ラテ飼育格闘日記(782)

この一二週間、ラテの体力が著しく落ちてきたことを実感している。一応四つ脚で歩けることは歩けるが、リードを引き気味にしないと歩みを止めてしまう。また階段などの上がり降りも体を上に引くように補助しないと崩れ落ちそうだ…。


それだけではなく、あれだけ感情表現が豊かだったラテだが、ここのところ反応がいたって鈍い。大好きな方々に出会っても何とか笑顔は見せるが積極的に近づいて喜びを表現する…といったことがなくなってきた。やはり15歳5ヶ月であることを痛感せざるを得ないが、幸い今のところ食欲があるので様子を見るしかない…。

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※ここの所元気がない…


そんな折、先の日曜日(11月14日)だったが女房と共に夕方の散歩に連れ出した。歩かせるのに苦労しながら進んでいると前方から来た車がこちらに左折する…。我々が少し移動しようとすると運転席から男の方が顔を出した。
それは以前の住居時代に近隣の広い公園で共に駆けずり回ったボストンテリアのボビーちゃんの飼い主さんだった。オトーサンたちが引越し遠くなってしまったその公園方面に足を向けられなくなったこともあって、たまに車でこちらの公園まで様子を見に来られることが数度あった…。

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※8月5日に亡くなったボストンテリアのボビーちゃん(2007年2月撮影)


実は今年の二月に近隣の公園でお目にかかったとき、ボビーちゃんが癌の手術をしたことを知った。ボビーちゃんはラテとほぼ同年配のワンコだが、ラテはボビーちゃんよりその飼い主のご主人や娘さんが好きで、他のワンコを威嚇しつつもご主人の膝によじ登るほどだった。為にボビーちゃんとは遊ばなかったが、ワンコ飼い初心者だったオトーサン自身、ボビーちゃんのご主人や奥様に様々なことを教えていただいた…。

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※今年の二月にお会いしたときのボビーちゃん。手術をした後だった…


その二月以来お会いしていなかったこともあり、時々「どうされているか?」と気になってはいた。何しろ病気が病気だったからだが、今般飼い主さんにお目にかかりボビーちゃんは8月5日に亡くなったことを知った。

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※ボビーちゃんのオトーサンの脇の下から頭をねじ入れようとするラテ(笑)


飼い主さんは「楽しい思い出ばかりです」とおっしゃっていたが、現実問題としては色々と大変だったことは推察できる。事実広い公園で多々お会いしたことのある次女のお嬢さんはボビーちゃんの訃報を聞き、会社を早退けしてご実家に駆けつけたそうだし、その後一週間寝込んでしまったという。

それだけご家族に愛されたボビーちゃんは幸せなワンコだったに違いないが、寂しいことだ…。
そんなこともあって、最近のラテの様子が余計に気になってくる。寿命とあらばあがらうことはできないのだろうが、何とか一日でも長く元気でいて欲しいと願うばかりだ。

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※近所の公園でツーショット!


しかし当のオトーサンだって自慢ではないが立派な高齢者だからして、18Kgの体重のラテを介護するのもなかなかに大変ではある。事実リードを主に保持する左手や肩は痛むことがお多い。だから大変ではあるが、ラテはオトーサンたちが願って我が家に向かい入れ、家族となった最初で最後のワンコに違いないわけで、その老老介護もよき思い出のひとつになるよう努力したいと考えている。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員