ラテ飼育格闘日記(803)
オトーサンの心の中ではいまだにラテ中心の生活が抜けていない。というのは起床した瞬間に「あっ…ラテは?」と思ったり、自分たちの朝食を作る前にラテのご飯を…と意識が向いたりしているからだ。まあ15年も続けてきたのだから体が覚えてしまっているからすぐには忘れられないのも当然だ。
しかし、ラテ用の朝夕の食事とそこに混ぜるアトピーの薬の準備も慣れたとは言え実際に止めてみるとなかなか大変で時間がかかっていたことを認識せざるを得ない。そして何よりも雨であろうと雪であろうと、寒かろうが猛暑であろうが最低朝夕の散歩に連れ出していたことがいかに大変なことだったかにいま思いを馳せている。

※真夏の散歩時には保冷剤を入れた服を着せるようにしていた(2021年7月)
さてこの「ラテ格闘日記」では何度もご紹介しているが、あらためて思い出してみてもオトーサンたちがラテを家族に向かえることは様々な意味で大きな覚悟と決心が必要だった。
「ワンコと暮らしたい」という思いは膨らむ一方だったが、それまでに経験したことはなかったから文字通り初めてのことだった。そしてよりよい環境でとも考え、埼玉からここ多摩市に引越をした。無論それはラテを飼うための引越だった。

※幼犬時代は嬉しいとすぐお腹を出していた(2008年2月)
ともあれラテと名付けた生後(推定)6ヶ月の雌のワンコは2006年12月10日に引っ越したばかりでまだあちらこちらにダンボール箱が積んである我が家に連れて来られた。そしてその当日から一日三回の散歩が始まった。
それまで経験がなかっただけに、インターネットで情報を集め、「犬の飼い方」とか「はじめてのトレーニング」といった主旨のマニュアル本を7冊ほど買い込み頭に入れようとオトーサンは大変だった。
どうやら理想は適切な時期にプロのドッグトレーナーに預け、人間との生活の基本とあるべきワンコの姿というものを教育してもらうことだとそうした本には書いてあった。またワンコの祖先はオオカミで集団で暮らす生き物であり上下関係、主従関係をはっきりさせておくべきとの注意はほとんどの本に書いてあった。
したがってマズルコントロールを繰り返し、オトーサンの命にはきちんと従うことを教えようとやってはみたが、ラテはマズルコントロールには抵抗しないが終わるとそんなことなど無かったかのように振る舞う(笑)。

※室内でのボール遊びも好きでした(2021年9月)
ともかく我々飼い主はともかく、散歩途中に子供を含む人間たちに例え本気では無いにせよ危害を与えたりしてはそれこそ大変な事になる。だからオトーサンの命には従うようにと散歩中のリードさばきや「止まれ」「よし」「待て」といったいわゆるコマンドを教え込みながらトレーニングはすべてオトーサンがやってみようと決心した。
しかしそもそもがひねくれ者?のオトーサンだから、ラテと接し始めてすぐ…そうした紋切り型の知識を押しつけるようなマニュアル本に疑問を持つようになった。
例えば「ワンコの祖先はオオカミだから…こうすべきだ」というようなことが繰り返し書いてある。これが正論なら我々の言動を論ずるとき「人間の祖先はサルだから…」と考えるに等しいではないか…。特別なオオカミ犬ならともかく、ワンコは決してオオカミではない。以前犬と狼を比較するテレビ番組があったが、ワンコはオオカミとは違い明らかに飼い主…人間を頼りにする生き物なのだ。

※お気に入りのボールを加えたままオトーサンと走る!(2009年2月)
これはトレーナーの方や動物病院の医師ら、いわゆるワンコの専門家と称する方々の話にもいえることだ。いや、勘違いしないでいただきたい…。オトーサンはなにもこうした方々に喧嘩を売ろうとしいるわけではない(笑)。しかしそうした一般的な見解や考察を目の前にいるラテに当てはめようとすると強い違和感を感じたのだ。
ただし考えてみればそれも無理も無い。専門家の言われるワンコとは500種以上もいる(いた)と言われているワンコたちの最大公約数の話しなのだ。
これまでほとんど書かなかったが、この「ラテ飼育格闘日記」にしても最初の頃は随分とオトーサンの言動にお叱りというか、注意のメールをいただいたものだ。
「犬に衣服を着せてはいけない」とか「その遊び方は犬が増長する」あるいは「冷たい水を飲ますのは止めて」などなどだった…。
無論それぞれのことは…オトーサンにとってそれなりの理由がある。理由というのも固い言い方だが例えばラテの飲み水は最初から冷蔵庫で冷やした水をおいていたし、散歩の途中ではときに自動販売機で冷えた水を買って飲ませたからか、暖まって温くなった水は好まなくなったのだ。そしてなによりも冷たい水でラテがお腹を壊すと言ったことはなかった。

※友達ワンコのボーチャンと力走するラテ(2009年2月)
事ほど然様に…目の前にいるラテはワンコであることは間違い無いものの、世界でただ一匹の… “Only one dog” なのであり本に載っているワンコでもなければ獣医のいう一般的なワンコでもないと思うようになった。
結果は…正直反省点もあるものの、ラテは総じてよい家犬として皆さんに愛されたオトーサン自慢の娘に育ったのである。
しかし、ラテ用の朝夕の食事とそこに混ぜるアトピーの薬の準備も慣れたとは言え実際に止めてみるとなかなか大変で時間がかかっていたことを認識せざるを得ない。そして何よりも雨であろうと雪であろうと、寒かろうが猛暑であろうが最低朝夕の散歩に連れ出していたことがいかに大変なことだったかにいま思いを馳せている。

※真夏の散歩時には保冷剤を入れた服を着せるようにしていた(2021年7月)
さてこの「ラテ格闘日記」では何度もご紹介しているが、あらためて思い出してみてもオトーサンたちがラテを家族に向かえることは様々な意味で大きな覚悟と決心が必要だった。
「ワンコと暮らしたい」という思いは膨らむ一方だったが、それまでに経験したことはなかったから文字通り初めてのことだった。そしてよりよい環境でとも考え、埼玉からここ多摩市に引越をした。無論それはラテを飼うための引越だった。

※幼犬時代は嬉しいとすぐお腹を出していた(2008年2月)
ともあれラテと名付けた生後(推定)6ヶ月の雌のワンコは2006年12月10日に引っ越したばかりでまだあちらこちらにダンボール箱が積んである我が家に連れて来られた。そしてその当日から一日三回の散歩が始まった。
それまで経験がなかっただけに、インターネットで情報を集め、「犬の飼い方」とか「はじめてのトレーニング」といった主旨のマニュアル本を7冊ほど買い込み頭に入れようとオトーサンは大変だった。
どうやら理想は適切な時期にプロのドッグトレーナーに預け、人間との生活の基本とあるべきワンコの姿というものを教育してもらうことだとそうした本には書いてあった。またワンコの祖先はオオカミで集団で暮らす生き物であり上下関係、主従関係をはっきりさせておくべきとの注意はほとんどの本に書いてあった。
したがってマズルコントロールを繰り返し、オトーサンの命にはきちんと従うことを教えようとやってはみたが、ラテはマズルコントロールには抵抗しないが終わるとそんなことなど無かったかのように振る舞う(笑)。

※室内でのボール遊びも好きでした(2021年9月)
ともかく我々飼い主はともかく、散歩途中に子供を含む人間たちに例え本気では無いにせよ危害を与えたりしてはそれこそ大変な事になる。だからオトーサンの命には従うようにと散歩中のリードさばきや「止まれ」「よし」「待て」といったいわゆるコマンドを教え込みながらトレーニングはすべてオトーサンがやってみようと決心した。
しかしそもそもがひねくれ者?のオトーサンだから、ラテと接し始めてすぐ…そうした紋切り型の知識を押しつけるようなマニュアル本に疑問を持つようになった。
例えば「ワンコの祖先はオオカミだから…こうすべきだ」というようなことが繰り返し書いてある。これが正論なら我々の言動を論ずるとき「人間の祖先はサルだから…」と考えるに等しいではないか…。特別なオオカミ犬ならともかく、ワンコは決してオオカミではない。以前犬と狼を比較するテレビ番組があったが、ワンコはオオカミとは違い明らかに飼い主…人間を頼りにする生き物なのだ。

※お気に入りのボールを加えたままオトーサンと走る!(2009年2月)
これはトレーナーの方や動物病院の医師ら、いわゆるワンコの専門家と称する方々の話にもいえることだ。いや、勘違いしないでいただきたい…。オトーサンはなにもこうした方々に喧嘩を売ろうとしいるわけではない(笑)。しかしそうした一般的な見解や考察を目の前にいるラテに当てはめようとすると強い違和感を感じたのだ。
ただし考えてみればそれも無理も無い。専門家の言われるワンコとは500種以上もいる(いた)と言われているワンコたちの最大公約数の話しなのだ。
これまでほとんど書かなかったが、この「ラテ飼育格闘日記」にしても最初の頃は随分とオトーサンの言動にお叱りというか、注意のメールをいただいたものだ。
「犬に衣服を着せてはいけない」とか「その遊び方は犬が増長する」あるいは「冷たい水を飲ますのは止めて」などなどだった…。
無論それぞれのことは…オトーサンにとってそれなりの理由がある。理由というのも固い言い方だが例えばラテの飲み水は最初から冷蔵庫で冷やした水をおいていたし、散歩の途中ではときに自動販売機で冷えた水を買って飲ませたからか、暖まって温くなった水は好まなくなったのだ。そしてなによりも冷たい水でラテがお腹を壊すと言ったことはなかった。

※友達ワンコのボーチャンと力走するラテ(2009年2月)
事ほど然様に…目の前にいるラテはワンコであることは間違い無いものの、世界でただ一匹の… “Only one dog” なのであり本に載っているワンコでもなければ獣医のいう一般的なワンコでもないと思うようになった。
結果は…正直反省点もあるものの、ラテは総じてよい家犬として皆さんに愛されたオトーサン自慢の娘に育ったのである。
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