スティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhoneがアートフレームに!

過日Twitterで @goando 氏のツィートに目が釘付けになった…。それは数種のiPhone旧機種をバラシ、各部品を美しく配置し一枚のアートフレームに仕上げた製品購入の話しだった。早速当該ウェブサイト(GridStudio)を覗いてみたら珍しく物欲が刺激され思わずその「アートフレームGRID 4S」を買ってしまった(笑)。


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※「アートフレームGRID 4S」【クリックで拡大】


今更だが…2007年1月9日のこと、初代iPhoneがAppleのCEO スティーブ・ジョブズにより「電話を再発明する」として発表されたときには世界が沸き立ったものだが相変わらず酷評も目立った。しかし今やその存在は世界的に揺るぎないものとなっておりすでに我々の生活を一変させライフラインの一端をも担っている。

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※包装も他に類を見ない素晴らしいものだった


その iPhoneも年を追うごとに新製品が登場し現在に至っているが、これまで使ってきた旧機種も多くは下取りに出したりしたものの、いくつかはいまでも手元に残している。
そうした iPhoneの中でもとりわけ印象深い製品が存在するが、名機とされる機種のひとつにiPhone 4sがある…。

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※筆者所有のiPhone 4sだが完動品


iPhone4sはRetinaディスプレイの搭載、自社開発AppleA5プロセッサの搭載、800万画素カメラ、SiriやiCloudなども搭載された。そして日本ではそれまでキャリアはソフトバンクのみだったがこのiPhone 4sからau版も登場した。
そういえば iPhone 4sの "s" は一般的にはsiriを意味するとも言われているが、私は是非ともSteve Jobsの "s" だと思いたい。なぜならiPhone 4sが発表されたまさにその翌日の2011年10月5日にアップル創業者のスティーブ・ジョブズが死去しており、iPhone 4sはスティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhoneといえるからだ。まさしくジョブズの遺作といえるプロダクトであろう。

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※iPhone 4sは2011年10月4日、iPhone 4sがフィル・シラーにより発表されたが、このときスティーブ・ジョブズは死の床にあった。発表時、スティーブ・ジョブズの席ということでティム・クックの横が空席だったのが印象深い


2011年10月4日、iPhone 4sがフィル・シラーにより発表されたとき、新しくCEOになったティム・クックが座す右隣の席が “Reserved” と表記の上で空席になっていたことは忘れがたい。それは間違いなく死の床にあったスティーブ・ジョブズのための席だったに違いないからだ。
それらを意識したからか、このアートフレームの左下側にはスティーブ・ジョブズのサイン(無論コピー)が配され、2005年スタンフォード大学の卒業式でジョブズが講演した「点と点を繋げる」の一節が記されている。
“You can't connect the dots looking forward; you can only connect them lookng backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”

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※アートフレーム左下側にはスティーブ・ジョブズのサインが配され、2005年スタンフォード大学の卒業式でジョブズが講演した「点と点を繋げる」の一節が記されている。


さて、そもそもiPhoneは…というよりApple製品はクローズなプロダクトがほとんとでユーザーが筐体を開けてバッテリー交換するようには設計されていない。無論開けたところで素人に何かが分かるはずもないが、雑誌(例えば枻出版社刊「iPhone 10周年完全図鑑」)などでiPhoneの内部構造を見れば「魂は細部に宿る」の通り、文字通り細部に至るまで綺麗に…というか美しく各部品が配置されていることに驚く。

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※枻出版社刊「iPhone 10周年完全図鑑」には数種のiPhoneの解体写真が載っている


「アートフレームGRID 4S」はその事実を…その美しさをあらためて見るものに気づかせ訴える…。そもそも工業製品を分解した姿を「美しい」と思わせるものなどこれまでほとんど無かったことにも気づかされる。

これからもiPhoneは進歩進化を続けていくに違いないが、個人的にスティーブ・ジョブズ亡き後のプロダクトには実用機としてはともかくあまり興味が湧かないのだ。
だからこそ、スティーブ・ジョブズが完成品を見たであろう最後のプロダクトしてのiPhone 4sは私にとって特別なプロダクトでもあり、その実機も処分せず手元に保存してきただけにこの「アートフレームGRID 4S」は是非共Appleの…いや、スティーブ・ジョブズのコンセプトを示すよき一例として常に眼前に掲げておきたい。なにしろフレームに収められた各パーツはまぎれもない本物なのだから…。

なおこの「アートフレームGRID 4S」が手元に届いたのが何と…2月24日、スティーブ・ジョブズの誕生日だったことも偶然とは言え嬉しい出来事だった。


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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。
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