのだった。
この毎週土曜日にラテ様子をブログにアップすることを己に課したときタイトルに「格闘」と名付けたのは洒落や冗談ではなかったのだ。最初の数ヶ月は一日3度の散歩を欠かさなかったが、数日でオトーサンの腕と足に支障が生じた。それだけラテの引きが強くて大変だったし、拾い食いと甘噛みにも苦労した。
ともかく、「お手」は後回しでも「待て」と「お座り」そして「伏せ」をラテが好物のおやつを使って教え込む毎日が続いた。特に苦労したのが散歩から戻り、四つ脚や体を綺麗にする際、ラテが大人しくあれこれさせてくれるようにと努力した。
前記したワンコのトレーニング本に書いてあった、ワンコが触られると嫌がる箇所をオトーサンは少しずつだが意図的に触るように心がけたものだ。

※大好きなAちゃんが抱きついてくれました!
耳掃除には耳を触らなくてはならないし、お尻を綺麗にする際には尻尾が邪魔だから持ち上げなければならない。お腹を拭いたり股を拭いたりする度に唸ったり噛みついたりされてはオトーサンが困るからだ。
また公園などで子供たちが尻尾を引っ張ったり、耳を触る度に威嚇したり唸ったりしないようにとオトーサンは意図的にそうした苦手と言われる箇所にタッチした…。

※散歩からも戻り、身体全体を綺麗にしているところ。こうするとまるでカワウソだ(笑)
それだけでなく自宅で伏せているラテの上に体重をかけないように覆い被さったりお尻を軽く叩いたりもした。為に女房からは「セクハラおやじ」と笑われたが、もともとラテは子供たちにはフレンドリーだったにしてもだからこそ耳を少し引っ張られたり、背中に跨がられたりした程度では怒らないワンコになったのだと自負している(笑)。
そんな格闘続きの毎日がほんの昨日のようにも思えるが、ラテとの付き合いは15年目に入った…。女房は幼犬時代のラテの写真を見て「今のラテの方が可愛い」という…。
オトーサンも…そう思っている!
茨城から車で連れてこられたラテは車酔いをしたらしい。しかしまだ引っ越し直後でダンボールがいくつか積まれていたリビングへ解き放たれると作り笑顔なのか、愛想の良い仕草を見せたが生後6ヶ月の幼犬だったのだ。
斡旋してくださったボランティアの方から最低限必要なものといわれていた首輪やリード、そしてドッグフードなどは用意していたが、ワンコを我が家に向かい入れるなど初めての体験だった。

※2006年12月10日、我が家にラテが初めて連れて来られた日に撮影。6ヶ月の幼犬だったが表情は些か緊張気味か…
オトーサンといえばそれまで「犬の飼い方」「やさしいトレーニングの仕方」などなどといったハウツー本を6,7冊買い込んで読んでいたが、下準備はそれだけだったから文字通りのぶっつけ本番だった。
ボランティアご夫婦が帰られた後、正直オトーサンたちはラテが落ち着いた態度でいてくれるか、夜泣きなどしないかが心配だったが、いま思えばラテの方がよほど心配だったに違いない。

※この時期、朝の散歩に出る時間はまだ薄暗い
例え一ヶ月前に里親会でオトーサンたちと会ったことを覚えていたとしても、今日から未知の場所に放り出されたわけだから…。しかし幸いなことに初日の夜、ラテは電気マッサージチェアにうずくまって朝まで静かに寝てくれたのだ。きっとラテも慣れない車の旅に疲れたのだろう。
手元にその当日の夕刻撮った数枚の写真があるが、いましげしげと見るとオトーサンを見上げるその表情はどこか不安そうな厳しい表情にも思える。ともあれオトーサンたちはこの体重9kgの幼犬と暮らすことになったが、そのオトーサンたちもラテを飼うために引っ越ししてきたわけで土地感がまったくなかったから、どの辺が散歩に適しているかが分からずGoogleマップを頼りに近辺の様子を知るという頼りなさだった。事実ラテと散歩中にいまいる場所が分からなくなり、通りがかったご婦人に聞いたこともあった(笑)。

※右後ろ足は治ってはいないが、きちんと地に足を付けて歩いてる
土地感も無く、ワンコを飼う経験も無いオトーサンの格闘が始まったのだった。
この毎週土曜日にラテ様子をブログにアップすることを己に課したときタイトルに「格闘」と名付けたのは洒落や冗談ではなかったのだ。最初の数ヶ月は一日3度の散歩を欠かさなかったが、数日でオトーサンの腕と足に支障が生じた。それだけラテの引きが強くて大変だったし、拾い食いと甘噛みにも苦労した。
ともかく、「お手」は後回しでも「待て」と「お座り」そして「伏せ」をラテが好物のおやつを使って教え込む毎日が続いた。特に苦労したのが散歩から戻り、四つ脚や体を綺麗にする際、ラテが大人しくあれこれさせてくれるようにと努力した。
前記したワンコのトレーニング本に書いてあった、ワンコが触られると嫌がる箇所をオトーサンは少しずつだが意図的に触るように心がけたものだ。

※大好きなAちゃんが抱きついてくれました!
耳掃除には耳を触らなくてはならないし、お尻を綺麗にする際には尻尾が邪魔だから持ち上げなければならない。お腹を拭いたり股を拭いたりする度に唸ったり噛みついたりされてはオトーサンが困るからだ。
また公園などで子供たちが尻尾を引っ張ったり、耳を触る度に威嚇したり唸ったりしないようにとオトーサンは意図的にそうした苦手と言われる箇所にタッチした…。

※散歩からも戻り、身体全体を綺麗にしているところ。こうするとまるでカワウソだ(笑)
それだけでなく自宅で伏せているラテの上に体重をかけないように覆い被さったりお尻を軽く叩いたりもした。為に女房からは「セクハラおやじ」と笑われたが、もともとラテは子供たちにはフレンドリーだったにしてもだからこそ耳を少し引っ張られたり、背中に跨がられたりした程度では怒らないワンコになったのだと自負している(笑)。
そんな格闘続きの毎日がほんの昨日のようにも思えるが、ラテとの付き合いは15年目に入った…。女房は幼犬時代のラテの写真を見て「今のラテの方が可愛い」という…。
オトーサンも…そう思っている!
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