ラテ飼育格闘日記(794)
人間も歳を取ると長患いはともかくとしてもあちこちに支障がでるようになる。足腰が痛いとか心臓を始めとして内臓に疾患を生じたり、視力にしても白内障や緑内障もあり得るし、ご承知のように癌といった大病を患う可能性も多くなる…。
そうした意味でも15歳8ヶ月のラテは立派な?おばあちゃん犬であり、悪いところが出て来たとしても不思議ではない。いや、ある意味これまで大病を患わなかったたことがラッキーだったというべきか…。
人も昔は人生50年と言われた。食事や環境、医療が進んでいなかったせいで寿命が短かったわけだが、それが今や80歳を過ぎても元気な方も多い。

※ラテは幸い危篤状態は脱したが、新たな問題が…
ワンコにしても一昔前のワンコのほとんどは外飼いだったし、例えばフィラリアなどに十分な対処ができる薬が行き渡っていなかった。したがってワンコの寿命も6年とか7年で尽きることが多かったという。それが室内飼いとなり生きていく環境が格段と良くなったし、ドッグフードにしても健康面を考慮した製品が増えた。そしてフィラリアを始めとして、ワンコの医療面でも格段の進歩があったためにその寿命も大きく伸びたのだという。
しかし冒頭に記したように命には限りがあるし長く生きていれば問題が生じる可能性も増えてくる。ラテにしても今回の件で体力が弱っているからだろうが、新たな問題が生じた…。
発端はいまから丁度10年前の2月の事だ。散歩から戻り、いつものように体を綺麗にしているときに右の首筋に痼りができていることを知った。よくよく調べて見ると後ろ足の内側や腹にも大小はともかく出来ているではないか…。

※短い時間だが、天気のよい日の日中、カートでラテを馴染みの公園へ連れ出している
乳腺腫瘍のようだが早速インターネットなどで調べて見たが心配は増大するばかりだ。なぜなら乳腺腫瘍は、雌のワンコがかかりやすい病気であるとしても良性と悪性の比率は50%であり、さらに悪性のうち早期発見時点でも臓器などにがん細胞が転移しているものが半数あるという。
ただしラテは我が家に来た生後6ヶ月直前に避妊手術を受けている。ワンコの乳腺腫瘍は女性ホルモンとの関連性が極めて高く、発情前に避妊手術を受ければ悪性の乳腺腫瘍にかかる確率は格段に低くなるという。しかし確率は低くても悪性のものではないという保証があるわけではないし乳腺腫瘍の中には女性ホルモンとは無関係の悪性腫瘍もありうるので安心はできないわけだ。
オトーサンたちは早速動物病院にラテを連れて行き、組織検査を受けた。しかし幸いなことに悪性のものではなく良性なのでこの程度でラテに手術で痛い目を合わせるここともないとの医者の言でそのままにしておくことになった。医者曰く、後ろ足の内側にも小さな痼りができているし、これは体質なんだとのこと…。
それからあっというまに10年が過ぎたが、首の痼りはこの一二年で急に大きくなったが、飼い主の言い訳めくが根本治療となると全身麻酔が必要で、老犬には勧められないとも言われ、悪性でなければ鬱陶しいだろうが放置するのがよき選択肢だということになった。

※外に出ても長い間は無理だが自力で立ち、回りをぎこちないものの歩いた
それが昨年12月のクリスマスイブにラテが倒れ、酸素吸入や点滴の世話になりなんとか命を繋いだわけだが、二週間ほど前にぷよぷよだったその痼りがどういう訳かパンパンといった感じで固くなっていた。とはいえ今最優先することは痼りでなく命そのものだし、ここで全身麻酔して手術などすれば体力の無いいま命を奪うことになるだろう。ということで経過を見ているしかなかったが数日前におかしな事に気づいた。
すでに白くなっているマズルの鼻面が少し赤い。これは歯茎などからの出血か…とも思ったし女房いわくラテが寝ている場所に小さな血の跡があるという。そんなことを話していた翌日、その原因が分かった。それはパンパンに膨れあがった脂肪腫の痼りの一箇所から血が出ているのだった。

※右首が腫れているのがわかる。為にマズルの端(唇の)形が変形していた
鬱陶しいから引っ掻いたのだろうか。傷は一箇所のようだがかなりの出血だったので早速病院へ連れて行った。病院では手術は無理だがよい機会だから根本治療ではないものの腫瘍の中身を(主に血と体液と組織)吸い出してみようということになった。
最初は採血のような感じで太めの注射器で上手くいってたが、傷口が拡がったのか急に出血が拡がり診察台は血の海…。それでもさすがは医者だ…取りあえず吸い出したあれこれを片付けて血止めをしたがラテも痛いはずがよく頑張っていた。

※病院で悪い血を吸い出し包帯を巻いたラテ
問題は出てくる血などを吸収するパッドを自宅で取り替えるときだった。出血程度で気後れするとは自分でも思っていなかったオトーサンだが、処置の途中でラテが一振り首を振ると辺りに血が飛び散って…さすがに気落ちしてくる。
こんな調子がまだ数日続くことになるそうだが、オトーサンたちがめげるわけにはいかない。気持ちを切り換え、介護の日々を続けないとね。
そうした意味でも15歳8ヶ月のラテは立派な?おばあちゃん犬であり、悪いところが出て来たとしても不思議ではない。いや、ある意味これまで大病を患わなかったたことがラッキーだったというべきか…。
人も昔は人生50年と言われた。食事や環境、医療が進んでいなかったせいで寿命が短かったわけだが、それが今や80歳を過ぎても元気な方も多い。

※ラテは幸い危篤状態は脱したが、新たな問題が…
ワンコにしても一昔前のワンコのほとんどは外飼いだったし、例えばフィラリアなどに十分な対処ができる薬が行き渡っていなかった。したがってワンコの寿命も6年とか7年で尽きることが多かったという。それが室内飼いとなり生きていく環境が格段と良くなったし、ドッグフードにしても健康面を考慮した製品が増えた。そしてフィラリアを始めとして、ワンコの医療面でも格段の進歩があったためにその寿命も大きく伸びたのだという。
しかし冒頭に記したように命には限りがあるし長く生きていれば問題が生じる可能性も増えてくる。ラテにしても今回の件で体力が弱っているからだろうが、新たな問題が生じた…。
発端はいまから丁度10年前の2月の事だ。散歩から戻り、いつものように体を綺麗にしているときに右の首筋に痼りができていることを知った。よくよく調べて見ると後ろ足の内側や腹にも大小はともかく出来ているではないか…。

※短い時間だが、天気のよい日の日中、カートでラテを馴染みの公園へ連れ出している
乳腺腫瘍のようだが早速インターネットなどで調べて見たが心配は増大するばかりだ。なぜなら乳腺腫瘍は、雌のワンコがかかりやすい病気であるとしても良性と悪性の比率は50%であり、さらに悪性のうち早期発見時点でも臓器などにがん細胞が転移しているものが半数あるという。
ただしラテは我が家に来た生後6ヶ月直前に避妊手術を受けている。ワンコの乳腺腫瘍は女性ホルモンとの関連性が極めて高く、発情前に避妊手術を受ければ悪性の乳腺腫瘍にかかる確率は格段に低くなるという。しかし確率は低くても悪性のものではないという保証があるわけではないし乳腺腫瘍の中には女性ホルモンとは無関係の悪性腫瘍もありうるので安心はできないわけだ。
オトーサンたちは早速動物病院にラテを連れて行き、組織検査を受けた。しかし幸いなことに悪性のものではなく良性なのでこの程度でラテに手術で痛い目を合わせるここともないとの医者の言でそのままにしておくことになった。医者曰く、後ろ足の内側にも小さな痼りができているし、これは体質なんだとのこと…。
それからあっというまに10年が過ぎたが、首の痼りはこの一二年で急に大きくなったが、飼い主の言い訳めくが根本治療となると全身麻酔が必要で、老犬には勧められないとも言われ、悪性でなければ鬱陶しいだろうが放置するのがよき選択肢だということになった。

※外に出ても長い間は無理だが自力で立ち、回りをぎこちないものの歩いた
それが昨年12月のクリスマスイブにラテが倒れ、酸素吸入や点滴の世話になりなんとか命を繋いだわけだが、二週間ほど前にぷよぷよだったその痼りがどういう訳かパンパンといった感じで固くなっていた。とはいえ今最優先することは痼りでなく命そのものだし、ここで全身麻酔して手術などすれば体力の無いいま命を奪うことになるだろう。ということで経過を見ているしかなかったが数日前におかしな事に気づいた。
すでに白くなっているマズルの鼻面が少し赤い。これは歯茎などからの出血か…とも思ったし女房いわくラテが寝ている場所に小さな血の跡があるという。そんなことを話していた翌日、その原因が分かった。それはパンパンに膨れあがった脂肪腫の痼りの一箇所から血が出ているのだった。

※右首が腫れているのがわかる。為にマズルの端(唇の)形が変形していた
鬱陶しいから引っ掻いたのだろうか。傷は一箇所のようだがかなりの出血だったので早速病院へ連れて行った。病院では手術は無理だがよい機会だから根本治療ではないものの腫瘍の中身を(主に血と体液と組織)吸い出してみようということになった。
最初は採血のような感じで太めの注射器で上手くいってたが、傷口が拡がったのか急に出血が拡がり診察台は血の海…。それでもさすがは医者だ…取りあえず吸い出したあれこれを片付けて血止めをしたがラテも痛いはずがよく頑張っていた。

※病院で悪い血を吸い出し包帯を巻いたラテ
問題は出てくる血などを吸収するパッドを自宅で取り替えるときだった。出血程度で気後れするとは自分でも思っていなかったオトーサンだが、処置の途中でラテが一振り首を振ると辺りに血が飛び散って…さすがに気落ちしてくる。
こんな調子がまだ数日続くことになるそうだが、オトーサンたちがめげるわけにはいかない。気持ちを切り換え、介護の日々を続けないとね。
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