XITの○□メガネフレームその後のお話し…

フランスのマルセイユで意欲的なアイウェアを作り続けるXIT eyewareの○□眼鏡フレーム(XIT C006 133)だが、やっとレンズが入り日常使用が出来るようになった。フレームを手に入れてから2週間ほど経ったが待望していただけに長く感じた…。


変わったもの好きの一人ではあるが、前回の記事に書いたようにこのメガネを掛けて人前に出るのは些か躊躇があったが、その壁は乗り越えた(笑)。
まあ、人前といっても日々のほとんどを室内で過ごしているのだからどうということはないのだが、それでも買い物や、時にZOOMは勿論リアルな打ち合わせやちょっとした会合にでかけることもあるので正直多少の勇気は必要だ…。

XITeyeware_B_01.jpg

※度付きレンズが入ったXIT eyewareの○□眼鏡フレーム(XIT C006 133)


それでもそんな躊躇いを上回る喜びを感じさせるアイテムなので大切に使っていこうと思っている。
ちなみにこれまで何度、眼鏡のレンズを新調するために眼鏡屋で視力検査をしたことだろうか。その度にこのレンズ作りのための視力検査は意外と難しい事を感じてきた。

それは何種かの計測器で文字通りの視力や乱視の度合いなどを測るわけだが、それ自体はそれこそ機械的に行っていけば結果はでるに違いないし、よほど担当者の技量が劣っていなければ間違いはないだろう。ただし左右それぞれ計測し、それにしたがってレンズを作れば見やすく使いやすい眼鏡ができるわけではない。

特に私のように左右の度数に大きな違いがある場合にはなおさらのことだ。
左右の度数そのままレンズにしたのでは両眼ではまともに見えず、眼が疲れて使い物にならない。したがって妥協というか落とし所まで微調整する必要があるわけだ。しかし眼鏡店側はなんというか分からないが、個人的な経験からして「これでよし」として作ってもらった眼鏡が見にくいということが多々あるのである。

また視力は午前中と夕方以降はかなり視力に違いがある人がいるという。どうやら私もその一人のようで夜盲症ではないが夕方以降になるとメガネを掛けていても見づらくなってくる。
そんなこともあり、眼鏡作りは午前中にすべきという話しを聞くが、この話しはどこか「靴は夕方に買え」という言葉を思い出す。
靴はともかく、眼鏡作りは疲れて視力が落ちている夕方に検査して測ると過矯正気味になりコンタクトでも眼鏡でもキツい結果となるからだそうだ。

さて肝心のXIT eyewareの○□眼鏡フレームだが、最初どのような使い方をするかを決めていなかったこともありレンズは後で考えようとフレームのみ購入した。
しかしいざレンズを入れようとここのところ眼鏡作りをお願いしている眼鏡市場に相談してみると「当店ではできません」と言われてしまった…。どうやら一般的な眼鏡のようにフレームの溝にレンズのエッジをはめ込む方式とは違うらしいのだ。
これは眼鏡を見た時から薄々は感じていたが気軽に考えていたのがかえって手間となってしまった。

さてどうするか…と駅まで歩いてきたときその角に小さな眼鏡店があることに気づいた。まあダメ元だからと相談してみたがこちらも定員さんの態度から推察するにこの種の眼鏡は初めて見たようで「価格はいかほどのフレームですか」と聞く。私が購入価格を言うと「保証できないので当店では無理です」と一蹴された。やはり正規な取扱店でないと駄目なようなのだ。
ということで思い立った午前中に国立にあるXIT eyeware正規取扱店の「STRUT/ストラット」さんへ伺ってきた。ここはフレームを買ったお店なので間違いは無い…。

XITeyeware_B_02.jpg

※国立にある「STRUT/ストラット」という眼鏡ショップ


店構えは町の眼鏡屋さんという風情で気負いなど感じられないお店だが、安心して入れる佇まいだ。
早速レンズをいれていただく為の検査をしていただく。
繰り返すがこれまで数十回、様々な眼鏡屋でこうした検査をしてきた経験から生意気な言い方だが出来る人か、そうでない人かは感覚的に分かってくる。

ともあれ検査は目立つような新しい機器がある分けでもなくオーソドックスな方法だったが結果を誘導していくというか、その話し方に好感が持てたしチェーン店との違いをひしひしと感じた。結果、総合的な判断は技術者(お店の人)の能力に依存することを改めて知った。
眼の良い方には分からないだろうが、物が…風景がきちんと見えることは素晴らしいことなのだ。勿論出来上がった○□眼鏡フレームは見やすくとてもクリアだった。


関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員