ラテ飼育格闘日記(773)

やっとやっと激暑が遠ざかり、雨さえ降らなければ散歩にも適した季節になってきた。とにかくオトーサンが日々注視していることは我々夫婦の健康はもとより、老犬ラテの健康をいかに維持するかにある。食事の量しかり内容しかりだが、体重は理想体重になったものの加齢のための難は少しずつ出始めているようだ。


ご近所のワンコたちにしても「あれっ、そういえば最近見てないなあ」と思っていたら亡くなっていた…というケースも目立つ。そして機会があり年齢を聞くと小型犬なのに10歳とか11歳で亡くなったという話しをお聞きした。
またこれまたご近所の柴犬だが11歳で耳が遠くなったという…。病気ならともかく早すぎないかとも思うが個体差が激しいわけで一概に他のワンコと比較できる問題ではないようだ。

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※睨んでます…


ラテはといえば、足の具合を危惧していたものの、今のところは足取りは相変わらずゆっくりだが足を引きずったりしていないので一安心しているが、聴力が些か劣ってきたのではないかと心配している。
もともと飼い主にでさえ愛想のよいワンコではないので「ラテ!」と呼びかけたところで飛んでくる玉ではない(笑)。とはいえ呼んでも耳を動かしもしないし反応がないことが目立つようになった。ちなみに例えばオトーサンが手を叩いたりすると何ごとかとこちらを向くことはある…。

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※十分も歩かないうちに一休み


したがって完全に聴力を失っている訳ではないが、人間同様ある声や音の高さの範囲が聞き取りづらくなってきたのではなかと思う。そうしたことが気になったのは呼びかけに反応しないことが多いということだけでなく特定の音にアクティブに反応していたのにそうしたことが無くなったことにも気がついたからだ。

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※掃除機の音を怖がるワンコもいるそうだが、ラテは幼犬のときから全然平気…


まあ、子犬の時代はともかく成犬になってからにしても自宅の中で大暴れするワンコではなかったが、やはりオトーサンとしては大いに悩まされたし苦労も重ねた。
甘噛みが酷く、オトーサンの両手は傷だらけだったし木製の家具は囓られ、フローリングの床にまで歯を立てた。
また外に出れば引きが強いだけでなく、目に付くは何でも口に入れようとするので目を離すことができなかった。煙草の吸い殻やガラスの破片を口にしたときにはオトーサンも決死の覚悟でラテのマズルを開き、口の中から異物を取り出したりもした。

そして若い時の特権か、よく歩いたことは勿論だが走ったこと…走ったこと。そして感情表現が大げさなほど豊かだった。好きな飼い主さんに近づきたくてその飼い犬に嫉妬し威嚇したり、好きな方には抱きついて口元を舐めにいく…。
オトーサンが困り果てるほどアクティブで表情豊かなワンコだったが近年はその昔が懐かしくなるほど大人しくなった。

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※なにか、楽しそうです…


初対面の大人には警戒心からか必ず威嚇したり吠えたりしたものだが、最近は初対面の方にも愛想をつかったりもするようになったし他のワンコに対してもあまり吠えなくなった。
それは単に成長し大人になったからだ…とも言えようが、それに加えてそうした元気、気力が弱まったのではないかとオトーサンは考えている。
さらに例えば大好きな方に出会ったとしても以前のように過激とも思える表現もほとんどしなくなった。そうした変化は単に加齢によるものというだけでなく、どうやら聴覚が不自由になったために刺激を受けることが激変したのかも知れない。

例えばラテが嫌いな音がいくつかある。近隣にプロパンガスのボンベ交換のためにトラックからボンベを運ぶとき、地面に落とす「カーン」といった高い金属音が響くと尻尾が下がり、時には怖いのか…吠えたモノだが最近は聞こえないからか、あるいは害が無いと学習したからか寝ていても頭を上げることさえしない。

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※跳ね返るボールを追ってマズルで上手にキャッチ!


ただし視力はかんぜんでとは言えないだろうが日常に難はないようで、ボール遊びでも壁に跳ね返ったボールを口でキャッチすることもできるのでいわゆる動体視力はまだまだ大丈夫のようだ。しかし眼球をよく見ると僅かに濁っているようにも思えるから、やはり歳相応に白内障が始まっているのかも知れない。




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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員