世界中の風景を見せてくれる魔法の窓「Atmoph Window 2 」ファーストインプレッション
この数年ずっと気になっていた製品「Atmoph(アトモフ) Window 2 」をやっと手に入れた。これはメチャ乱暴に言えば液晶モニターを窓に見立て、そこに世界中の魅力的な景色などを映し出すという製品である。そのサイズが638 x 372 x 57mmとちょっとした小窓サイズなのでリアル感満載なのだ。

※Atmoph Window 2はまさしくデジタルな窓だ!
■魔法の窓が欲しい
まったくの私事だが、愛犬の死以来情けないことだが日中寂しくてならない…。女房が仕事を休みのときはともかく、仕事に出かけてしまうと朝早くから夜まで一人である。
もともと本音はそんなに人付き合いの良い人間ではないし孤独も嫌いではない。またこの歳で雑踏の中に好んで混じり込む勇気も体力も無い。

※Atmoph Window 2のパッケージ
勿論、日中いつもいつもボケッとしているわけではなくやりたいこと、やらねばならない事もあるがつくづく思うに「人の気配」と「自然」を感じられない毎日だとメンタルな部分が病んでいくような気がする…。
「人の気配」を感じたいが為にときにZoomなどでオンライン会議に出席するしYouTubeなどで人の声を見聞きしたりもする。しかしリアルな相手とは違い当然だが受ける刺激が足りない。
また愛犬が死んだことで散歩に出ることもなくなったし年齢的なこともあり、季節季節の自然に触れ合う機会もとんとなくなった。


※iPhoneアプリによるAtmoph Window 2をコントロールする画面
いや、繰り返すが私は決して孤独が嫌いではないのだが仕事部屋にBGMならぬ、バックグラウンドに人の営む環境や気配を感じながら過ごせればいいなあ思ってきた。どういうことか…。
現実問題として私の仕事部屋は北東側に広い窓、南東側のベランダ側の窓があるが普段は閉めている。北東側を開けてもマンションの一郭が見えるだけだし、ベランダ側は隣接して建っている住宅の壁面が見えるだけだ。さらに隣接している4車線道路からは終始車やバイクの騒音が、そしてベランダ側脇には電車が通っているので自然を満喫する環境にはほど遠く騒音を遮断するためにも為に窓を閉めている。

※こうしたカテゴリー別に映像を選択可能だがかなり曖昧でもある
こうした環境で少しでも心地よく過ごしたいと好きな音楽を流し、時々自身でピアノやリュートの演奏を楽しむが、音と共に視覚的な楽しみ…それもTVやYouTubeなどを見るといったことではなく、作業や仕事の邪魔にならないそれでいてリアルなビジュアルを味わえる方法はないものかと…。
要は自分が望む風景が映る魔法の窓が欲しいということか…。
蒸し暑いときにはどこかの高原の川のせせらぎが、人恋しいときには街中や珈琲ショップにいるような感覚…錯覚を覚えさせてくれる魔法の鏡ならぬ窓があればいいなあと…。
実はそうした願望を叶えてくれるのが「Atmoph Window 2 」なのである。
■「Atmoph Window 2 」とは
「Atmoph Window 2 」は、インターネットにWi-Fi 接続し、世界中の風景を見ることができる窓の形をしたスマートディスプレイである。
壁に掛けたりデスクに置くだけで、美しい4Kで撮影された繊細な風景と臨場感あふれるサウンドで、一瞬にしてその場にいるかのような気分になれるという製品である。
しかし単なるスマートディスプレイでなく、例えば画面に窓を開けたような…まさしく窓から覗いているような窓枠まで表示するデコレーション機能もある。
そしてGoogleカレンダーや天気などの表示が可能なだけでなくデイリールーティーン機能を使えば、朝起きる時間に明るい光と共にONとなり、朝に必要な予定や天気が表示された後は、時間帯に合わせて風景表示に。家を出る時間になると鐘や鳥のアラーム音が鳴って知らせてくれる。さらに夜には画面を暗くして、就寝時はサウンドオンリーで深い眠りへ…といった具合の使い方も選ぶことができる。
「Atmoph Window 2 」の風景動画は独自に4K撮影した世界各国1,500種類以上の風景を楽しめるが、宇宙から京都の茶室まで多彩なライブラリが月額980円からのLimitlessプラン(サブスクリプション)に入ることで見放題となるばかりか、毎月新しい風景や機能追加もされるという。
さらにはライブストリーミング機能もあり、各地に設置されたwebカメラを通して世界中の「今」の風景を見ることができ、ライブならではの現地の季節感や時差をリアルタイムで感じることができる。

※映像にはいわゆる景色たけではなくこの喫茶店の店内といった映像もある
こうした説明を続けると「ユーザー側の動画をアップして利用できないか」という疑問が生まれるかも知れない…。この希望は現在β版ながら可能なので一段落ついたら私も試して見ようと思うが、前記した個人的な希望からすれば自分が撮った映像では意識してしまって本来の役に立たないような気もするが…。
そういえばこうした各種設定はiOSやAndroidアプリから可能とのことで、すでにApple Watch とペアリングしている際にはそのWatchで Atmoph Window 2 を操作する設定をするためのアイコンが右上に出るようになっているという。
■初期設定は今どきとしてはメチャ面倒
「Atmoph Window 2 」は最先端のプロダクトであり、実際大変魅力的な製品だが、いざ梱包を解き設定を…となるとこれがかなり面倒なのだ。
専用のリモコンも注文したものの届いたのは取り急ぎ本体だけだったのでiPhoneにこれまた専用アプリをインストールして設定を試みるが、例えばWi-Fiのパスワードひとつ入力するにもずらりと画面に並んだ文字を左右の移動ボタンで選択し、デリートや確定のボタンまでもがそこに移動しまずは選んでOKボタンを押さないとならない。

※文字入力はなかなかに厄介だ
まあ、タッチディスプレイはコスト的に無理にしてもいま少し容易にセットアップ可能なように是非一工夫していただきたいものだ。
■電子ピアノの背景位置に「Atmoph Window 2 」を設置してみた
さて、問題は仕事部屋は狭い部屋だからして「Atmoph Window 2 」を飾る理想的な場所は少ない。それでもふと思いついて電子ピアノを置いた背景に置いてみようかと思い立った。
ちょうど窓際にピアノが置かれているといったシチュエーションである。その小窓に映る日々多彩な風景を眺めながら、仕事をしたり無論ピアノを弾くのも楽しいではないかと考えたからだ。

※ノートルダム寺院が望める小窓の側にピアノを置いた…というシチュエーション…
この「Atmoph Window 2 」は1台だけでなく例えば2台とか3台を並べるとそれこそ広いワイドな窓となり、映像もそれらに合ったものが多々用意されているが私の環境では無理だ(笑)。
ともあれこの念願の魔法の窓をどう堪能するか、できるかをまず十分に考えてみたいと思う。
ということでまずは設置と動作を確認したわけだが、次回は実際の使用感をお届けしたいと考えている。

※Atmoph Window 2はまさしくデジタルな窓だ!
■魔法の窓が欲しい
まったくの私事だが、愛犬の死以来情けないことだが日中寂しくてならない…。女房が仕事を休みのときはともかく、仕事に出かけてしまうと朝早くから夜まで一人である。
もともと本音はそんなに人付き合いの良い人間ではないし孤独も嫌いではない。またこの歳で雑踏の中に好んで混じり込む勇気も体力も無い。

※Atmoph Window 2のパッケージ
勿論、日中いつもいつもボケッとしているわけではなくやりたいこと、やらねばならない事もあるがつくづく思うに「人の気配」と「自然」を感じられない毎日だとメンタルな部分が病んでいくような気がする…。
「人の気配」を感じたいが為にときにZoomなどでオンライン会議に出席するしYouTubeなどで人の声を見聞きしたりもする。しかしリアルな相手とは違い当然だが受ける刺激が足りない。
また愛犬が死んだことで散歩に出ることもなくなったし年齢的なこともあり、季節季節の自然に触れ合う機会もとんとなくなった。


※iPhoneアプリによるAtmoph Window 2をコントロールする画面
いや、繰り返すが私は決して孤独が嫌いではないのだが仕事部屋にBGMならぬ、バックグラウンドに人の営む環境や気配を感じながら過ごせればいいなあ思ってきた。どういうことか…。
現実問題として私の仕事部屋は北東側に広い窓、南東側のベランダ側の窓があるが普段は閉めている。北東側を開けてもマンションの一郭が見えるだけだし、ベランダ側は隣接して建っている住宅の壁面が見えるだけだ。さらに隣接している4車線道路からは終始車やバイクの騒音が、そしてベランダ側脇には電車が通っているので自然を満喫する環境にはほど遠く騒音を遮断するためにも為に窓を閉めている。

※こうしたカテゴリー別に映像を選択可能だがかなり曖昧でもある
こうした環境で少しでも心地よく過ごしたいと好きな音楽を流し、時々自身でピアノやリュートの演奏を楽しむが、音と共に視覚的な楽しみ…それもTVやYouTubeなどを見るといったことではなく、作業や仕事の邪魔にならないそれでいてリアルなビジュアルを味わえる方法はないものかと…。
要は自分が望む風景が映る魔法の窓が欲しいということか…。
蒸し暑いときにはどこかの高原の川のせせらぎが、人恋しいときには街中や珈琲ショップにいるような感覚…錯覚を覚えさせてくれる魔法の鏡ならぬ窓があればいいなあと…。
実はそうした願望を叶えてくれるのが「Atmoph Window 2 」なのである。
■「Atmoph Window 2 」とは
「Atmoph Window 2 」は、インターネットにWi-Fi 接続し、世界中の風景を見ることができる窓の形をしたスマートディスプレイである。
壁に掛けたりデスクに置くだけで、美しい4Kで撮影された繊細な風景と臨場感あふれるサウンドで、一瞬にしてその場にいるかのような気分になれるという製品である。
しかし単なるスマートディスプレイでなく、例えば画面に窓を開けたような…まさしく窓から覗いているような窓枠まで表示するデコレーション機能もある。
そしてGoogleカレンダーや天気などの表示が可能なだけでなくデイリールーティーン機能を使えば、朝起きる時間に明るい光と共にONとなり、朝に必要な予定や天気が表示された後は、時間帯に合わせて風景表示に。家を出る時間になると鐘や鳥のアラーム音が鳴って知らせてくれる。さらに夜には画面を暗くして、就寝時はサウンドオンリーで深い眠りへ…といった具合の使い方も選ぶことができる。
「Atmoph Window 2 」の風景動画は独自に4K撮影した世界各国1,500種類以上の風景を楽しめるが、宇宙から京都の茶室まで多彩なライブラリが月額980円からのLimitlessプラン(サブスクリプション)に入ることで見放題となるばかりか、毎月新しい風景や機能追加もされるという。
さらにはライブストリーミング機能もあり、各地に設置されたwebカメラを通して世界中の「今」の風景を見ることができ、ライブならではの現地の季節感や時差をリアルタイムで感じることができる。

※映像にはいわゆる景色たけではなくこの喫茶店の店内といった映像もある
こうした説明を続けると「ユーザー側の動画をアップして利用できないか」という疑問が生まれるかも知れない…。この希望は現在β版ながら可能なので一段落ついたら私も試して見ようと思うが、前記した個人的な希望からすれば自分が撮った映像では意識してしまって本来の役に立たないような気もするが…。
そういえばこうした各種設定はiOSやAndroidアプリから可能とのことで、すでにApple Watch とペアリングしている際にはそのWatchで Atmoph Window 2 を操作する設定をするためのアイコンが右上に出るようになっているという。
■初期設定は今どきとしてはメチャ面倒
「Atmoph Window 2 」は最先端のプロダクトであり、実際大変魅力的な製品だが、いざ梱包を解き設定を…となるとこれがかなり面倒なのだ。
専用のリモコンも注文したものの届いたのは取り急ぎ本体だけだったのでiPhoneにこれまた専用アプリをインストールして設定を試みるが、例えばWi-Fiのパスワードひとつ入力するにもずらりと画面に並んだ文字を左右の移動ボタンで選択し、デリートや確定のボタンまでもがそこに移動しまずは選んでOKボタンを押さないとならない。

※文字入力はなかなかに厄介だ
まあ、タッチディスプレイはコスト的に無理にしてもいま少し容易にセットアップ可能なように是非一工夫していただきたいものだ。
■電子ピアノの背景位置に「Atmoph Window 2 」を設置してみた
さて、問題は仕事部屋は狭い部屋だからして「Atmoph Window 2 」を飾る理想的な場所は少ない。それでもふと思いついて電子ピアノを置いた背景に置いてみようかと思い立った。
ちょうど窓際にピアノが置かれているといったシチュエーションである。その小窓に映る日々多彩な風景を眺めながら、仕事をしたり無論ピアノを弾くのも楽しいではないかと考えたからだ。

※ノートルダム寺院が望める小窓の側にピアノを置いた…というシチュエーション…
この「Atmoph Window 2 」は1台だけでなく例えば2台とか3台を並べるとそれこそ広いワイドな窓となり、映像もそれらに合ったものが多々用意されているが私の環境では無理だ(笑)。
ともあれこの念願の魔法の窓をどう堪能するか、できるかをまず十分に考えてみたいと思う。
ということでまずは設置と動作を確認したわけだが、次回は実際の使用感をお届けしたいと考えている。
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