ラテ飼育格闘日記(751)
このまま暖かさが続くのかと思えば寒さがぶり返したりと変わりやすい季節…。しかしどのような天気でも基本ラテとの散歩は休むわけにはいかない。それはオトーサンにとって使命でもあり体力的にはきついものの楽しみでもあることも事実。
ラテも一昔前のように気心が知れた友達ワンコと駆けずり回ることもなくなったからいささか寂しいのではないかと思う。こればかりは相性もあるしすれ違うワンコたちと無理矢理近づけることもできないから仕方がない。その分、天気の良い日には近くの公園などで子供たちやその親御さんたちと行き会うのがよい刺激になっているに違いない。

※ラテと歩いていると様々な方から声をかけていただく
このことはなにもラテだけのことではなくオトーサンにも言えることだ。
仕事をしていた時代は毎日通勤電車に乗り、社員たちはもとより取引先とのやりとりも多く、当時は多々厄介なことだと思ってはいたものの、それがリタイヤして自宅に籠もってみると情報量の少なさ、刺激の少なさに初めて気づくものだ。
なんだか日々バカバカしいと考えていた電車内の吊り広告ひとつをとってみてもある意味でよき刺激剤になっていたのだと思い知らされる。

※季節は春爛漫
だから…ラテならずとも、散歩中で行き会う人たちと一言の挨拶を交わすことは勿論、公園などでお馴染みのオカーサン方と一時お喋りできることは大げさでなく無上の喜びなのである。
さて、ラテを可愛がってくださるお馴染みの方々はともあれ行き交う見知らぬ人たちの多くは当然のことながら無視同然ですれ違うだけだしオトーサンから声をかけることもない。しかしラテと一緒だと一人歩きとは大きく違い結構話しかけられることが多いものだ。
単純に「おはようございます」とか「こんばんは」だけですれ違う人たちも多いが「ワンちゃん可愛いね」とか「老犬ですか」などなどと話しかけられることも多い。
先日もラテが疲れたはずもないと思うが歩道の片隅に座り込んでいたとき、前方から歩いて来た面識のないオジサンに「疲れたのかな…」と声をかけられた。
オトーサンは「まだ10分も歩いていませんが老犬なので…」と返事をしたが、オジサンは続いて「この犬は川上犬かい?」と聞かれた。

※機嫌のよいときはアイコンタクトも多い
幼犬時代には「甲斐犬かい?」と問われたことがあったが、川上犬かと聞かれたのは始めてである。オトーサンは「雑種なのでどうなんでしょうかね」と曖昧な返事しかできなかった。なにしろ川上犬という犬種?など聞いたことがなかったからだ。
ラテを飼い始めたとき、初めて動物病院へ連れて行った際に医者から「シェルティとシェパード、そしてセッターなどが混じっているようですね」と言われたことがある。
ラテは無論文字通りの雑種であるからして今更犬種のルーツを調べることなどできようもない。したがって時に「何犬ですか」と問われたときには「純粋な雑種です」と答えるようにしている(笑)。
早速帰宅してその川上犬(かわかみいぬ)というのをネットで調べてみたら本当に実在する犬種だった。川上犬は長野県南佐久郡川上村に伝わり、保護育成されている日本犬の一種であり信州川上犬とも、川上狼犬と呼ばれたことがありニホンオオカミの血が流れているという伝承があるそうだ。

※ラテ7歳のときの写真を見ると確かに川上犬の特長を多く備えている
そもそも川上犬は、長野県南佐久郡川上村を原産とする和犬で、「山梨・埼玉・群馬・長野にまたがる秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)が、猟師によって飼い慣らされたもの」との言い伝えも残るそうで、古くは猟犬としての勇敢さを保つために、雌犬を山中に留めてニホンオオカミと交配させたという伝承もあるという…。
川上犬の特長だが、和犬の一種で、立ち耳、巻尾。目は黒または茶色であり毛色は黒、茶、赤、白。そして川上村では猟犬として飼われていたそうで性格は活発で好奇心旺盛。また、番犬に向いているという。そして川上犬の純系種は、1983年に長野県の天然記念物指定を受けているそうだ。さらに三角形の小さな目と鼻梁の線に対してほぼ直角に立つ小さくて厚い耳。また広い額と太い尾を有し体形は信州柴犬よりやや大きめで、たてがみを所有する犬もいるという。
文字面の説明はともあれ、ネットに載っていたいくつかの川上犬の写真を見てオトーサンは驚いた。ラテの幼犬時代…二歳くらいまでの姿ととても似ていたのである。
その川上犬の写真を比較のため載せたいところだが、多くが著作物であるからして遠慮しておく。是非ご興味のある方は “川上犬” で検索してみていただきたい。
勿論ラテが川上犬そのものであるはずもなく、片耳は垂れているし和犬というよりシェルティ系の洋犬にも見える。

※これまた7歳の写真だが、鬣のような首周りの毛が特長。ただし近年は美容室で部分カットしてもらっているので首周りはさっぱりしているが…
しかし、その太い巻き尾、毛色やしっかりした四つ脚、寒さに強いこと、たてがみに近いほど首周りの毛が長かったこと(現在は美容室で部分カットしている)、そして確かにラテは好奇心旺盛だし番犬向きのワンコであり、最近はともかく警戒心が強い。また飼い主に忠実であることは勿論としてもベタベタするワンコではない。
こうした点を考えると確かに川上犬に “似ている” し “近い” ように思える。それは確かだが、だからと言ってラテがその血を僅かでも引いている確証もまたないものの、オトーサンの知識がひとつ増えたことだけは間違いない(笑)。
ラテも一昔前のように気心が知れた友達ワンコと駆けずり回ることもなくなったからいささか寂しいのではないかと思う。こればかりは相性もあるしすれ違うワンコたちと無理矢理近づけることもできないから仕方がない。その分、天気の良い日には近くの公園などで子供たちやその親御さんたちと行き会うのがよい刺激になっているに違いない。

※ラテと歩いていると様々な方から声をかけていただく
このことはなにもラテだけのことではなくオトーサンにも言えることだ。
仕事をしていた時代は毎日通勤電車に乗り、社員たちはもとより取引先とのやりとりも多く、当時は多々厄介なことだと思ってはいたものの、それがリタイヤして自宅に籠もってみると情報量の少なさ、刺激の少なさに初めて気づくものだ。
なんだか日々バカバカしいと考えていた電車内の吊り広告ひとつをとってみてもある意味でよき刺激剤になっていたのだと思い知らされる。

※季節は春爛漫
だから…ラテならずとも、散歩中で行き会う人たちと一言の挨拶を交わすことは勿論、公園などでお馴染みのオカーサン方と一時お喋りできることは大げさでなく無上の喜びなのである。
さて、ラテを可愛がってくださるお馴染みの方々はともあれ行き交う見知らぬ人たちの多くは当然のことながら無視同然ですれ違うだけだしオトーサンから声をかけることもない。しかしラテと一緒だと一人歩きとは大きく違い結構話しかけられることが多いものだ。
単純に「おはようございます」とか「こんばんは」だけですれ違う人たちも多いが「ワンちゃん可愛いね」とか「老犬ですか」などなどと話しかけられることも多い。
先日もラテが疲れたはずもないと思うが歩道の片隅に座り込んでいたとき、前方から歩いて来た面識のないオジサンに「疲れたのかな…」と声をかけられた。
オトーサンは「まだ10分も歩いていませんが老犬なので…」と返事をしたが、オジサンは続いて「この犬は川上犬かい?」と聞かれた。

※機嫌のよいときはアイコンタクトも多い
幼犬時代には「甲斐犬かい?」と問われたことがあったが、川上犬かと聞かれたのは始めてである。オトーサンは「雑種なのでどうなんでしょうかね」と曖昧な返事しかできなかった。なにしろ川上犬という犬種?など聞いたことがなかったからだ。
ラテを飼い始めたとき、初めて動物病院へ連れて行った際に医者から「シェルティとシェパード、そしてセッターなどが混じっているようですね」と言われたことがある。
ラテは無論文字通りの雑種であるからして今更犬種のルーツを調べることなどできようもない。したがって時に「何犬ですか」と問われたときには「純粋な雑種です」と答えるようにしている(笑)。
早速帰宅してその川上犬(かわかみいぬ)というのをネットで調べてみたら本当に実在する犬種だった。川上犬は長野県南佐久郡川上村に伝わり、保護育成されている日本犬の一種であり信州川上犬とも、川上狼犬と呼ばれたことがありニホンオオカミの血が流れているという伝承があるそうだ。

※ラテ7歳のときの写真を見ると確かに川上犬の特長を多く備えている
そもそも川上犬は、長野県南佐久郡川上村を原産とする和犬で、「山梨・埼玉・群馬・長野にまたがる秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)が、猟師によって飼い慣らされたもの」との言い伝えも残るそうで、古くは猟犬としての勇敢さを保つために、雌犬を山中に留めてニホンオオカミと交配させたという伝承もあるという…。
川上犬の特長だが、和犬の一種で、立ち耳、巻尾。目は黒または茶色であり毛色は黒、茶、赤、白。そして川上村では猟犬として飼われていたそうで性格は活発で好奇心旺盛。また、番犬に向いているという。そして川上犬の純系種は、1983年に長野県の天然記念物指定を受けているそうだ。さらに三角形の小さな目と鼻梁の線に対してほぼ直角に立つ小さくて厚い耳。また広い額と太い尾を有し体形は信州柴犬よりやや大きめで、たてがみを所有する犬もいるという。
文字面の説明はともあれ、ネットに載っていたいくつかの川上犬の写真を見てオトーサンは驚いた。ラテの幼犬時代…二歳くらいまでの姿ととても似ていたのである。
その川上犬の写真を比較のため載せたいところだが、多くが著作物であるからして遠慮しておく。是非ご興味のある方は “川上犬” で検索してみていただきたい。
勿論ラテが川上犬そのものであるはずもなく、片耳は垂れているし和犬というよりシェルティ系の洋犬にも見える。

※これまた7歳の写真だが、鬣のような首周りの毛が特長。ただし近年は美容室で部分カットしてもらっているので首周りはさっぱりしているが…
しかし、その太い巻き尾、毛色やしっかりした四つ脚、寒さに強いこと、たてがみに近いほど首周りの毛が長かったこと(現在は美容室で部分カットしている)、そして確かにラテは好奇心旺盛だし番犬向きのワンコであり、最近はともかく警戒心が強い。また飼い主に忠実であることは勿論としてもベタベタするワンコではない。
こうした点を考えると確かに川上犬に “似ている” し “近い” ように思える。それは確かだが、だからと言ってラテがその血を僅かでも引いている確証もまたないものの、オトーサンの知識がひとつ増えたことだけは間違いない(笑)。
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