ラテ飼育格闘日記(775)
外歩きに最適な季節になったが、まだまだ時折最高気温が30℃を越えたり台風の接近が心配だったりする複雑な天候だ。それでも雨さえ降らなければ一時の酷暑を考えるまでも無く散歩には上々の毎日を送っているが、問題はオトーサンとラテの体力だ…。
ラテがオトーサン同様に自分の体力の衰えを身にしみて感じているのかどうかは分からないが三四年前と比べるとやはりその行動には大きな違いがある。
一番はこれまでにも多々記してきたが歩く速度が大幅に落ちたことだ。したがって走り回ることもなくなったが、可笑しな事に気になるワンコを眼前にすると俄然その足が早くなり追いかけようとする。オトーサンにしてみれば「なんだ、そのスピードで歩けるなら普段もそうして欲しい」と思うが、体力は続かないようだ。

※よい表情してます!
二つ目は感情表現が随分と穏やかになったことだ。例えば好きな方を前にすると若い頃には走り寄るだけでなくその膝に前脚をかけたりし見るからに嬉しさを体全体で表し、その方の顔を舐めたり抱きついたりしたものだが昨今は至極穏やかな喜びの表現になったようで、オトーサンとしても少々物足りない(笑)。

※なにしてるの?と覗いてる…。機嫌の良い表情です
三つ目は前記したことと関係するのかも知れないが、臆病で注意深いことは変わりは無いものの初対面の大人に対しても無闇に吠えるということをしなくなった。
それは散歩中に声をかけてくる人たちに対しては勿論、例えば玄関に宅配便の人やデリバリーサービスの人が来たとき、以前なら飛びかからんばかりに吠え続けた。したがって「ピンポーン」と鳴ればまずラテを手近の部屋に閉じ込めるか、リードを付けて…ということをやらなければならなかった。
だから「ラテちゃんは良い番犬だよね」とも言われてきたが、それが最近では外でも室内でもほとんど人に対して吠えることがなくなった。
先日など玄関にデリバリーサービスが品物を届けに来てくれた際、女房がドアを開けて受け取っているその後ろでラテは大人しくその様子を見ていたので驚いた。オトーサンは万一のことがあると拙いからと急いで手近にあったリードを付けてみたがラテは吠え掛かることはなかった。

※ものの10分程歩くと一休みだ…
こうした変化の原因は何なのだろうか…。よく考えれば15歳まで生きてきたラテなりの知恵で、オトーサンたちと一緒にいる人たちは害をなさないと学習したからだろうか。あるいは吠えたり警戒する体力がなくなってきたからだろうか。
そもそもラテはなかなかに用心深い。例えば食べ物を差し出すと臭いを嗅いでから口にするが、まあほとんどのワンコはそうかも知れない。昔、広い公園で知り合ったクロちゃんという黒柴ちゃんはもっと用心深く、差し出したオヤツを一端口に咥えるもののそれを地面に落とし、ゆっくりと確認してから食べるワンコだった。

※室内でボール遊びを要求するときの顔。この時は吠え続けるので実に五月蠅い
ラテはそれほどでもないが、口移しで食べ物をあげると面白い事が起きる。女房はアイスクリームを食べるとき口に入れたほんの少しをラテに口移しであげるのが幼犬時代からの習慣みたいになっている。しかしアイスクリームを口移しの瞬間、ラテは上手に受け取ることは少ない。床に落としてしまうことが多いのだ。
それは飼い主として信頼しているはずの女房が相手でも、唇から飛び出ていないものは何か分からないからと考えるのか、上手に受け取らない。ただし続けて…のときは安心しているのか落とさず上手に口移しを受けるのだから面白い。
ただしそれが例えばチョコレート部分を食べたポッキーの柄のように口移しの際にも唇から飛び出ている場合はラテも安心してそれを咥える。

※「それ、頂戴な…」とお手をする
アイスクリームの場合でも嗅覚で分かりそうだと思うが慎重というか、なにか嫌いなものを食べさせられるのかも…と思うのか。とはいってもアイスクリームの口移しは急がないと溶けてしまうので、口先に保持しておくのは難しい訳で結果最初は必ずといって良いほど床に落としてしまうことになる。
まあまあ、そんな用心深く怖がりのラテだから初対面の大人は至極脅威に映っていたのかも知れない。だが、掃除機の音やドライヤーの音を嫌うことは最初からなかったし雷の音にパニックになることもないワンコなのだ。
それがここのところいたって吠えなくなったわけで、どこか具合が悪いのかとオトーサンは些か心配した。しかし確かに体力的には間違いなく15歳の老犬ではあるからしてその体調には常に注視しなければならないと思っているが、お陰様でここのところ大きなトラブルもなく毎日を過ごせているのは本当に嬉しい。
ラテがオトーサン同様に自分の体力の衰えを身にしみて感じているのかどうかは分からないが三四年前と比べるとやはりその行動には大きな違いがある。
一番はこれまでにも多々記してきたが歩く速度が大幅に落ちたことだ。したがって走り回ることもなくなったが、可笑しな事に気になるワンコを眼前にすると俄然その足が早くなり追いかけようとする。オトーサンにしてみれば「なんだ、そのスピードで歩けるなら普段もそうして欲しい」と思うが、体力は続かないようだ。

※よい表情してます!
二つ目は感情表現が随分と穏やかになったことだ。例えば好きな方を前にすると若い頃には走り寄るだけでなくその膝に前脚をかけたりし見るからに嬉しさを体全体で表し、その方の顔を舐めたり抱きついたりしたものだが昨今は至極穏やかな喜びの表現になったようで、オトーサンとしても少々物足りない(笑)。

※なにしてるの?と覗いてる…。機嫌の良い表情です
三つ目は前記したことと関係するのかも知れないが、臆病で注意深いことは変わりは無いものの初対面の大人に対しても無闇に吠えるということをしなくなった。
それは散歩中に声をかけてくる人たちに対しては勿論、例えば玄関に宅配便の人やデリバリーサービスの人が来たとき、以前なら飛びかからんばかりに吠え続けた。したがって「ピンポーン」と鳴ればまずラテを手近の部屋に閉じ込めるか、リードを付けて…ということをやらなければならなかった。
だから「ラテちゃんは良い番犬だよね」とも言われてきたが、それが最近では外でも室内でもほとんど人に対して吠えることがなくなった。
先日など玄関にデリバリーサービスが品物を届けに来てくれた際、女房がドアを開けて受け取っているその後ろでラテは大人しくその様子を見ていたので驚いた。オトーサンは万一のことがあると拙いからと急いで手近にあったリードを付けてみたがラテは吠え掛かることはなかった。

※ものの10分程歩くと一休みだ…
こうした変化の原因は何なのだろうか…。よく考えれば15歳まで生きてきたラテなりの知恵で、オトーサンたちと一緒にいる人たちは害をなさないと学習したからだろうか。あるいは吠えたり警戒する体力がなくなってきたからだろうか。
そもそもラテはなかなかに用心深い。例えば食べ物を差し出すと臭いを嗅いでから口にするが、まあほとんどのワンコはそうかも知れない。昔、広い公園で知り合ったクロちゃんという黒柴ちゃんはもっと用心深く、差し出したオヤツを一端口に咥えるもののそれを地面に落とし、ゆっくりと確認してから食べるワンコだった。

※室内でボール遊びを要求するときの顔。この時は吠え続けるので実に五月蠅い
ラテはそれほどでもないが、口移しで食べ物をあげると面白い事が起きる。女房はアイスクリームを食べるとき口に入れたほんの少しをラテに口移しであげるのが幼犬時代からの習慣みたいになっている。しかしアイスクリームを口移しの瞬間、ラテは上手に受け取ることは少ない。床に落としてしまうことが多いのだ。
それは飼い主として信頼しているはずの女房が相手でも、唇から飛び出ていないものは何か分からないからと考えるのか、上手に受け取らない。ただし続けて…のときは安心しているのか落とさず上手に口移しを受けるのだから面白い。
ただしそれが例えばチョコレート部分を食べたポッキーの柄のように口移しの際にも唇から飛び出ている場合はラテも安心してそれを咥える。

※「それ、頂戴な…」とお手をする
アイスクリームの場合でも嗅覚で分かりそうだと思うが慎重というか、なにか嫌いなものを食べさせられるのかも…と思うのか。とはいってもアイスクリームの口移しは急がないと溶けてしまうので、口先に保持しておくのは難しい訳で結果最初は必ずといって良いほど床に落としてしまうことになる。
まあまあ、そんな用心深く怖がりのラテだから初対面の大人は至極脅威に映っていたのかも知れない。だが、掃除機の音やドライヤーの音を嫌うことは最初からなかったし雷の音にパニックになることもないワンコなのだ。
それがここのところいたって吠えなくなったわけで、どこか具合が悪いのかとオトーサンは些か心配した。しかし確かに体力的には間違いなく15歳の老犬ではあるからしてその体調には常に注視しなければならないと思っているが、お陰様でここのところ大きなトラブルもなく毎日を過ごせているのは本当に嬉しい。
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