ラテ飼育格闘日記(783)

前回の日記でラテの体力が著しく落ちてきたと記した。事実平坦な場所でも少しリードを引き気味でないと歩みが止まってしまうし、階段の上り下りはなかなかにシンドイ。ということで歩行補助具を持ち歩くことにして階段や歩くのが辛そうな場合は適宜活用することにした。


その歩行補助具だが、いたって構造は単純で、布の両端に取っ手があり、それをワンコの腹に回してバッグでも持つように保持するというものだ。ただし単純なだけに実際の扱いには結構工夫が必要となる。なぜならまず保持している手を離せば歩行補助具は腹から外れて地面に落ちてしまう。

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※日々ばらつきはあるが、ラテの体力はかなり衰えてきたようだし、また少し痩せたかな…


それに歩行補助具といってもこれだけでラテと散歩することはできず、いつものようにリードを必要とする。ということはリードと歩行補助具の双方で両手が塞がってしまうわけでこれはオトーサンとしては辛いし不便だ。
実際に使ってみると確かに階段などでは安定度が確実に増すが、大げさながら落とし穴もある。それはこの歩行補助具で体を支えるといっても加減が実に難しい。

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※歩行補助具を着けたラテ


単に引っ張り上げてしまうのであれば簡単だが、これはあくまで歩行補助具でありラテの歩行をしやすく安全にという代物だ。しかし持ち上げ過ぎてしまえば逆に歩行に難をきたすことになる。やはり自重を四つ脚に感じてこその歩行意欲となるだろうから…。
ということは自ずと歩行補助具の利用は制限されることになる。何でもかんでも補助では散歩にならないし、かえってラテの筋力を弱めてしまうことになるだろう。

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※散歩途中で一休み


ともあれラテの歩行困難は事実なのだが、体力によるものなのか気力が無くなっているのか、あるいはその双方なのかがよく分からない。
なぜなら外出時の歩き方は一応四つ脚でなんとか歩いているが、例えば室内でボール遊びを要求したときなどは「散歩のヨタヨタは演技か?」と思うほど活発に動くからだ。無論昔のように長続きはしないものの、ボールを追いかけ、壁に跳ね返ったボールに飛びかかり、オトーサンの投げたボールを口でキャッチしようと後ろ足で飛び上がる…。

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※室内でのボール遊びには短い時間ながら活発に動くのだが…


オトーサンらは、それだけ動けるなら散歩の時ももう少しオトーサンと歩調を合わせてくれても良いではないか…と思うが、それとこれとは別らしい(笑)。
しかしこの違いはなんなんだろうか。散歩はしたくないというなら話しは早いし方法も考えたいが、外には出たいようなのだ。また女房が休みのとき一緒に散歩に出るとラテの歩みは心なしか軽くなるのも事実。

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※遊んで欲しいのか、機嫌の良い顔でオトーサンたちの前に出て来た


正直オトーサンの年齢になるとラテとの散歩もときに辛いときがあるものだ。しかし腰が痛くても、土砂降りでも排泄はさせたいと頑張っているが、ラテにはこうした思いは伝わっていないのかなあ…。
そういえば、ラテを保護していたボランティア団体から譲り受けるとき、年齢制限があった。そのときは「ワンコ一匹くらい世話するのに年齢制限かよ」とも思ったが、小型犬にしろ大型犬にしろ高齢者では思うように世話できないケースも出てくることが最近身をもって分かる歳になった。
まさしく老老介護のときを向かえたオトーサンとラテだが、その顔を見ると頑張らざるを得ない(笑)。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員