ラテ飼育格闘日記(811)
なんとかオトーサンも退院後の経過もよく、社会復帰に向けて努力しているがまだまだ気力が伴わないようなので困惑している。それはそれとして先週の10日はラテの誕生日。どうしても我々夫婦の話題はラテ数々のエピソードになってしまう…。
そして…ワンコは相手の人間次第というか、相手を見て態度を変えるという話しになった。そもそもワンコの特性の一つとして我々人間のサポートを必要とする生き物だということは知られている。

以前TVの番組でワンコとその祖先と言われているオオカミとの比較をいくつかの実験で試みた番組があった。仕掛けとして檻の中に美味しそうな肉が置いてあり、マズルだったか前足だったか…いま少し伸ばすことが出来ればそれを捕獲できるという環境においてオオカミとワンコがどのような反応・対応するかの実験だった。
そうした中、オオカミは果敢に肉を取ろうと挑戦するがどうしても取れない。そのうち疲れて諦めてしまったがワンコは些か違っていた。
何とか肉を取りたい、採れる方法はとあれこれ挑戦工夫するのはオオカミと一緒だったがどうしても取れないと悟ったとき、側にいる人間に助けを求めたことだった。

「ねえ、あの肉欲しいんだけど…取ってくれませんか?」とでも言いたげに人間に近寄り鼻を鳴らして哀願するのがワンコだった。人を頼りにし、良い意味で依存するワンコはだからこそ我々の友となり家族となった…。
そんなワンコだから面白い事に…というか当然というか、人間によって態度を変える。好き嫌いもあるだろうがそれは別にしても飼われている家庭単位の話しとしてもオトーサンとオカーサンあるいは子供たちそれぞれに寄り添い方が違うのは面白い。
それは力関係だとか上下関係なんだとまことしやかな説もあるが、オトーサンの体験でもワンコが相手によってコロリと態度が違う例をいくつか知っている。
顕著な例としてラテが大好きな雄のイケメン・ワンコ、マキちゃんの話しをしようか…。マキちゃんとは初対面からラテはデレデレで大好きなワンコだった。
オトーサンたちがそのマキちゃんと出会う際にはほとんどそのご家族のオカーサンが公園に連れてこられた。したがって我々はそのときのマキちゃんの自然な振る舞いがマキちゃんの性格だと思い込んでいた。私らを目にすると本当に嬉しそうに飛びついてくるしフレンドリーで優しいワンコだ。

※イケメンなワンコのマキちゃん
ある日、そのマキちゃんがご主人にリードを引かれて前方からこちらに歩いてくるシーンに出くわした。それまでご主人とは面識がなかったがそのワンコは間違えようもないマキちゃんだったから、オトーサンは思わず「マキちゃん!」と声をかけた。しかし不思議なことにマキちゃんは前方を見据えたまま、オトーサンに一瞥もくれずにすれ違っていった…。
おかしな事もあるものだと思ったが、もしかすると何かに気を取られ、オトーサンのことに気づかなかったのかも知れないとも思った。
さらに数週間後のこと、同じような状況に出会ったが結果は同じだった。マキちゃんであれば喜んで飛んでくるはずなのに一瞥もくれずご主人の脇に位置したマキちゃんはそのまま歩き去って行く。
あまりに印象的な出来事だったので公園で出会うお馴染みの飼い主さんたちにそんな話しをしたところ、それは間違いなくマキちゃんであり、もうひとつのマキちゃんの顔なんだと言われた。

※ラテはマキちゃんが大好きだった!2007年7月撮影
その事を当のマキちゃんのオカーサンに聞いてみたが、ご主人が特に特訓したとか厳しい躾をしてきたという事実はないらしい。とはいえマキちゃんからすれば何らかの理由でオカーサンの時とオトーサンの時とでは対応を違えるようになったのだろう。面白い事実だが程度こそ違うが、ラテにしてもオトーサンがリードを引いているときとオトーサン不在で女房がリードを引いている時とでは様子というか態度が違うことを他の飼い主さんたちから聞かされたことがある。
やはりというか、どうやらオトーサンの時より女房の時の方がラテの行動は自由度が大きいようだ(笑)。この違いは日常の生活の場面でも感じられる。
例えば女房が仕事で留守の際、オトーサンの都合でラテの夕食を用意するのが1時間ほど遅れてしまうことがままあった。そんなときでもラテは何も要求せず静かにオトーサンが支度を始めるのを待っているが、同じ場面で女房がいる場合は態度が違う。

※夕陽を浴びながら女房と散歩
何故ならそうした場合は女房に近づき前足をかけたりして鳴き、ご飯の要求をするからだ。可笑しいのはそうした場合でも決して食事の支度をするオトーサンへの直接要求はしないのだ。
オトーサンだってそんなに怖い飼い主ではないと自負しているが、些か寂しい感じもするもののラテなりに状況の判断の結果なのだろう…。
ワンコって、凄い!
そして…ワンコは相手の人間次第というか、相手を見て態度を変えるという話しになった。そもそもワンコの特性の一つとして我々人間のサポートを必要とする生き物だということは知られている。

以前TVの番組でワンコとその祖先と言われているオオカミとの比較をいくつかの実験で試みた番組があった。仕掛けとして檻の中に美味しそうな肉が置いてあり、マズルだったか前足だったか…いま少し伸ばすことが出来ればそれを捕獲できるという環境においてオオカミとワンコがどのような反応・対応するかの実験だった。
そうした中、オオカミは果敢に肉を取ろうと挑戦するがどうしても取れない。そのうち疲れて諦めてしまったがワンコは些か違っていた。
何とか肉を取りたい、採れる方法はとあれこれ挑戦工夫するのはオオカミと一緒だったがどうしても取れないと悟ったとき、側にいる人間に助けを求めたことだった。

「ねえ、あの肉欲しいんだけど…取ってくれませんか?」とでも言いたげに人間に近寄り鼻を鳴らして哀願するのがワンコだった。人を頼りにし、良い意味で依存するワンコはだからこそ我々の友となり家族となった…。
そんなワンコだから面白い事に…というか当然というか、人間によって態度を変える。好き嫌いもあるだろうがそれは別にしても飼われている家庭単位の話しとしてもオトーサンとオカーサンあるいは子供たちそれぞれに寄り添い方が違うのは面白い。
それは力関係だとか上下関係なんだとまことしやかな説もあるが、オトーサンの体験でもワンコが相手によってコロリと態度が違う例をいくつか知っている。
顕著な例としてラテが大好きな雄のイケメン・ワンコ、マキちゃんの話しをしようか…。マキちゃんとは初対面からラテはデレデレで大好きなワンコだった。
オトーサンたちがそのマキちゃんと出会う際にはほとんどそのご家族のオカーサンが公園に連れてこられた。したがって我々はそのときのマキちゃんの自然な振る舞いがマキちゃんの性格だと思い込んでいた。私らを目にすると本当に嬉しそうに飛びついてくるしフレンドリーで優しいワンコだ。

※イケメンなワンコのマキちゃん
ある日、そのマキちゃんがご主人にリードを引かれて前方からこちらに歩いてくるシーンに出くわした。それまでご主人とは面識がなかったがそのワンコは間違えようもないマキちゃんだったから、オトーサンは思わず「マキちゃん!」と声をかけた。しかし不思議なことにマキちゃんは前方を見据えたまま、オトーサンに一瞥もくれずにすれ違っていった…。
おかしな事もあるものだと思ったが、もしかすると何かに気を取られ、オトーサンのことに気づかなかったのかも知れないとも思った。
さらに数週間後のこと、同じような状況に出会ったが結果は同じだった。マキちゃんであれば喜んで飛んでくるはずなのに一瞥もくれずご主人の脇に位置したマキちゃんはそのまま歩き去って行く。
あまりに印象的な出来事だったので公園で出会うお馴染みの飼い主さんたちにそんな話しをしたところ、それは間違いなくマキちゃんであり、もうひとつのマキちゃんの顔なんだと言われた。

※ラテはマキちゃんが大好きだった!2007年7月撮影
その事を当のマキちゃんのオカーサンに聞いてみたが、ご主人が特に特訓したとか厳しい躾をしてきたという事実はないらしい。とはいえマキちゃんからすれば何らかの理由でオカーサンの時とオトーサンの時とでは対応を違えるようになったのだろう。面白い事実だが程度こそ違うが、ラテにしてもオトーサンがリードを引いているときとオトーサン不在で女房がリードを引いている時とでは様子というか態度が違うことを他の飼い主さんたちから聞かされたことがある。
やはりというか、どうやらオトーサンの時より女房の時の方がラテの行動は自由度が大きいようだ(笑)。この違いは日常の生活の場面でも感じられる。
例えば女房が仕事で留守の際、オトーサンの都合でラテの夕食を用意するのが1時間ほど遅れてしまうことがままあった。そんなときでもラテは何も要求せず静かにオトーサンが支度を始めるのを待っているが、同じ場面で女房がいる場合は態度が違う。

※夕陽を浴びながら女房と散歩
何故ならそうした場合は女房に近づき前足をかけたりして鳴き、ご飯の要求をするからだ。可笑しいのはそうした場合でも決して食事の支度をするオトーサンへの直接要求はしないのだ。
オトーサンだってそんなに怖い飼い主ではないと自負しているが、些か寂しい感じもするもののラテなりに状況の判断の結果なのだろう…。
ワンコって、凄い!